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首相・佐藤桜の場合【大和撫子】

桜はN国の西に位置する田舎の生まれであった。

桜の住む田舎はいわゆる観光都市で、立地上K国から近いこともあり、K国人観光客が多く訪れていた。


桜の実家は有名な宿であったが、桜が子供の頃、父親がギャンブルによる借金で夜逃げし、母親がその借金を背負うことになった。


その時に支えとなったのが、K国からの観光客であった。


経済的に急成長していたK国から大量に観光客が押し寄せ、桜の故郷の田舎の観光地は潤っていった。


K国人観光客により、借金は完済。桜も学校に通いながら宿を手伝った。

経済的に疲弊していたN国人の観光客はほとんどおらず、観光客の9割はK国人であった為、桜はK国人観光客からK国の話や、K国語等を教わった。


K国人観光客はとてもマナーも良く、身なりも綺麗で、紳士的であった。

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