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メロンクリームコントソーダ

ソマオの後にネタができるのが嬉しい。ソマオのネタはパーティー文庫って感じがする。オダはパーティーに行ったことないけど多分好き。1人で雨の日に文庫本を読むのも好き。ソマオは風情。

ツーマンをしたいと思ったきっかけは、神保町の昼ライブでソマオと一緒になった時。神保町でコントをさせて頂くとなるとライブ前の朝10時からリハーサルがある。芸人にとっての朝10時は一般でいう朝3時なので、全コント師が起きたてドロドロの体でリハーサルさせて頂いていた。先にオダウエダがリハーサルを終え、次がソマオだった。

「今日はソマオもライブ一緒かぁ」
と思いながら楽屋に戻った。楽屋にはモニターがあり舞台上の様子が見える。
「バタバタするから先に衣装に着替えよう」
と植田と衣装に着替えたり朝ごはんを食べて30分後にモニターを見るとソマオがまだリハーサルをしていた。
戸惑った。
「単独ライブのリハーサルくらいやってる?」
と植田と言っていると、周りのコント師たちも
「リハ長すぎません?」
とザワつきだした。
どうやらソマオのコントの道具がでかすぎてセットが間に合わないかもしれないと会議しているようだった。舞台にはソマオが作ったでかい大道具が端から端まで置かれてあり、ほぼ新喜劇のセットだった。「神保町の劇場、これくらいでかいのいけるんや」という発見もあった。ソマオは大阪からの新しい風だった。

その日の本番。ソマオはコント前に舞台の幕を一度おろして道具をセットし、もう一度幕を上げてコントをするというこれもまた新喜劇スタイルでコントをした。その後の出番だったオダウエダは幕も閉まらず小道具も少なくてなんか恥ずかしかった。

後輩も同期もそれぞれオダウエダが出演したことない舞台やお仕事をしている。そういう場面では全員先輩だと思っていて、ソマオは我々が下ネタをしてほぼ出禁になっていた大阪漫才劇場に立っていたりピンネタをしているから色々見て知りたかった。

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