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【MOTHER2批評&考察④】テーマの統括|誰かがあなたを愛している事を、どうか思い出して欲しい

前回の記事


MOTHER2という物語

 両親に愛された少年が大冒険を通してようやく自分は愛されていたんだと知り、その心を以て誰かを憎む気持ちを克服する。

要約するとそんなお話だったのかなと思います。
そしてそんな少年をロールプレイする事で、プレイヤーである私達も「自分も誰かに愛されているのかな」と感じ、あるいは「誰かに愛を伝えてみようか」と思える優しいゲームでした。

多くの人が感じている通り、社会に、身近に、もうどこにでもポーキーみたいな人はいます。確かにいます。
「もう少し言い方考えたら?」
「どれだけ迷惑かわからないのかな……」
「どうしてこんな事言うんだろう」
そう言いたくなる瞬間がたくさんあります。
でもあなたを愛する人も必ずいます。社会に、身近に、インターネット上に、確かにいます。なんならもしかしたらそれはこの記事を書いている私かもしれません。

だから邪な気持ちが横たわる時は思い出してください。
誰かがあなたを愛しているんだという気持ちで心を満たしてみてください。
あなたがそんな邪な気持ちに呑み込まれる事は絶対にありません。ネスがギーグを討ち倒せたように。

私がMOTHER2から受け取ったそんなメッセージを告げて批評を締めくくりたいと思います。

サンキュー!
ラブ!
ピース!✌



あとがき

 前回のゲーム批評、天空の花嫁を読んだ方は「またこういう着地の仕方かよ!!!」と思ったかもしれませんね。自分では思ってました。
批評はおしなべてその人の指向性というか価値観の部分が出てしまうのでこの部分は如何ともし難いですね。
ともあれ、ストーリーの構造はすごくシンプルだしプレイ時間もそんなに掛からないし、本作はよく言われるようにテキストがすごく親しみやすいので比較的手軽に行えた批評だったと感じます。

構想段階では
「ブンブーンの墓がフライングマンの家の横にあったという事は……」
「ネスと地球の力が1つになる(ネス=地球)って事は隕石って……」
「マジカントのネスのあくまって……」
「両親のお話掘り下げた過ぎ……」
みたいなものもあったのですが、上手に組み込めませんでした(毎回言ってるな)。
なんか調理に似てますよね。自分の技術で美味しく食べられる所(上手く書ける所)を調理してそれ以外は捨てちゃうみたいな。もっと技術を磨きたいですね。次は新しい味付けにもチャレンジしてみようかなあ……。

こっちの方が読みやすいかな?と思って今回から批評記事を大きなテーマ毎に分けてみる試みも行いました。
自分では読みやすさを感じたのですがいかがでしたか?ちなみに書く側はめちゃくちゃやりやすかったので今度からこの形式にしようと思います。
そして今回はもう1つ大きな試み!!!!
批評記事にイラストをつけてみました!この記事のサムネイルですね!

最高

フォロワーさんにお願いしたのですが、本当に本当に素敵なイラストを描いて頂きまして……………記事の内容も伝えてないしMOTHER2も未プレイなのにこの質感、すごくないですか?カタツムリとひまわりに関しては私の趣味です。
記事を9割書き終わった段階で依頼したのですが、完成品を送って頂いた時本当に泣きそうになりました。そのくらい私の中ではマッチして気に入っているイラストです。本っっっ当にありがとうございます。

一番最初の記事、感想と題した記事に「愛されているという事」がテーマかな~みたいな話をしましたが、その対となる(!?)『愛するということ』という本の感想&批評も執筆途中だったりします。実はこの記事は壮大なフラグだったんですね!(?)
数か月前に取り組んで途中で挫折したものなので、レベルアップした今ならどうか……わくわくです。

そろそろこの記事の本文よりあとがきの方が長くなってきたので終わらせないとですね。
MOTHER2をプレイした事がある方、これからプレイする方、あるいはプレイしない方でも、本作の読解か別の何かにでも役立つ記事になっていると嬉しいです。


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