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隠れ身の術。

ある日、
うちの娘が少々興奮した様子で帰ってきました。

何かあったの?
と聞くと

延々と
表情豊かに捲し立ててきました。

どうやら
彼女と同じクラスの一人が
娘に泣きついてきて
他のクラスの子にこんなことされた
あんなことされた、

と言ってきたそうで、


うちの娘はここぞとばかりに

その泣きついてきた子に対して

今まで

あなたが他の子にどんなことをしてきたか
娘がその子のせいでどんな思いをしたのか

思いっきり言い返し、


結果、
娘に助けを求めてきたはずの
女の子は

娘に対して

いじめだ!
と叫んで

先生に言いつけに
走って行ったそうです。


娘は

一番の悪役になりました(笑)


そもそも友達がたくさんいて
物分かりが良く
よく話を聞いて
正義感が強くて
優しい(と思われている)
彼女だから

優しく慰めてくれると思ったのでしょう。

娘は
先生から
学年のイジメ大使に選ばれたこともあります。
(いじめを解決する方ね)


でも
そんな面だけが彼女ではありません。


言うときは言うようで、


娘が彼女に
どのように
何を言ったのか
身振り手振りで
伝えてくれましたが、

問い詰め方が
半端じゃない!(笑)

何か、すごいね、
と伝えておきました。

内心、爆笑です。


私は以前、
カウンセリングで

周りの全てが敵に見えてる
一生懸命目立たないようにしている
小さくなって暮らしている

と言われたことがあります。


本当にその通りでした。


下手なことしちゃいけないと思って、
無意識に
誰にも気づかれないように
生きようとしていました。


なので、
娘や息子の言動に対して、

お願いだから、
目立たないで!

と思ってました。


なのに、
息子は学校のライオンキングの劇で
ティモンを演じて笑いを取った後に、
聴衆の親たちに向かって投げキッスをしたり、

わざわざ学校で喧嘩して敵を作ってくる、

そして、
娘は何かと意見を主張して帰ってくる。

こっちは気が気じゃなく、
心臓がバクバクです。


身を潜めていなさい

って言いたいくて仕方ありませんでした。


でもそれは
私がどのように生活しているかを
気づかせてくれる行動だったんです。

なるべく自分の意見は言わない。
目立った服装はしない。

それが安心で

それに徹していました。


でも、
それは我慢だったんですよね。


本当は
周りを気にしないで言いたいし、
花柄の服のワンピースも着たいんです。

できれば
鮮やかなグリーンベルベットの
パンツスーツも着たい。
(持ってる)


おそらく
言いたいこと言っても
着たいもの着ても
誰も何とも思わないし、
むしろ評価してくれるでしょう。


でも私にはとても勇気が必要!


こう言うときには
思いっきりやってみることなんですよね。

私たちの人生の中で
自分がしていいことが増えるって
素晴らしいことじゃないですか。


ある程度、
会社の規制とかあるかもしれませんが、

私たちって割と

「人がどう思うかな、
念の為に、無難なチョイスをしよう」

と思っている場面、
多いと思います。


そんなときに、
思い切って人のことは考えず、
自分が本当は選びたいものを選ぶ。

そうすると、

今後の
無難なチョイスの枠が
広がります。

それって、

もっと世界が自由になること

ですよね。


明日は日曜日なので
無駄に
グリーンベルベットのスーツを
きてみようかと思います。






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