そうだよ だから自動車メーカーは儲かってるんだよ No4354

2005年頃日本を代表する製造業界は 自動車とエレクトロニクスであった。それが10年後には 自動車だけとなり、18年が過ぎようとしている今でも同様である。


様々な原因はあろう しかし根本的には


  製品価格を上げることができたかどうか?


に尽きるのではないだろうか?。

没落しているエレクトロニクス産業だが価格を正しく転嫁さえしていれば生き残れることは明らかである。(価格を正しく転嫁するには 公正な競争や公正な技術開発が必要だが日本のエレクトロニクス業界はその部分の脇が甘く 海外メーカにつけ入れられた結果没落した)



さて いまだ日本の代表する自動車業界 車の値段はどうなっているのか??


こんな記事が出ていた。


  なぜクルマは高くなってしまったのか 高額化に恩恵を受ける人も




10年前と比較して 


  ベーシックカーとして、トヨタ「ヤリス」と13年前の「ヴィッツ」

  ミニバンとして、トヨタ「ノア」の「X」8人乗り・FF


を比較すると 30%程度値上がりしているのだという。更に(引用する)


  今年フルモデルチェンジを果たしたトヨタ「アルファード」は、ハイブリッド

  の最上級仕様となると850万円を超える。10年前の2世代前は612万円であった

  ことを考えると、4割近い上昇ぶりなのだ。


とある。それだけ製品価格を上げることができているのである。


確かに安全装置やその他新しい機構が組み込まれていいてその分の原価も上昇しているのであるが それを売価に反映させることができているのは 正しい競争ができているからこそである。

また、次世代を担うであろうと言われるEV車の製造原価が高く内燃エンジン車の価格競争力が維持できているのも大きいように思える。(EV車先進国でも有る中国でも国の補助金が減る=実質売価が上昇するとたちまち売れ行きが陰っている)


 やはり 正しい価格転嫁を維持する ことこそがその産業を守る手段であることが証明されているように思える。そんなことを感じた記事である。


 それでも 自動車メーカーは少し儲けすぎでもう少し価格下げてくれないかな??と要望したいこやじでも有る。

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