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イギリスの小学校で見つかった人生のキーワード。

こんにちは。

今日のイギリスはとっても天気が良いので
ゴルフコースが見えるカフェから
ブログを書いています。

私の席からの風景

いきなり本題ですが
みなさんはレジリエンス(resilience)
という言葉をご存知でしょうか。

私は前の職場であるイギリスの小学校で
この言葉をよく耳にしました。

私の職場で使われていた場合の
レジリエンス(resilience)という
言葉の意味は簡単にいうと

困難や逆境に直面したときに、
それを乗り越え、
回復する力や能力
を指します。


学校のどのような場面で使われていたかというと、

先生に注意を受けたときに
その子どもが先生の注意を個人的に取り

怒り出したり
泣き出したり
過剰に落ち込んだり
その日から登校を拒否し出したりするときです。


Lacks resilience - レジリエンスが欠けている
Low resilience - レジリエンスが低い
Not very resilient - あまりレジリエントでない
Poor resilience - レジリエンスが乏しい
Struggles with resilience - レジリエンスに苦労している


という感じで評価します。


私はその小学校で3年ほど働いておりましたが、
この、レジリエンスが問題視される子どもたちは
生きにくいだろうなと思っていました。


先生たちは彼らの行動を指摘しているのに
注意を受けた側は人格や存在を否定されたように
反応していたんですよね。



なぜそのようなことが起こるのだろうと思って
よく観察していました。


すると、
私たち大人の声が
違ったメッセージに変換されて
それらの子ども達に伝わっていることが明らかでした。


例えば、

「今日は雨だから芝生の上で遊んではいけないと言ったでしょう」


子どもの脳内変換


「あなたはいつも言うことを聞けない問題児ですよ」


「ボールは独り占めせずに誰かと遊ぶか順番で遊びなさい」


子どもの脳内変換


「あなたは意地悪な子ですよ」

などです。


他にも山ほどありました。




何でそのようなことになるかというと、

MOMOYOさんの提唱されている
Spiritual Anatomy®︎の観点から説明すると
とてもわかりやすくなります。


その子どもたちは
家庭やその他の生活環境で


”自分は問題児だ”
”私は意地悪なんだ”

などと日頃から思わされていると、
それが世界に対するフィルターとなって


”あぁ、また問題児と言われた”
”私は意地悪だってまた咎められた”

と解釈してしまうんですね。


否定的なセルフイメージが
色眼鏡となって
外からのメッセージをそのまま受け取れなくなり
勝手に攻撃と解釈し、
自分を苦しめてしまう。


これが
レジリエンス(resilience)が
低い、欠けている、乏しい、などと言われてしまう要因です。


自分は自分のことをどのような存在だと思っているのか。
それを見ていくと
どれだけ楽になるのか、

それは子どもたちを見ていて
痛感しました。


子どもたちのセルフイメージについて
言及したりすることは
もちろん、しませんでしたが
(モラルの問題ですね)


私にとってできることは
世界からのメッセージを
スッとそのまま受け取れるような存在に
私自身がなっていくこと。

そのために
自分のセルフイメージを
どんどん見つけて行きたいと
思いました。





今回は小学校の話をしましたが、

相手の意図が素直に受け取れないために
トラブルになることって
この世の中に溢れているように感じます。


利用規約、
使用上の注意、
やたら丁寧な接客、
などなど、

相手の意図が素直に受け取れる人ばかりだったら
そもそもいらないものかも知れません。


悲しいことに
今の世界では

利用規約、
使用上の注意、
やたら丁寧な接客、
などがあっても、


自分の持っているセルフイメージを自覚していないがために
勝手に思いもよらないことで
理不尽だと騒ぎ立て、

そんなつもりはなかった人が
加害者になり
さらに理不尽な思いをする。


そして裁判になったり、
鬱を引き起こしたり、
妙な社会的弾圧が起こったり、、、

たくさんの悪循環が起こっているのが見受けられます。。




もし、この世界の人々が
それぞれ
自分のレジリエンス(resilience)
に注目して
色眼鏡を見つけていくことが
常識になると
とても生きやすい世界になりそうだなと
思います。


色眼鏡を探して
素直に世界を見てみたい方、

ぜひ、セッションを受けてみてくださいね。










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