10年先へとまたここから、一緒に(H29/11/22)

半年に渡るWaSツアーが終わった(少なくとも、私の中では)。厳密には終わってからもう10日経ったらしいけど、そういえばここには何も文章を残してないなと思って、ただしファイナルの感想というよりは、人妻になった豊崎愛生さんに初めてお会いした気持ちを記録しておきたい。結論としては、31歳になっても、名字が豊崎さんじゃなくなっても、相変わらず豊崎愛生さんは可愛いかった。これで12月のツアーも楽しみに待つことができるし、年が明けてもとりあえず2月には舞浜で会う約束をすることができた。幕張2daysのセットリストであの曲が良かったとかなんとかはあるけど、なんとなく言葉にいい表せない不安のようなものをうっすらと抱えてあの2日間を迎えたような気がするのに、今はとても霧が晴れたような気持ちになることができた、これが今回の幕張公演で一番大きい。

僻地みたいなところにあるブログなので、いつもどおり好き勝手なことを書きたい。私が今こうした気分でいられる要因の一つとして、千秋楽と前後して更新された、豊崎愛生さん界隈で最も有名な方のブログがある。入籍の発表直後から、私の中ではちょっとした懸念があった。予め断っておくと、豊崎愛生さんに対する想いは人それぞれだし、そもそも豊崎愛生さんとのコミュニケーションは1対1でも成り立ち得るのが特長だと私は考えているので、誰がなにをどう考えようがそれは豊崎愛生さんと”あなた”の世界における話であって、私には一切関係が無い(ただ、そういった各個人の想いをカタチにした文章を読むのはすごく興味深いので、ときおりTwitterで流れてくる個人で書かれたブログを読むのは結構楽しみにしてる)。すなわち都度どのように誰がどんな感情を抱こうとも私には関係ないのだけれど、あまり影響力のある人の発言は文字通り豊崎愛生さんに影響を与えてしまう恐れがあるので、しばらく忘れていたけど、私の心にどこか引っ掛かっていた下記に引用するツイートがあった。

らじおの声を聴いて一瞬で垢消ししようとしたんだけど。"有事の際"は全部ぶちまけてやると前々から脳内に下書き用意してしまっていたくらいには自分の中で"Xデー"を懸念してたというのが正直なところ

私は豊崎愛生さん界隈どころか、スフィアさん関係の大きな界隈には所属せずに活動してきたので、どのような趣旨でこのツイートをされているのか知る手段が無かった。とりあえず大体いつも一番前に座っていらっしゃるということは存じ上げていたし、今回の入籍発表に恐らくは誰よりも”ショック”を受ける資格のある方なんだろうなというのは少し調べて理解できた。ただその場合、「全部ぶちまけ」られてしまうとその内容によっては今後の豊崎愛生さんの活動に多少なりとも支障が出てしまうのでは……というのが私が例のブログをドキドキしながら読み進めることになった理由となる。あまりに長文だったので私も読み落としてしまった部分があるかもしれないけど、そこに書かれていたのは私も知っている豊崎愛生さんか、あるいは私が知るよりも”天使”そのものの豊崎愛生さんだった。

私はその方の人となりも存じ上げていなかったうえに、そもそも豊崎愛生さんへの理解も足りていないのかもしれない。全部ぶちまけるなんて言われたら、例えばだけど、豊崎愛生さんは裸眼で自動車は運転していけない程度には視力はよろしくなく、そんでもってコンタクトは怖いからって付けられない(ソースは『あきずかん』なので、ちゃんと追っかけてる人はみんな知ってる)。つまりライブ中の視界はわりとボヤけているのではというのは想像に難くなく、あの人は最前列のオレくらいしか認識できてないから、それ以降の連中は「後ろの方までみえてるよー」なんて騙されちゃっておつかれさん、みたいな、極端に言えばそんな営業妨害みたいなあれが飛び出すんじゃないかというおぼろげな不安があった。分からないけど、いま挙げたのは大した話ではないので、きっと爆弾を投げようと思えばできるんだと思う。でもそうはしないのが恐らく二人の間での”関係性”なのであって、私と豊崎愛生さんの”関係性”を含めた豊崎愛生さんとファン一人ひとりの”関係性”にマイナスとなるようなことは無いのだと分かって、ホッと安心した。

ライブの外の話が長くなってしまったけど、幕張の2日間で良かった点をいくつか挙げたい。一つは、日曜の中盤のMCでどんな流れか忘れてしまったけど「私たちはアイドル声優なんだからさ」という発言があった。アイドル声優ユニットではなくスーパーガールズユニットとして8周年9年目を迎えているのは周知の事実だというのに、偶然にも土曜日の公演を終えて人妻なのにちゃんとアイドルやってたな……と感心してしまった私としては、少なくともスフィアさんとしての豊崎愛生さんはアイドルなんだという認識が不意に一致して妙に嬉しかったのを覚えている。だから2日間のMCを通じて結婚したとかなんだとかは自分からは触れていない(はず、初日の???「(彩陽さんからツアーの思い出は? と振られて人妻を指差しながら)人妻!」という戸松遥さんの小学生みたいな発言と、2日目の寸劇で触れられたくらいという記憶)。私が豊崎愛生さんに求めているのは、スフィアさんであればアイドルとしての豊崎愛生さん、ソロであればロックスターとしての豊崎愛生さんなので、10周年からその先も、私の好きな豊崎愛生さんに会えるのではないかと希望を持てたというのが幕張ファイナルのハイライトだった。

もう一つだけ。入籍したけど変わらない、わたしはわたし、という豊崎愛生さんのラジオでの発言を裏打ちするのが、指輪は左手の中指のまま変わっていなかった。10月の台湾で私は初めて気付いてしばらく病んでいたところに例の生放送だった訳だけど、なんか、変わってないのかもしれないな……と思ってしまった。

なにかって、私の視界に入ってくるものをすべて自分の都合の良いように解釈してる訳だけど、そう考えるとこれまでと同じように、これからも豊崎愛生さんのオタクとして活動するにあたって、差し障りが無くなってしまった。私は早とちりか、誤解をしていたようで、高垣彩陽さんのブログでも「ママでもスフィア」というパワーワードがあったんだけど、いま発表されてるコンサートが終わったらしばらく会えないのかと思っていたらそうとも限らないらしい。ツアー完走後最初のおかえりらじおで、来年はスフィアさんのツアーが無いという話題から「豊崎さん土日空いてまーす、仕事くださーい!」という発言は私の中でそうとうに物議を醸した。

豊崎愛生さんのことだけを考えて生きていたいという気持ちに、結果としてはいっときの迷いが生じた程度のあれになってしまって。それでいいのかも含めてこれからゆっくりと考えていきたい。10年先と言われても想像がつかないけど、豊崎愛生さんの髪が短いうちは一緒に遊んでほしいかな。ベストツアーでトマトが流れてきた瞬間に膝から崩れ落ちて泣き出す自信があったのに、最近は無くなってしまった。これがどういう意味を持つのかは、当日また考えたい。

終わりだよ~(o・∇・o)~

【再掲:2017年11月22日(水)に前ブログで投稿】
http://kpbpawa.wpblog.jp/2017/11/22/10年先へとまたここから、一緒に/

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