テクニカルを巡る宗教戦争と最近の値動き

こんにちは。

お絵描きしてますか?

僕もチャートに猫耳っぽいのが出現したときに猫の顔を描き足して「ネコニカル!」とかやったりしますが、正直僕はテクニカルの類はまったく分かりません。

というより、「過去の値動きから未来の値動きを予測する」とか「トレンド転換からx日後に発生する雲のねじれになぜかx日という時間差で向かう」とか「根拠の分からない不思議な線を引くと不思議な力によってその線に従って値動きする」とか、僕にとってテクニカルというのはあまりにも理解を超えた存在です。

早い話、僕の中ではオカルトでしかないのです。

僕の勉強不足なのかもしれません。ですが、テクニカルに関してはどうしても僕の肌には合いませんでした。

信じるか信じないかはあなた次第

皆さんは聖書に隠された暗号の話を知っていますか。

実は、聖書にはさまざまな予言が暗号化されて隠されていると言われています。過去に起きたケネディ大統領暗殺や911テロ、さらには未来の第三次世界大戦が起きる日付までが聖書には織り込まれて予言されているというのです。そして、ヨハネの福音書13章の第1節から5節の頭の文字を結ぶとなんとそこには五芒星が浮かび上がってくるのです!

知らんけど。

今思いつきで適当に書きました。

まぁ要はどうにでも読めるし、どうにでも作れるでしょという話です。

聖書に隠された予言の話を聞いた人の大半は「オカルトでしょ」と思ったことでしょう。では、この聖書に隠された予言の話とテクニカルの話のどこが違うのか、皆さんきちんと言語化できますか。

実際にフィボナッチを重ねたらそこで跳ね返されたからですか。実際に雲のねじれを抜けていく動きを見かけたからですか。

聖書の中に隠された予言も、今すぐ「実際に」聖書から導いて見せることができますよ。ちょっと検索すれば、聖書に隠されたこじつけ予言なんて腐るほど出てきます。

よく「ダマシ」だとか「否定」だとかいう単語を見かけますけど、聖書に隠された予言が外れたときも「ダマシ!」とか「否定!」とか言っていいなら無敵の予言書が作れますけど大丈夫ですか。

僕は別にテクニカルを否定したいわけではなく、手法の根拠も中身も言語化できない(理解していない)まま雰囲気でトレードしているのであればもっと自分のトレードを分析した方がいい、という話をしています。

市場参加者の99%が、理解しているかも怪しいテクニカルを根拠にトレードを繰り返して退場していくわけですが、「あなたは何を根拠に自分だけは違うと思ってるんですか?」ということです。

テクニカルで勝っている人もそれ以外の手法で勝っている人も、共通しているのは「自分の手法がしっかり確立していてきちんと中身も根拠も言語化できている」ことだと僕は思っています。

(トレードの話に限りませんが、どの分野においても経験に基づく感覚だけで勝ててしまう天才というのは確かにいます。ここでは「自分は天才ではない」と思う人に向けた記事を書いています。僕も凡人ゆえにこういう考え方しかできません)

ちなみに、適正価格というのは需要と供給に基づいて常に変動していきますから、三角保合やレンジが発生するのは自然な話です。過去に特定の価格帯でクソポジを掴まされた人や利確を逃してしまった人がたくさんいれば、そこが水平線として機能するのも自然な話です。僕も水平線だけは引くようにしています。

僕はテクニカルの大半はオカルトだと思っていますけどね(宗教戦争勃発)。

最近のビットコインの動き

最近のビットコインの動きですが、ピンポイントで取っていかないといけないのに挽回するチャンスも少なく難易度は高いように思います。

ですが、シンプルに予測率とOIで取れる動きをしているので、僕の見ている指標とはよくマッチしていて今のところ問題なく取れそうだなという印象です。クッソつまらない値動きしてるのは間違いないですが。

予測率やOIについては以前の記事で書いているのでよかったらどうぞ。

実際に最近の値動きと予測率、OIを見ていきます。

まずは10月18日から19日にかけての動きです。

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18日14時半頃の暴落後、価格は少しヨコヨコしつつ上昇、対して予測率は売られ過ぎ水準へと下がり続け、OIは激増しています。

暴落により適正価格を超えて下がりすぎたところで上にフタをして、ツッコミショートを新規ロングでどんどん買い上げる動きがあったと読み取ることができます。

早い話、養分のツッコミショートをお買い上げしまくった悪い大人がいるのでは、ということです。我々弱小トレーダーはロングでついて行くしかありません。

そして19日の22時頃、一気に200ドル幅近く上がりました。

注目するのはそのときのOIです。OI画像の右端を見ると値上がりと同時にOIが一気に下がっていますね。OI考察の記事で書いたように、これはショーターがショーターを焼きながらロング利確を交えて価格を上げた「誰も買っていない価格上昇」です。

需要は変わっていないのに値上がりだけした商品なんて誰も買いませんから、その後は適正価格へと是正されます。チャートを見てみると案の定全戻ししてますね。見飽きた動きです。しっかりショートを打ちましょう。

次に10月20日の午前10時前後の動きを見ていきます。

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9時半頃の少し大きめの下げでOIは一気に減少、予測率も売られ過ぎ水準に達しています。しかしその後OIは爆増、予測率は売られ過ぎ水準を維持したまま少しずつ価格を上げていっています。

……もう分かりますよね。19日の動きとまったく同じです。

僕も「昨日見たばっかりだぞ??ナメプか??」と思いながらロングしていました。

そしてその後は皆さんご存知のとおり、久々の爆上げがきました。嬉しい!

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OIはというと、価格上昇に伴いショートの損切りやロスカが進み、ロングは利確が入るので一瞬下げる素振りこそ見せますが、価格を下げる間もなく強い買いが湧いてきています。

こうなると事前に仕込めなかった場合できることは、ロングで飛び乗るか、上がりきる(OIが下がりきる)まで待ってショートするかの二択です。

きちんと買われながら値上がりしているときに逆張りすると当然ですが死ぬのでやめましょう。

まとめ

あれこれ書きましたが、どんな手法でも勝てばいいと僕は思っています。勝利至上主義者なので。勝つための過程なんて所詮は宗派の違いでしかありません。

ですが、自分の手法の中身や根拠は知っておいた方がいいです。聖書に隠された予言でトレードしても構わないとは思いますが、どうやって聖書からその予言を導き出したのか、その導き方を選択した根拠は何か、くらいは説明できないとお話になりません。

意外と、オカルトも極まると何か意味のあるものになったりするものです。勘違いを極めた億トレは実在するので、そこを目指すのももしかするとアリなのかもしれません。

知らんけど。

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