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理想的な両親なのに、なぜ私は病んでいるんだろう。

私の両親は素敵な人たちです。

私の実家は農家で、
私が物心がついてから
大学を卒業するまで
バラ栽培をしていました。

父は長男で、
祖父は家の跡を継いでいたので、
うちは、
いわゆる本家でした。


そこに嫁いだ母は
南の島出身で、
次女であり、
育った家庭は核家族。
彼女の実家は漁師が家業。


なのに

結婚したら
いきなり本家、
農家の長男の嫁となり
義理の両親と同居。


いきなり知らないことと
責任と
義務と
多大な仕事量、
そして、
理不尽な常識に押し潰されていたようです。


もともと体が弱かったので、
事あるごとに
ぶっ倒れていました。


子どもながらに見ていて、
健康でも
ぶっ倒れておかしくないくらい
本当に働き詰めな彼女でした。

父は寡黙で
コツコツ頑張る働き者です。


私が大学の在学中、
ちょうど私が摂食障害を患っていた頃に

実家のバラが全滅しました。


今まで、
何不自由なく育ててくれていたくらい
うまく経営できていたのに、

それからは何年も
どんな手を施しても
バラ農業には復帰できませんでした。


バラを辞めた後は
私の父は農業とは別の仕事に就き、
母は父方の親戚の仕事を手伝い始めました。


そんな時、
私の母がしていたことは、
じっと、
ただするべきことがわかるまで
焦らず待つこと。

私には

「多分何かメッセージが降りてくると思う」

と確信を持って言っていました。


母側の家族も、
私の実家の状況を知っていて、
母がどんな感じで過ごしているかを知っていたので、

父に対して
「なんかごめんね。
おっとりした人だけど見捨てないであげて。」と
言っていました。

父は笑ってました。(笑)


そして、
ある日、

「ひらめいたんだけど、
なんか宝石みたいなマスカットを作るのってすごくいい案だと思う!」

と母が父に提案しました。


サンシャインマスカットが
人気になりだすか、ならないか
くらいのタイミングでした。


私が家庭内暴力にあって
シェルター生活を始めた直後です。


それからせっせと、
もともと、
果樹を育てることを専門に学んでいた父と
一緒に葡萄園を始めました。


そして立派な葡萄を販売するようになりました。


毎年、
両親は豊かに生き生きと仕事しています。
前に比べて、体力を一年中使わずに済むようになり、
休みも取れるようになりました。

そして

ぶどうはいつも宝石のようです。


母は、

私が辛い時に

「大丈夫、絶対に今の経験が糧になってうまくいくようになる。」

「焦らなくていい、やりたいことをやりなさい。」

といつも伝えてくれました。


子育てや私がピンチの時には駆けつけてくれました。


子供の頃から両親は私と妹にベストな環境を与えることを
一番に考えてくれていました。


今は
何の抵抗もなく
尊敬している両親ですが、

以前は
私にとって
どうしようもなく受け入れ難い存在でした。


摂食障害の時は、
別の家庭に生まれたかった、
と思っていたし、


いつも
両親に優しくされたり
助けてもらうたびに
辛くなって
惨めになっている自分がいました。

自分が恥ずかしくて
できるだけ遠くに行きたかったし、
消えてしまいたかった。


こんな両親に
私は全然見合ってない
と思ってました。

両親に優しくされるたびに
酷く激しく自己嫌悪になっていました。


でも、

MOMOYOさんから学ぶようになって、
嫌いな自分を見つけていき、


段々と
両親からの愛を
素直に受け取れるようになりました。


私は私の両親の元に産まれて世界一幸せ者だ。と


今なら心の底から言えます。


誰がどう見ても
いい両親の元に産まれたのに
なんで私は精神を病んでいるんだろう。


そう思っている方はいらっしゃいませんか。


複雑な家庭環境に生まれたなら
精神を病むのはわかる、

でも、その点
私は恵まれているのに
なんて罰当たりなんだろう。


そう思ったりしていませんか。


それは、
問題の原因のある場所を見当違いしています。


私たちの問題は外にあるのではなく、
私たちの内側です。


自分が自分に対してどんな存在だと思っているか。


それが本当に見るべき場所です。


見る場所を間違っていると、


自己嫌悪のループにはまったり、


罰当たりにならないように
自分から不幸に飛び込んでいったり、
いつも惨めな選択肢を選んで
心を楽にしようとしたりします。

私がそうでした。


世界に対して申し訳なくて
カウンセラーに
自分の問題を相談することも
躊躇われていました。


そんなこと思わなくて大丈夫です。

分かってくれないカウンセラーもいるかもしれません。


でも
Spiritual Anatomy®︎は違います。

相談してみてくださいね。

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