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2024/07/28 キンクに関する覚書

1
週末に大きなイベントがあったので、行ってみたが、地元の人たちは働いていて、観光客が集うイベントのようだった。基本的にはファッションとして、コスチュームを着るため、という感じ。ラテックスの人たちにとっては、かなり本気のイベントのようだったが。顔が見えないと、誰かわからないし。

私は、レザー関連商品を出品している人たちの中で、かなりシンプルだが実用的でスタイリッシュなものを売っている年上であろうシス男性であろう人に、その旨を確認して、しばらく話をしていた。そうしたら、一人のお兄さんを紹介された。

2
私は一眼で、トランスだなと思ったが、なぜなら、私には一目で女か男かをみてわかる他に、スティルスしているトランスを一瞥で理解することができるから。これについては、非常に興味深いが、長年コミュニティにいる人たちが持つ、ある種の特殊な能力である。

(スティルスしているゲイ、つまりバレバレでは全くないゲイをゲイが見分けられるかは、確認をしたいところだ。)

身の上話をした。完全に「パスして」と彼はpassという単語を使った。コミュニティとは全く関係なく生きていても、男として育った訳ではないから、いまだに男とは何なんだろうと思い、良いのかどうかもよく分からない、と言っていて、そういう話は、日本では聞いたことがなかった思った。

彼は私に、プロテイン飲んでワークアウトしろと勧めた。自分も最初の何年かはしなかったけれど、すると効くんだと。何に効くかは言っていなかったが、スティルスだろうな。

何となく、話すタイミングを逸した気がして、帰るのに挨拶しに行ったら、彼は、あんたなら出来るよ、と言って、ハグするというより、私の肩を組んだ。

3
私がさっさと帰ろうと思ったのは、私は混んでるイベントは好きではないし、バスルームが男女に分かれていて、ジェンダーニュートラルバスルームはどこか聞いたら、分からないと言われ、女子トイレに入ろうとしたら、セキュリティに追い出されたから。困ったので、胸を見せたが、入れてくれたけれど、その事態を誤魔化されたから。通常のクイアウェルカムのキンクイベントでは、あり得ない事態だ。

普段イベントで起きたことは書かないんだけれど、それはイベントの規定に従っているから。そんなこともなく。管理しきれないだろうし。

4
受付の人に、バス停まで歩いても大丈夫そうか聞いたら、私を観光客だと思い、ナイトバスにはいっちゃってる人が乗ってるけど、大丈夫だよと言った。いつも乗ってるからと言うと、なら知ってるねと笑っていた。私は明らかに、そのイベントの帰りだと分かる格好をしていたけれど。

(っていうか、引っ越す前に、会ったよね、たぶん。)

帰りに、いつものように道に迷い、交通機関がイレギュラーだったけれども乗り切り、家の側まで行くバスに乗ったら、すぐ側に難民友だちのシスゲイが乗っていた。しかし、彼は私を見てないふりしていた。私は、さすがに腰に吊るしていたものを、同じように吊るしていた黒のバンダナで包んで持っていたが、彼は黒のバンダナの意味も知っていたと思う。そもそもレザーの意味を知ってるか。

包んだのは、そのバスに乗るまでの電車で、直接言われた訳ではないけれど、明らかに差別的な話を周りでされていたから。キンクと、おそらくストリッパーと、それとマッサージの話をしていた。きちんと聞いてなかったが。乗る前にホームで、イベントについて知っている人が、どんなイベントだったか聞いてきたし、腰に諸々をぶら下げていても、さほど酷いことは起こらないし、道を歩いていれば逃げるのは女性の方だ。

深夜の2時だけれど、マクドナルドに飲み物を買いに寄り道したら、インディジネスらしいお兄さんが、私に頷き挨拶をしてきた。そんな感じ。私は、見た目では、地元の先住民のお兄さんか、その一味扱いになるので、基本的にトランスヘイトにあわなければ、酷いことは起きないし、深夜にフラフラしているのは同類。もちろん、ものすごく用心しています。ヘイトにあったら、ブランドンティーナになるのでね。

5
今、BluetoothでYouTubeを聴いていたのに、かかってきていないはずの、電話のベルが、2回ワンギリのような形でなった。このスマホ、知らないうちに、しらないBluetoothの機材に繋がって、消しても消しても繋がる。特に、最近は、混線して、切れたりする。前の家に住んでいる時には、既に持ってないものに繋がっていることになっていたりして、それがなぜわかったかと言うと、聞くために私が繋いでいたものがものすごく古い機材だったから。

あえて書いておく。

インテューイティブに聞かせるための何かというよりは、サーベイランスと関連したバグと思う。

6
さて、最後に、私は、話をした彼に、会ったことがあるのかないのか、だ。よく知っている人なはずだ。首のタトゥーを確認。私もそう、されてるのだろう。いつもは、何かの下かな。シンクロよ。

ワークアウトを勧めたのは、本当は、なんのためかな。実用より、自信のためかもね。

また、泣きたくなった。

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