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自分を責めている姿を人にみせて身を守るという生き方。

私は摂食障害を長い間患っていたので、
大学を留年した後に、学費を稼ぐために休学し、
それから復学して、卒業しました。

休学中の私の仕事の一つは
新設ホテルでのフロントチーフでした。


都心にあり、
ワンランク上のビジネスホテルを謳ったホテルで、
新設だったので、
ビジネスの方や家族連れやカップルで
毎日満室でした。


日中は支配人や上司の方がいらっしゃいましたが、
夜の時間はフロントチーフである私が時間帯のトップの責任者でした。


このホテル、
200部屋以上あったことや、
新設で設備やサービスが定着していないこともあり、
毎日のように大きなクレームがありました。


私がこの仕事をしていた時、
通常業務以上に主に任されていた仕事は
英語対応とクレーム処理でした。
(当時から英語は少々できたので)


私はクレーム処理が得意だと自負していて、
何も苦になりませんでした。
私より上の人がいない状況でクレーム騒ぎになっても
割と平気でした。


怒っている人を相手に
少し下手に周り、
反省の色を見せるのが大の得意でした。


でも、今考えるとそれは
私がこの世界でうまく生きていけるように
育った過程で学んだマインドの癖
の利点が
うまく活かせる職場だったのだと思います。


ホテルでのクレーム処理の原則は

お客様がなんで怒っているのかを何度も説明させないこと
です。

なので従業員の姿勢としては

「私はあなたがなぜ怒っているのかを承知しています。
それは当然なことです。
できる限り私たちの最善をつくし、
迅速に問題解決に取り組みます。」

でした。


その姿勢で仕事するのに
少しの違和感も感じませんでした。

この、

自分を責めているように振る舞うこと

が得意だったんです。



クレーム対応の場だとうまいこと状況を乗り越えてましたが、


良くないことに、

私はそれを

国際結婚生活
育児
友人関係

いってみれば
私生活の全てで実践していました。

先ほども言及しましたが、
そのホテルでのクレーム対応の姿勢が
私の生き方そのものだったからです。


私は、
私が悪いんです、反省していますという姿勢を
人に見せ続けていたら
人から責められずに済む

と、無意識に思っていました。


私はこのマインドのせいで
かなりの痛い目に遭いました。


日本での職場での姿勢だと武器になった在り方が、

私生活だと、

私を重たい、気持ち悪い存在にしていました。

そして、特定の人からは
都合のいい人として扱われる要因になりました


実は、
私の長い間のパートナーは
自分を責める癖を都合よく利用してくる人。


当時、
私は自分のそう言った癖を
自覚していなかったので、彼との生活は
ただ、ただ、辛かった。



結婚してから私の住んでいる国は
イギリスです。
自分の主張と権利を言い張ってなんぼの国。
そんな国で
自分の非を率先して認めていたので
かなり生きにくかったです。

おそらくイギリス人から見ると
謎に自分の非ばかり主張する珍獣だったと思います。


ここではもちろん
国民性に異議を唱えるつもりも、
元パートナーを責めつもりもありません。

世界や他人を変えることよりも
すべきことがあります。


それは
私が、自分を責める癖を止めることです。


自分を責める癖がある事を頭に置いて
それが日常で無意識にでてくる度に気づいて
その都度、軌道修正する。


それって私にとっては、
今まで右利きだったのに左利きに変えましょう
と言われるくらいに難しく、根気がいることです。


でも、それを実践していくことで
かなり生きやすくなることは分かっています。


私のブログを読んで、ハッとした方がいらっしゃいましたら
少し自分のとっている反応に注意を向けてみてください。


私は今なら言えますが、
自分を責める癖があったらうまく生きていけるなんて
そんなことあるわけないんですよね。


私のように
自分が悪いんですという姿勢で
自分を守る癖がある方、


検討違いな思い込みを自覚して、
行動を改めてみてみたらでしょうか。


より軽く生きられるはずですよ。


Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。

オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。

詳細は下記事務局までお問い合わせください。

pcsession@cocorocollege.com

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