2023年 新年のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。旧年中はいろいろとご支援いただき有難うございました。本年もよろしくご指導、ご鞭撻をお願いいたします。

 コロナの第8 波の中の皆様におかれましてはいかがなお正月だったでしょうか。

我が家は、昨年は時間差帰省の正月でしたが、今年は行動制限もなく有難いことに家族が同時に帰省し穏やかな正月を迎える事ができました。

 最近は昔と比べて正月の影が薄くなってきましたが、「一年の計は元旦にあり」といわれているように、大きな節目として新しい年の決意を考えることは大切ではないかと思います。

 皆様はどんな計画を立てられたでしょうか?高血圧の方は塩分を6-8g/ 日に制限しよう、毎日30 分は少し汗をかく程度の運動をしよう、糖尿病のかたはHbA1c を7%前後にするべく、カロリー制限と運動を頑張ろうなどと。目指せ元気な80代、90代。少し手前みそな話ですね。

 さて、私は循環器内科の一医師として45 年余り、当院に赴任して5年になります。いつも考えてきたことは「患者さんのための医療とは」、「チーム医療とは」ということです。今年は何ができるか?患者さんのための医療とは、患者さんが満足できるあるいは納得できる時間を少しでも長く持てるように、協力するということもその一つではないかと考えます。チーム医療も病院の各職種のみならず患者さん自身や地域の皆さんも一緒になって病気と闘うことでしょう。しかしながら、何年たってもまだまだ回答が見いだせないというのが正直なところです。永遠の課題だと実感しております。

 本年度も当院は地域に密着した「かかりつけ病院」を目指して参ります。気軽に受診できる病院。どの科に受診したらいい分からないときに、また少し詳しい検査をして欲しいと思ったときに気軽に受診できる病院でありたいと考えています。当院で診断治療ができるか、高度専門医療を必要か総合診療科と各科専門科が協力して適格に判断させていただきます。もちろん必要なければ当院で治療します。もし高度医療が必要であればすぐに倉敷中病院各科と連携します。一方高度な専門医療を受けても残念ながらすぐには通院治療ができない患者さんもおられます。そのような患者さんを当院で受け入れて自宅復帰へ最大限支援します。それでも通院が無理であれば訪問診療をさせて頂きます。そして訪問診療体制も今年度はさらに充実させてまいります。

 職員一同、「かかりつけ病院」として、皆様に満足していただけるように、なお一層努力したいと考えています。皆様の益々のご支援とご協力をお願いいたします。

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