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お田植え踊り、塩屋堀 最後の奉納

令和5年4月29日(土)
金峰町田布施地区のお田植え踊りが、4年ぶりに開催されました。

着付けは奥様方が活躍

各保存会は、地元公民館、田の神様で踊った後、尾下の南方神社に集合、⛩金峰神社遥拝所と南方神社に奉納、続いて金峰木花館で披露します。
その後は、それぞれご贔屓の庭先で踊らせていただき、ご祝儀をいただきます。ご祝儀披露の口上も腕の見せどころ、唄やマトイ突きと合わせ踊りを盛り上げます。

1991年(平成3年)5月8日の南日本新聞

塩屋堀保存会では、30年途絶えていた踊りを平成3年に復活、奇しくも今年の30回目を節目として再び中止することが決まっています。

2023年(令和5年)4月28日の南日本新聞
金峰木花館で最後の踊りを披露
思わず力が入ります

コロナ前は7保存会が参加していましたが、今年は3保存会のみの参加となりました。 
不参加の4保存会では、何とか続けたいとの思いの方と腰の重い方、賛否両論あった中の決断と聞いています。少子高齢化のなか、女子や他地区や縁者の応援でなんとか繋いで来た集落の行事を、コロナの3年間が、「もういいんじゃないか、ここらが潮時」との声を出させてしまったと思うと残念です。

過去には二つの保存会が合併し、子供の二才(ニセ)踊りはA地区、大人の三才(サンゼ)踊りはB地区を残すなどの工夫して存続させた事例も3例ほど聞いています。

いつの日かまた、塩屋堀保存会や今回参加しなかった保存会が復活する日が来ることを願って、公民館に戻り乾杯しました。

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