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あゝひめゆりの塔 #塚本映画

コロナで大変な今でも、現代に生きてるだけで丸儲けじゃないかと思える

【あゝひめゆりの塔( https://amzn.to/3jRmQIq )】 監督 舛田利雄、主演 吉永小百合 #塚本映画

1968年の映画です。戦後23年で作られた映画。この映画の時代から今の日本は想像できません。この時の人々もそうだったのではないかと思います。ですが、あきらめなければここから日本は大きく高度成長期に向かいます。

何事もあきらめず、腐らず、前を見て進まねばならぬと感じます。

前半のシーンで、年端もいかぬ子どもが沖縄が戦地となることを恐れ疎開させられるシーンがあります。親はこれからますます可愛くなる盛りの子供から引き離され、子もまだまだ親の保護や愛情が必要な時期であるのに、わけもわからず引き離される。

その後、その子供たち1500人余りを乗せた船をアメリカ軍が撃沈させてしまう(対馬丸事件)のですが、親としては前半のこのシーンだけで十分絶望を感じることが出来ました。

全くなすすべなく、何も知らされず、時代に翻弄される彼女たちの運命に”緊急事態”というものの恐ろしさを思い知らされます。

「戦争の最初の犠牲者は真実である」という言葉を思い出します。

思うに、危機の時こそ”今を生きる”というのが大切だと確認しました。今を丁寧に、しっかりと生きようと思います。

CGもない時代なので、爆弾も火薬も本物でしょうが、戦後23年でこのレベルの映画が作れたことに驚きます。

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