即座の否定

先日人と話していたときのこと
私が「この前の宮迫さんの復帰動画。すごく面白かったですね」って言ったら
相手の人は「いや。あれは面白くないでしょ」とすぐに否定してきたのです

この行動ってちょっと面白いなと思いました


ちなみにその人は
「宮迫さんは悪いことをしたのに、未だに周りに迷惑をかけて、自分勝手だ」
というのです
うん。私も同感です
「しかも動画の中身はツッコミどころが満載で、しかも企画がチープで、全然笑えない」
というのです
うん。私も同感です

彼は「だから面白くなかった」というのだけど
私は「だから面白かった」と思ったのですよね

いやー。だってそうでしょ
悪いことした人が悪い状況になって
さらに空回りしてる姿がネットで配信されてるんですよ
どう考えても滑稽でしょ?w

これが喜劇なら痛快な話です

だからたぶん私と彼の思いは一緒なんですよ
単に見方と立場が違うだけ
そういうことなんでしょう

こういうことってよくあるんです
前に「カメラを止めるな」って映画の時でも
結構賛否がわかれました
でもよくよく話を聞いてみると
相手が「面白くない」と言った理由と
私が「面白いと思った理由」が同じなんです

「あんなベタな意外性も新鮮味もない作品がなぜ受けたのかわからない」
という人と
「ああいった作品が受けるという、一般の人の感じ方って面白い」
と思う私
これも一緒ですよね

ここで思ったのですが
「逆の場合ってどうなるんだろう?」と。
私が「つまらない」と思うものを
他の人が「面白い」ということ
これも度々あります

でも私なら
「自分がつまらない」と思ったものを
「面白い」という人がいたら
「え?どういうところが?」って気になるんですよ
だって、その人は私が見つけることができなかった魅力を
見つけたってことでしょ?
気になるじゃないですか

っで、それが浅い理由であったら
あらためて自分の考え方を維持するし
異なった視点で魅力が示されたのであれば
自分の考えを修正すれば良いのです
とにかく「理由を聞いてみる」はマストですよね

「相手の意見や考えに興味を持つ」
ここがポイントだと思いました

これは私が表現者だからなのかもしれません

表現者は色んな視点で見るのが好きなので
好奇心が旺盛です
「自分とは違う考え」なんて
大好物ですよ

でも一般の人はそうではないのかもしれませんね
「人が自分と違う考えを持つこと」
を嫌う。自己否定されたように感じる
だから訂正・修正したくなって反論する
まぁ何となくその気持ちもわかります

あと一般人は
自己発信の場が少ないから
自己発信することに固執する
というのもありそうですね

ちょうど若い芸人が周りに一方的に芸を見せたがるのと一緒
「俺はこうなんだぜ!」を見せたいので精一杯の状況
SNSなんかはそういう場ですよね

それ自体は良いことだと思います

でも、人の意見を即座に否定してしまうのは
ちょっともったいないかな?
って思います

もちろん「暴力は良いことだ!」とか言い出したら
それは止めるかもしれませんが
別に面白い面白くないは
結局それぞれの勝手じゃないですか
どちらでも良いことなんですよ

即座に否定するのではなく
一旦理由を聞いてみる

そうすると
なかなか面白い話が聞けたりするのですよね♪

【チナミニ】

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