見出し画像

最後の14分でリセットボタンを押された気分 | ドラゴンクエスト ユア・ストーリー | #塚本映画

13歳の時に並んで買った。当時確か9,500円だったと思う。とても高くてその日から3日寝ないでクリアして、ファミコンショップで9,000円で売った記憶が今でも残っている。


どのドラクエシリーズよりも壮大だったが、当時の僕にはラスボスが弱すぎたイメージしか残ってないのが情けない。でも、大人になって再度そのストーリーを確認した時に、もう一度ドラクエ11並みのクオリティでやってみたいなと思わせるシリーズだと感じた。

”なんてことしてくれるんだ”という意見も多い。残り14分まではとても良かった(マーサとビアンカの声優のイメージが今一歩だったという事くらい)。でも残り14分、すべてが覆る。

例えるなら、いい所で母親が”ゲームは1時間だけよ、何時間やってると思ってるの?そんなんじゃバカになるよ!”と言いに来てあまつさえセーブしてないのにリセットボタンを押してしまったかのごとくだ。

間違っているのは何もわかっていないその母親だ。ふざけるな。
そういう気持ちになる14分だった。

そうやるならもっと”ドラクエに取りつかれた僕たち”をケチョンケチョンにやっつけてほしかったよ。

僕らをちょっとつついて、僕らを全く論破できていないから、映画を一時停止させられてくだらない話を聞かされるような感覚に襲われたんだと思う。

最後14分のイメージが強すぎて、世の中には低評価の雨あられだけど、僕はそれまでの1時間半に関しては良かったと思うし、オーケストラで流れるドラクエのテーマ曲や効果音の数々には心底嬉しく思えた。

僕らの没入感がひどすぎて、そんなラストじゃ僕らに勝てっこなんてできないんだよ。それだけ僕らは、ドラクエに夢中だったんだ。

タイトル変えなよ、ドラゴンクエストじゃないだろ

「一般人 VS ゲームオタク」、
「あっち側こっち側」、
「ゲーマーランド」


みたいな感じでいいだろタイトル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?