脱・強迫性皮膚つみとりの日々
痛々しくて気持ちの悪い癖の話、それに至るまでと長年にわたってやめられないこと。
普通にちょっと閲覧注意ですが、下記の画像添付から書き始めたいと思います。
私の場合は両手親指だけなのだけど、人によっては全ての指だったり、他にもありがちなのは唇の皮を血が出るまで剥いてしまうだとか、こういうのは自傷行為の一つであり、病名は「強迫性皮膚つみとり症」といって、精神不安定によって起こりがちなのだそうだ。
ちなみに、女性が多くを占めるらしい。
私がこの癖を発症し出したのは今から5年以上も前で、1年くらいはほとんど無自覚だった。
ストレスといえば、その頃は確かにあった。
あまり思い出したくもないので割愛するけれど、最初は、近く例えるならパワハラ上司のもと数字に追われる営業マンみたいな感じの頃があって、当時はその出来事に向き合う場所や行動に対する過度な緊張、不眠症もあった。
でも、できごと自体はきっかけであって、そこから逃げ出すに逃げ出せず、現実逃避で後々追い込まれ、そこからもまた逃げ、別の場所でさらに自分を痛めつけることで根本の問題の先送りをし続けたことが本当のストレスだったと思う。
今思えば、判断力が本当に鈍っていた。
私の場合は、親指の爪の根本を引っ掻いたり、むしったりするので、生えてくる爪が変形してぼこぼこになってしまう。
今はその頃のようなストレスにさらされてはいないののに、もはや癖になってしまってなかなかやめられない。
そういえば、発症当時にこの癖のことはまだ無自覚だった頃、藁をも縋る思いで精神科にかかってみたことがある。
待合室に私と同じくらいの女の人が一人いて、彼女も自分の指先の皮をむしっていた。
客観的にこの行為を見てみると、コントロールできない幼い未熟さというか、確かに不安定な感じのする印象を受けた。
ネイルをするようにしたら綺麗なまま保てるんじゃないかと思って、サロンに行った時にこの爪のことをスタッフさんに聞かれ、「癖なんですよね…笑」と軽く伝えた。向こうから「ストレスが強いとそういうこともあるみたいですよ」と返ってきたので、そうなんですかね〜と曖昧に返事をしたら、「まあでも、誰でもストレスはありますよね。私も〜・・・」とネイルしてもらうあいだ中自分の話をされて、なんだろうこの時間、なんで私のストレス原因を踏み台にされて自分語りされないといけないんだろう・・・と暗い気持ちになったことがある。笑
他にも、いろいろ試した。触りたくなったら、一度ぎゅっと手を握ってみるとか。すかさずネイルオイルを塗るだとか。
でも多分、そういう小手先の問題ではないのだと思う。
こんな癖ははやく治してしまいたいと常々思っていて、思っているそばから、むしろ触りながらだってそう思っている。
有効な解決策は全然見当たらない。爪が完全に生え変わるまではだいたい1年程度らしい。
1年我慢して、綺麗な爪に戻したい。今年の目標の一つ。
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