Hello, Universe ~Wikipediaより~

※以下の文章は、上記のウェブサイトを素人の私が趣味で翻訳したものです。

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作家:エリン・エントラーダ・ケリー

出版社:グリーンウィローブックス出版 / ハーパーコリンズ出版社

出版日:2017年3月14日

総ページ数:320ページ

受賞:ジョン・ニューベリー賞

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概要

「Hello, Universe」は、エリン・エントラーダ・ケリー著の2017の小説である。この小説は、4人の中学生のうちの1人が井戸に閉じ込められたことを、彼ら4人の視点から物語っている。「Hello, Universe」は、2018年、ジョン・ニューベリー賞を受賞した。

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内容

この小説は、フィリピン系アメリカ人の少年、バジル・サリナスと、日系アメリカ人の少女、カオリ・タナカ、聴覚障害のあるバジルのクラスメイトの少女、バレンシア・サマセット、隣の家のいじめっ子、チェット・ブレンズの4つの視点から語られる夏のある日の出来事である。

インタビューの中で、著者のケリーはフィリピンの文化が賞賛されたことが重要だったと述べている。「フィリピン文化は、西洋文化の中において広く浸透しているものが何もなかった。特に、子供たちのためのものが。」ケリーは、この本にはフィリピンの伝承をインスピレーションとしてちりばめてあるとも述べた。

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論評

この本のレビューでは、星をいくつか獲得しており、ほぼ肯定的に受け止められている。評論家も、異なるキャラクターと話の筋への関連付けが、さすがに上手いと述べている。カーカス・レビュー紙も「4人の語り手の精巧な視点が描かれた最高の本」と評している。さらに異なる評論では、ホーン・ブック雑誌の中で、サラ・ハンナ・ゴメスが、「エンディングが少し演出し過ぎているけれど、子供の内面に特色を持たせてあり、それは本当の彼らの気持ちのように感じる」と書いている。キャラクターの多様性の表現と、巧みかつ控えめな描き方は、幾人もの評論家が賞賛している。ジェニファーソン・シティ・ニュース・トリビューン新聞でも、アンジー・バインが、「その多様性は、ただの構想として扱われていない。事実のようだ」と寄稿している。

いくつもの評論で、子供のための本として魅力があるとコメントされた。ミッシェル・シャウは、学校図書新聞の中に、この本の幅広い魅力を称賛するコメントを書いた。「全般的に言って、読めば何かを得ることができるこの本に、多くの本好きが集まってくるだろう」と。さらに、スタード・ブックリスト・レビュー紙は、「読み手はすぐさまこの本に夢中になるだろう」と言及した。

2018年2月、「Hello, Universe」は、2018年度ジョン・ニューベリー賞を受賞した。特別委員会は、この本が「すぐれた技量で、視点の変化のさまを上手く語っている」と述べた。加えて、「この現代の冒険物語は、ユーモアと確かな感情の表現が光る本だ」とも述べた。著者のケリーは、晴れ舞台の中でニューベリー賞を獲得できました!と、大きい声で述べた。

「Hello, Universe」のドイツ版は、ドイツの児童文学の最高栄誉である2019年度ドイツ青年文学賞も与えられている。

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最後に

2019年5月22日、ネットフィリックスがこの小説を映画作品にすると発表した。

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