【記述の技術】無料版《本》

私たちは普段の会話では思いついたものを思いついたまま話すのでとても雑な喋りでわかりづらいです
そうではなくて言いたいことをまとめて必要なことだけ話して必要ないものは話さないようにし、全体をスムーズにしゃべったり書いたりするのが論述です
普段の会話を論述にするためには論理的に書き直す必要があるので、まずは言いたいことを思いつくまま書き出してから記述として書き直してみましょう
記述化はその論述の前提と大まかなテーマを書いた部分と、そのテーマの詳しい説明部分と、最終的な結論やまとめなどを書いた部分で三分割するように書くと良いです
書きたい内容の中から重要な部分を探し出し、それぞれが順序よくバランスよく書かれるように繋げていきます
繋げるときには接続語を上手く使って文章を繋げていくとわかりやすくなります
あとは細かい文章の書き方として、句読点や改行や空白の行を入れたり、よく使う内容や重要な内容の文はわかりやすい用語に直してしまうとか、更に重要な用語や単語は括弧などをつけて強調すると読みやすくなるのです
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上記の文は文章構成こそ甘いですが
書いてある内容は正しいものです

「まずは言いたいことを思いつくまま書き出してから記述として書き直してみましょう」
の部分が上記の文ということです

よって、この原文を利用して
全文を綺麗に書き直してみましょう


次に書いてあるのは
「全体を三分割する」ですね
文章をよく見ると
「記述として書き直しましょう」
までが前提部分であり
そのあとがその細かい説明だとわかります
よって、そこでまず分けてしまいましょう


さてこれから
それぞれの文をすっきりとまとめていきます

「私たちは普段の会話では思いついたものを思いついたまま話すのでとても雑な喋りでわかりづらいです」

この文は重複した言葉がありますし、何よりも口語体なのが良くありません
記述では「ですます調」にしましょう

「私たちの普段の会話は思いつきの羅列であり
とても雑な喋りなので、わかりづらいものです」

このようにするとすっきりとしています

「そうではなくて言いたいことをまとめて必要なことだけ話して必要ないものは話さないようにし、全体をスムーズにしゃべったり書いたりするのが論述です」

これも重複表現や口語表現があります

「そうではなくて
言いたいことを過不足無くまとめ
全体をスムーズにしたものが、【論述】です」

このように直すことができます

また1文を長々とつなげるよりも
適度に区切った方がわかりやすくなります
大体20字程度で区切るようにしましょう

区切りの仕方は
普段スマホでSNSで書き込むときなどに
気を配る癖をつけるとよいでしょう
(SNSの改行がちょうど20字付近です)

後にも書かれていますが、特に重要と思われる用語に
カッコをつけると、より際立ちます


「普段の会話を論述にするためには論理的に書き直す必要があるので、まずは言いたいことを思いつくまま書き出してから記述として書き直してみましょう」

この文。実は二回同じようなことを言っています

「【普段の会話を】論述にするためには【論理的に書き直す】必要がある」
「言いたいことを【思いつくまま書き出して】から【記述として書き直す】」

ですからここは、この2文をまとめてしまうか
【普段の会話を】【論理的に書き直すのが】【記述化である】
【記述化するには】【思いつきの書き出しから始める】
と2文に展開させてしまうと良いでしょう

「よって
普段の会話を論述にするためには
そのままではなく、論理的に書き直す必要があります
これを【記述化】と呼びます」
「記述化をする際は、まず思いつきを羅列し原文を作ります」

このような感じです


「記述化はその論述の前提と大まかなテーマを書いた部分と、そのテーマの詳しい説明部分と、最終的な結論やまとめなどを書いた部分で三分割するように書くと良いです」

とても1文が長く読みづらいですね
このような文は箇条書きにするとわかりやすくなります

「記述化は
序:その論述の前提と大まかなテーマを書いた部分
本:そのテーマの詳しい説明部分
結:最終的な結論やまとめなどを書いた部分
以上。三分割するように書くと良いです」

ちなみに、【序・本・結】とは文章校正の際によく使われる概念です
物語の構成が【起承転結】となるのに似ています


「書きたい内容の中から重要な部分を探し出し、それぞれが順序よくバランスよく書かれるように繋げていきます」

これはそのまま

「書きたい内容の中から重要な部分を探し出し
それぞれが順序よくバランスよく書かれるように繋げていきます」

と、すれば良いでしょう

ただし、この内容はむしろ先ほどの「三分割」の前に書いた方が良いと思います
「重要な部分を抜き出し」
「順序良く並べた結果」
「三分割になる」
と、した方が話がつながりやすいからです

「繋げるときには接続語を上手く使って文章を繋げていくとわかりやすくなります」
この文も重複表現があります

「そして
この序本結や各要約を繋げる際は
接続語を活用すると、文が綺麗に繋がります」

と、すると良いでしょう
「繋がる」が2つあるのが気になるようでしたら
「文が綺麗になります」でも良いでしょう
この程度は気にならない範囲です


「あとは細かい文章の書き方として、句読点や改行や空白の行を入れたり、よく使う内容や重要な内容の文はわかりやすい用語に直してしまうとか、更に重要な用語や単語は括弧などをつけて強調すると読みやすくなるのです」

これも長い文なので
箇条書きに直します

「あとは細かい文章の書き方としては
『句読点や改行や空白の行を入れる』
『よく使う内容や重要な内容の文はわかりやすい用語に直す』
『更に重要な用語や単語は括弧などをつけて強調する』
などをすると、読みやすくなるのです」

箇条書きの際は
「頭に【・】を付ける」
「(先の序本結のように)項目をつける」
「文をカッコで囲む」
などをすると、美映えが良くなります

ちなみに
『よく使う内容や重要な内容の文はわかりやすい用語に直す』
これはとても重要な作業なので
やはり前もって強調して説明したいところです


以上のことを踏まえて
全体を並び替え、整えてみましょう

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