”唯一無二”の持つ可能性| 1キロ100万円の塩をつくる 川内イオ (著)| #塚本本棚
人と合わない、けれど特定の人や事とは合う。それを突き詰めると唯一無二のものが出来上がったりする。本書はそんな人たちの成功事例に溢れていて、心がとても熱くなる。
今日は「1キロ100万円の塩をつくる( https://amzn.to/3VKjNEa )」 川内イオ (著) #塚本本棚
【紹介文】
独自のアイデアで市場を切り開き、自分の暮らしも大切にしながら、国内外で活躍の場を広げている10名の食のイノベーターを取材。彼ら、彼女らの取り組みはどれも前例がなく、未知数。強烈な「想い」を胸に抱えて突き進む姿は、これからの働き方、生き方のヒントになります。
【書評】
東京が無理でも、会社勤めが無理でも、田舎でも、経験がなくても、それでも人生の先には成功のチャンスは多々あるんだなと思った。たぶん登場される方々はADHDとかそういう傾向があると思うんだけど、その自分の特性と選んだものがうまく合わさっている事例かなと思う。奇人変人は人と違う景色を見れる可能性に、溢れている。
【本を読んで考えた・メモ】
・エリート(現在の社会の仕組みの最適化が得意な人)ではないが、みんな地頭がいいなと思う。1を体験して10を作っている
・それぞれ”いろんな人とは合わないが、いろんな人と会っている”し、そのインプットからオリジナル性を作っている
・みんな苦労していないわけではない。圧倒的な行動と苦悩の軌跡が見えるが、それらに対してポジティブに受け止めている
・尋常じゃない努力の先にみんな光明を手にしているのが感じられる。どうやればその努力が出来るのか、覚悟できるのかが大事だ。自分にとってそれが出来るのは何か?
・本書に出てくる事例は成功事例。成功したからこそ著者の目に留まって本になった。こうすれば必ず成功できるというわけではない。この本の周りには似たような失敗事例はどのくらいあるのだろう
・それにしてもみんな徹底的に苦労しているというか、楽しそうに書かれているが見る人が見ればブラックまみれに映るかもしれない。でも、限界を突破する人ってそういうものかも
・余裕を持っていたら、商売はうまくいかない
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