魔法学園ハーベスト「偽物の殺人鬼」(自作シナリオ前編)

※自分用のメモのため、雑な箇所が多数あります。

・ハーベストシナリオ(院シナリオ)

人数:3人

分類:推理系シナリオ

→PLが気になることがあれば,その都度情報を出す.判定が必要な物があったりなかったり.できればほしい情報を提案していってほしい.

・レギュレーション

① 全員院生:進学用の経験点10点は配布します.

② さらに消費経験点10点くらいまで

③ スタンスは自由

1 トレーラー
降り注ぐ雨,鉄の匂い,赤く塗れる華

つんざく殺気

殺人鬼は,自分が偽者かなど考えない

汚れている手が示しているから

魔法学園ハーベスト「偽者の殺人鬼」

魔法の時間は,まだ終わらない

2 ハンドアウト(ハーベスト院)
PC1:間宮マコ(友人)

君は,ハーベストの院生で,新聞部に入っており,そのたぐいまれのなる才能で「名探偵」と言われており,新聞部のエースだ.同じく新聞部の間宮マコは学部生で,君とは仲が良く,3年来の友人だ.今回,君とマコは,新聞部部長の藍沢穂乃果に呼び出され,魔道次元にある黄色山(オウショクザン)付近の村への取材と,ある調査の協力を命じられる.調査というのは,黄色山で魔界の魔力が観測されたらしく,PC3がその調査に向かうらしい.なので,君たちは調査の記録係をしてほしいとのこと.君たちは“快く”取材を引き受けた.

間宮マコ 19 女

特徴的なショートカットのピンク髪,オッドアイを持つ.右が緑で,左が赤.明るい性格で,学内では好かれている.PC1の友人.ハーベスト学部生,邪眼学科,新聞部所属.魔法の才能にはとても恵まれている.ハーベストの寮で独り暮らしをしている.新聞部に入っているのは,お金を少しでも稼ぐため.彼女は記憶喪失な上,出自もあいまいで,数年前にハーベスト近郊をさまよっていたところを拾われ,そのまま生徒として迎えられた.それ以前の記憶は,ほとんどないらしい.ただ一つ,名前が間宮マコであることだけは覚えていた.名前を頼りに,昔の自分を探している.

藍沢穂乃果 17 女(公式NPC)

 新聞部部長で,学内一番の情報通.そのため,人の弱みを握り,部への勧誘を行ったりしている.

PC2:ジェックス(捕縛対象)

君はハーベストの院生で,クリーチャーハントや,アマリリス工作員の捕縛で賞金稼ぎをしている.ジェックスはアマリリスの用心棒で,非常に腕が立つ.君は,負けはしなくとも,何度も彼を取り逃がしている.そんな君に,今回,ミッションが下った.内容は,魔道次元黄色山近くの村に行くPC1,PC3の護衛だ.さらに,その山間部付近では,ジェックスのような人影を見たという情報があるらしい….

ジェックス 35 男

長身,男にしては長い髪を後ろでとめている.金の為に仕事をやっているやれやれ系のおっさん.アマリリスの雇われ護衛で,非常に腕が立つ.様々な事件に関わっており,ハーベストでは捕縛賞金がかけられている.

PC3:ハーリィ(友人)

君はハーベストの院生で,カース対策委員会に所属している.歴史オタクのハーリィも対策委員会で,君とは仲がいい.ある日,君とハーリィは,アスタロト先生に呼び出された.話によると,魔導次元黄色山近くの村付近で,魔界に由来する魔力を感じ取ったとのこと.さらに,その後,村周辺で事故死が急に増えだしたらしい.何か関連はあるのだろうか? アスタロトは,君たちに黄色山に向かい,魔界の魔力と事故の原因調査を依頼した.

ハーリィ 23 男

金髪,綺麗な蒼目,だがちょっと頼りなさそうな顔立ちをしている.性格は完全な歴史オタクで,それ故,少々困ったところもある.PC3の友人.ハーベストの院生で,カース対策委員に所属している.しかし,魔法はそれほど得意ではない.魔導次元に関する歴史書が大好きで,所縁の地に行きたがっている.今回の調査も,半分以上はそれが目的である.

アスタロト 年齢不明 男 (公式NPC)

 ハーベスト副学長にして,伝説の八大魔法使いの一人.元八つの枢要罪で,魔界に異変がある場合は,彼から告げられることが多い.

3 シナリオ:導入(院)
PC1→2→3の順にやる.

3.1 シーン1:PC1「本物の生活・新聞部」
・回想シーン

3年前,ハーベスト近郊で間宮マコを拾うシーン.それは,雨の降った日だった.ハーベスト近郊の黒き森を歩いていた.黒き森にある研究所への取材に行くためだ.

その道中だった.なんと,道の端に誰かが倒れている.近づいてみると,それは独りの少女だった.雨でずぶぬれになって,ぐったりしている.君が近づくと,彼女は目を開ける.

「う…いたた.ここ……どこ?」

そのまま彼女は気を失う.君はすぐに彼女をハーベストの保健機関に運んだ.その次の日,保健室の先生から保健室に呼び出される.どうやら,間宮マコが君にお礼がしたいとのこと.保健室に入ると,あの少女がベッドから上半身を起こしている.

「こ,こんにちは.PC1さんですか? この前は助けていただいてありがとう」

「PC1はここの生徒なの?」

「私,間宮マコ.私…記憶喪失で,実は名前以外は何も覚えてないの」

「もし,PC1がよければなんだけど,この学園のこと,教えてほしいな」

「うん,よろしく!」

「PC1は何か部活はいってるの?」「へー!じゃあ,私も入ろうかなぁ」

という感じで,君は間宮マコの面倒を見ることになった.

・マコと話し,穂乃果から依頼を受けるシーン.

さっきのシーンから3年後.PC1とマコは,穂乃果に呼び出されて部室に向かっていた.

部室に着くと,部長の藍沢穂乃果が出迎えてくれる.

「おっ,PC1ちん!マコちん!よく来たね!」

「さっそくお取材のお話したいんだけど,いいよね?」

「えっと,2人には,ギース村っていうところまで3日くらい,遠征に行ってほしいの!ちょっと遠いわ!黄色山って場所の近くにあるの.」「取材っていうか,アスタロトちんの調査協力ね!記録係として行ってほしいの.もちろん,PC1ちんみたいにできる子は,どんどん危険な場所に踏み込んでー,どんどん調査協力してあげてね!で,帰ってきたら記事書いておわり!ね?簡単でしょ?もっちろん引き受けてくれるよね?」「よかった~話が分かる子たちで~」「じゃあ,また,アスタロトちんから話があるから,詳しい話はそこで聞いてね!」「じゃ,よろしく」

(質問無ければ出る)

「なんか,合宿みたいで楽しそうだね」マコはお気楽げに言う.

3.2 シーン2:PC2「ジェックス」
君がジェックスを取り逃がした過去回想と,フリード(賞金の斡旋,その他依頼の管理をしている)から新たな依頼を受けるところ.

(過去のシーン:数日~数週間前)任務で,黒き森にあるらしい,とあるアマリリス施設の強襲に向かった.施設は本当にあったが,施設の前に長身長髪の男が立ちふさがる.

「また,お前さんか,PC2だったっけな」

「俺ぁ楽に仕事を終わらせたいだけなのに,どうして邪魔ばっかすんだ?」

ジェックスは背中にかけた猟銃型の発動体を君に向け,火属性の弾丸を飛ばす.

(ちょっと魔法戦闘の演出をする.)

(問答の最後に)

「へへっ,それじゃあな!」と言って魔法を打って退散.

(それから数日後)

(PC2は暇なときに何してる?)

君のケータイがいきなり鳴る.相手はフリード・フィリップスだ.フリードは賞金の斡旋,その他依頼の管理をしている.

「おはようございます.PC2さんですか?」「この前は任務の方,お疲れ様です」「新しい任務を頼みたいのですが.内容は護衛任務です.で,ちょっとした遠征になります」「まず,護衛対象ですが,調査に向かうPC3さん,PC1さん,間宮マコさんです.場所は黄色山近郊のギース村.(調査内容,日程,などは聞いた通り).どうです? 日程が長いのもあって,結構いい報酬でますよ」「それと,PC2さんがよく邪魔されたと言っているジェックスっているじゃないですか.彼みたいな風貌の男が,村の近くの街で見たという報告が上がっています.」「ホントですか! ありがとうございます.では,後日,依頼主のアスタロト先生から直接話があると思います.」

(質問なければ終了)

3.3 シーン1:PC3「日常・任務・日常」
ハーリィと話し,アスタロトに任務の話を聞くシーン

(登校時間)(暇な時はPC3は何をしてるのか?)

「おはよう,PC3」ハーリィだ.

「PC3,そいえば,次のテスト,大丈夫そうか?」「俺,歴史は得意なんだけどなあ,その他は苦手でよ」「歴史教えてやるからさ!他の教科おしえてくれよ!頼むよ!」

「ああ,そうだ」

「アスタロト先生から,僕のところに連絡があってね.今日の講義後,PC3を連れてきてほしいそうだ.なんでも,カース対策委員としての仕事があるらしい.しかも,遠征だってさ.黄色山(オウショクザン)近郊のギーズ村さ.」「知らないのか? ギーズ村.まあ,ハーベストからはとんでもなく離れたところにあるから仕方ない.」

(ここ以降はPLかPCが止めたらやめましょう)

「林業が盛んで,ひと財産築いたらしい.農業・漁業もやってるから,うまいもんも食えるんじゃないか?」「しかも,これが古い村で,伝統深い侯爵様が統治してるからさ,侯爵亭と村並を見るだけでも一興ってもんよ」「しかも,何やら変な噂もあるらしい…」(聞くと)「ふっふっふ,それは行った時のお楽しみさ」と言い,歩いて行ってしまう.

(放課後)

PC3とハーリィは,アスタロトの部屋に来た.

「うむ,入りたまえ」「よく来てくれたなPC3,ハーリィ.早速だが任務の話だ.ある程度,話はハーリィから聞いているな?」「ちょっと遠いが,君たちには,調査として黄色山近郊のギーズ村まで行ってもらいたい.内容は,私が先日感じ取った,魔界の魔力の調査だ.あと,そのあと村で事故死が増えたらしい.この2つに関係があるかは知らないが,一応だ.ついでに事故死の原因に変なものがないかを調査して来てほしい.日程は,3日間ほどを予定している.宿はこちらで手配しておこう.引き受けてくれるな?」「よし,黄色山はちょっと遠くてな,汽車と箒を併用する.詳しくは後日話そう.他にもメンバーがいるのでな.」

質問が無ければ部屋を出る.

「PC3,楽しみだなあ,はやくギーズ村に行きたいぜ.あ,もちろん調査もするけどさ」

4 ミドル
4.1 シーン4:講義・集会
アスタロト先生の「魔導知識入門」.戦闘魔法,リベラル魔法以外の,魔法に関する広い知識の獲得を目的とした講義である.院生,学部生関係なく必修で,今年から始まった.PC全員とマコ,ハーリィはこの講義をとっている.

「君たちは,マナクリスタルというのを知っているかな? 魔法使いの魔力を集積した石だ.専用の儀式をすることで作れる.現代ではほとんどされていないが,昔は寿命を悟った魔法使いが後世の役に立てるよう,自分の魔力で作った.しかし最近,マナクリスタルの儀式が悪用されている.君たちも十分に気を付けてくれたまえ,殺人鬼“アブソーバー”のことだ.犠牲者は数十人にものぼる.現在は活動していないみたいだが,いまだに捕まっていない.わずか数年前まで活動していた.魔法使いを捉え,死ぬまで魔力を吸い,マナクリスタルを作り出すことからアブソーバーと名付けられたんだ.みな,ハーベストはよっぽど安全だが,離れたところに行くときは,あまり一人でいないように」

「おっと,そろそろ時間だな.これで授業を終了する.質問のある者は私の方まで.それと,PC3,ハーリィ,PC2,PC1,間宮,教壇まで来なさい.任務の事だ.」

「まずは,この任務を受けてくれてありがとう.内容については,各々聞いているな? よし,探すのは魔界の魔力元と,事故の原因だ.内容の補足だが,魔力は黄色山の方から感じた.そっちを探してみろ.あとは村への聞き込み,あと,侯爵が許すなら書庫を見せてもらえ.住民の記録をとっているかもしれん.」

「宿の方だが,あの村には宿が無くてな.だが問題はない,ギース村の侯爵であるロベール・ド・ギース公が快く引き受けてくださった.あと,侯爵のご友人も来ているらしい.各自,無礼がないように.あと,くわしい日程だが,出発は1週間後の早朝,汽車と箒を使っていく.まず,汽車で,最寄りの街に向かい,箒で一時間弱.行き方だは,地図を作っておいたが,真っすぐ飛ぶだけだ.迷わんだろう.最後に,重要なことだが,君たちがギース村にいる間,君たちの方から私に連絡はとれない.電波がないからケータイは使えないし,魔力による通話は遠すぎて普通の魔術師では到底届かないだろう.もちろん,私の方からなら,魔力での通話はできる.といっても私も多忙でな.各夜7時にこちらから連絡するよ.他に連絡できる魔力の持ち主は,ドロシーくらいだろうが…彼女はフリードとカントに書類の始末をさせられている.まあ,彼女は頼れるタチではないし,1日1回もあれば十分だろう.何かあった場合は基本的に君たちで対処してほしい. 何か質問はあるか? よし,では各自十分に準備するように.」

4.2 シーン5:村
君たちは,魔導汽車に10時間ほど揺られ,最寄りの街についた.そこから,箒で3時間ほど飛び,夕方,ようやく海と山に囲まれた村,ギース村が見えてきた.海には漁船が見え,山には畑や,木をきっている人も見える.全ての作業で魔法が使われており,効率よく進めている.マコがPC1に言う.マコ「なんかここの空気!懐かしい感じがしないPC1?」

さっそく君たちは村を一回りし,簡単な地図を作ると,もう日が沈みかけていた.もう夕方だし,侯爵に挨拶にいこう.君たちは侯爵邸へと向かった.

4.3 シーン6:侯爵家の夕食
非常に立派な侯爵邸についた.庭は広く,手入れが行き届いている.

(ドアをノックすると)

メイドがドアを開ける.

「アスタロト様のご生徒様ですか?ようこそ,おいで下さいました.さあ,こちらへ」

君たちは食堂へ通された.歩いていくときも,内装も煌びやかで,金色のロウソク台,高そうな彫刻や絵も飾ってある.

食堂には,とても長い机が置いてあって,メイドや執事を覗くと,そこに2人,席についている人がいる.一人は貴族服を着た男,侯爵,その隣に白衣の男.おそらく,彼が伯爵の友人だろう.

侯爵「やあ,よくきてくれた.私は,ロベール.ロベール・ド・ギースだ.さ,どうぞ座って」と席を進めてくる.

侯爵「君たちは?」

ハーリィ「ハーリィ・ジェプソンです」マコ「間宮マコです」

侯爵「間宮? 聞いたことあるかな? まあ,これだけ人がいれば不思議はないか」「君たちの事は,アスタロト教授から話は聞いているよ.」

彼女は君たちの席に料理を置くと,侯爵の横の席に座った.

侯爵「そこの白衣を着てるのは友人」

さぐる「野山探留です.ここには,土地や生物の調査に来たんだ.」

侯爵「あともう一人,野山氏の友人がいるのだが,現在出かけていてね.また,挨拶するよう伝えるよ.」

侯爵「それから,今はちょっと席を外しているが私の娘の・・・」

…と言ったあたりで,一人の少女が料理が乗ったお盆をもって入ってくる.

リリ「私,娘のリリ・ギースです.よろしくお願いしますね」

侯爵「おお,リリ,ありがとう」

侯爵「さあ,夕食を召し上がれ.せっかくのお客様だからね,料理長にはとっておきのをたのんでおいたんだよ.君たちの旅が良いものとなるよう願って!」

君たちは,夕食を食べ,次の日から調査する感じになりました.

(侯爵,娘,野山に聞きたいことがあれば)

(野山から皆に,出自を聞いてもいい)の「ああ,僕はね,黒き森にある野山研究所から来たんだ.所長をやってる.このあたりの土,マナ,それと生態なんかを調査してるんだ.クリーチャーとかのね.」

4.4 シーン7:調査開始
一晩寝て,次の日,君たちは調査に向かうことになった.(2周想定,丸々一周つかって,3人いっぺんに山に行くことを想定していることを伝える.降りてきたら残りをやる.)

事前のアスタロトによると,調査場所としては,「村」「山」「文献」だそうだ.

文献について,侯爵邸の地下に,書庫があり,そこを自由に使っていいそうだ.

ハーリィ「おお!僕が文献をやってもいいかな? いいだろう?」

ハーリィは半ば無理やり,書庫にいった.

個々からは自由.ただし,山に行くとミドル戦闘になる.

・村の調査(やらなかったら情報収集で出す)

ここ1ヶ月くらいで,事故死者数がめっちゃ増えている.1ヶ月で3~4人出ている.普段はそんなこともない.

・事故死者の特長

クマのクリーチャーに食われた死体(山はヤバイクリーチャーは少ない.おりたきたのかな?)

崖から落ちた死体(ここらの伐採師なら森の地形くらいわかってるはずなのにねえ)

地盤が崩れ,木に頭を打ち付けた死体(雨すら降ってなかったのにねえ)

船から落ちてそのままおぼれた死体(でも,漁業で慣れてるから泳げるはずなのにねえ)

・ギース村におけるアブソーバーの事件

約3年前,アブソーバーのものと思われる死者が何人も出た.当時の村の人間が捜査したが,アブソーバーの影一つつかめなかった.

・アブソーバーについて

ここ何年も世間を騒がせている連続殺人鬼.被害者からマナクリスタルを生成し,力にしている.警視庁の必死の調査に関わらず,つかめているのは,何となくの出現場所と,輪郭だけ.やや小柄であったことから,女性ではないかともいわれている.

・事故死まとめ(情報項目として言うところ)

共通点:全て一人のとき起きている.

酔っていたわけでもないのに,健常者が不注意な事故を起こしている.

泳げるはずの漁師が,波が出ている訳でもないのに,おぼれ死んでいる.

・変な事(他の情報のついで)

みんな,侯爵の娘について聞いてくる.さも,気がないように振る舞っている.

「なあ,あんた侯爵様のとこに泊まってんだろ?リリちゃんは見たかい?元気そうかい?」「ああ,それならよかったよ」

・魔界の魔力について

侯爵に聞いてみると,月に1度くらいのペースで,妙な魔力を感じるという.

・山の調査

次のシーンへ

マコ「あたしは,クリーチャーいても戦闘とかあんまりできないし,ここでもうちょっと聞き込みしてみるね」

・リリのことを聞く(リベラルで成功が必要)

(成功)一か月前の出来事

(失敗)言いにくそうに「いいや,なんでもないよう」

4.5 シーン8:ミドル戦闘(ジェックス)
(山に行くと,このシーンになる.)

君たちは黄色山に行きました.道は大体整備されていて,歩きやすい.(といっても舗装されてるわけではない)ちょくちょく,農業の人や,林業の人がいた.はたして,このようなのどかな山に,魔界の魔力や事故の痕跡があるだろうか?

しばらく進み,人気がないところまでくると,前から犬のクリーチャーが3匹歩いて来た.君たちを威嚇しているようだ.君たちには,そのうちの1匹が,チェンジアニマで動物に変身した人間であるとわかる.

(指摘すると)舌打ちの音がして,そいつの姿が人間の姿にもどる.長身長髪,コート,長い髪を後ろでとめている.PC1と3は彼を写真で見た.そして,PC2は彼と何度も対峙している.ジェックスだ.

ジェ「ん? お前ら,なぜここに?」

ジェックスは肩にかけていた猟銃型の発動体を構える.

ジェ「ここらの地域は事故が多いって聞いてたからよ!見回りに来たらあんたらだ!」

ジェ「そうかそうか,邪魔しに来たんなら帰ってもらうぜ」

(中間戦闘:ジェックス+猟犬2体)

ジェ「ちっ! まだ調査は済んでねえのに…撤退だ!」

彼らは逃げていった.(うまいこと行方を暗ます.どっちに行ったか不明)

その後,君たちは山で探索を続けて,以下のことを発見した.非公開情報が2つあるので,リベラルで判定してもらう.ひとりでも成功したら見つかる.

・妙な岩を見つけた(自動成功)

・珍しくないことだが,凶暴なクリーチャーは少ない(リベラルで成功)

・妙な小屋を見つけた(リベラルで成功)

・妙な岩→山頂付近で発見.非常に強大な魔力がこもっている.その上,魔道次元に存在するマナ1~7以外のマナも含まれている.さらなる調査が必要そうだ.

・クリーチャーが少ない→人を襲って殺すようなクリーチャーはほとんどおらず,道付近で会うことはほぼ無い.安心して農林できそう.ただし,凶暴なクリーチャーが全くいないという訳ではない.森深くにはいるかも.

・妙な小屋→非常に巧妙に隠された小屋.中は,発動体および,魔法使いの者と思われる服,制服,ローブでいっぱいいっぱいだ.しかし,ほとんどが壊れる,破れるしており,埃を被っている.倉庫だとも思えそうだが,しかし,生々しい生活感がある.物がぎっしり詰まっているにも関わらず,人が1人寝られるスペースが確保されており,しかも,何かを食べたと思われる鍋が残っている.鍋は水気があり,つい昨晩使われていたのかもしれない.

山から下りるとき,君たちはピンク色の髪の少女の姿を見ました.少し汚れてはいますが,ハーベストの制服を着ているので,あれは間違いなくマコでしょう.彼女は,山から下てきたようで,侯爵邸を通り越し,村の方へと歩き去っていきました.

4.6 シーン9:合流・情報収集パート1
君たちは,マコ,ハーリィと合流した.情報をまとめる時間だ!(2周目安,ハーリィとマコにも振らせ,成功したら一項目聞き出せる.リベラル値:マコが5,ハーリィが7)

基本的に,「誰かに話を聞く」「追加で何かをしらべる」を想定している.

聞きたいことが見つからない場合は,下にあるようなことを提案してあげよう.

(以下,想定している項目など.)

・マコに話を聞く場合→「事故死の増加要因」「1か月前の出来事」,PCが調べきれなかったことを話す.

・ハーリィに話を聞く場合→「アスタロトの言った通り,住民に関する書類があった.あと,面白そうな学術書が沢山あった.何が関係あるかは不明」

・ハーリィに奇妙な岩の話をする場合→「山で見た奇妙な岩」を話す.

・マコに山で見た事を話す→マコ「へ? あたしはずっと村で聞き込みしてたよ? そのままこっちに帰ってきたんだから,あたしじゃないよう.伐採師さんと間違えたんじゃない?」

(侯爵に聞けばわかるが,村にマコと似た風貌の人物はいない)

・1か月前の出来事:村人の話だと,村長の娘リリが死亡した.原因は,事故死.侯爵も従者も村人も嘆き悲しんだ.葬式もした.しかし,数日たって侯爵は元気なリリを村人たちに見せた.アスタロトが魔界の魔力を感じたのは,ちょうどこの日だ.「死んだリリは別の誰かであったか,葬式自体,集団でみた幻覚だったんだろう」と村人たちは言っている.→侯爵にこの話を聞いても良い.

・事故死の増加原因:(シーン7のまとめの通り)

・山で見た奇妙な岩:書庫に,奇妙な岩についての研究結果を書いた本があった.あれは「ゲネシスの岩」と呼ばれるものだ.ゲネシスとは,第四次元を丸ごと生成した巨大な像で,強大な魔力を持っていた.しかし,ドロシーなどの活躍で,粉々に砕かれた.その破片が,次元の彼方へ飛んで行き,時空を超えて各地に降り注いでいる.山にあった奇妙な岩は,魔道次元と魔界次元の狭間に着地したものと思われる.強大なマナをまき散らしている.魔力通信を妨害しているのは,これが原因だろう.

この像は,満月が出ている場合にのみ,最大の力を発揮する.満月の日に,この像に“願う”と,願ったものの魔力を増強して使用し,願いを叶えてしまうらしい.また,願いの程度によっては少々乱暴で,扱いに注意する必要がある.(報告では,ある地点の100m先に行きたいと願ったときは,ふんわりと飛ばしてくれた.が,同じ地点の1000km先に行きたいと願ったところ,強大な魔力で1000km吹き飛ばされた.マナプロテクトが無ければ即死だっただろう)

・アマリリスの動向:このあたりの地形,動物の生態の調査のため,ギース村に調査員を複数人,派遣したらしい.調査員の名前までは不明.

・(PCが希望すれば)マコと似た人物:PCが目撃した以外にも,マコがいた場所以外でも,マコとそっくりな少女の姿があちこちで目撃されている.特に,黄色山付近が多いらしい.

トリガー:ハーリィの前で奇妙な岩の話をする.

→ハーリィはゲネシスの岩を見に行きたがる.ハーリィ「本当かい!そんなものが実際にここにあるなんて!今すぐにでも見に行くよ!」何を言われてもハーリィは止まらない.ここで,「ハーリィに同行する」か「独りで行かせる」か「止める」か選べる.

4.7 シーン10:アスタロトとの通話・夕食
時刻は7時,調査が一通り終わると,君たちは,夕食に呼ばれる.と同時に,PC3はアスタロトとの魔力の繋がりを感じる.電話だ!

アスタロト「PC3,私だ.進展はどうだ?」「そうか,とくに問題はないな?」「それと,そちらの方にアマリリスの輩が潜伏しているとの情報を掴んだ.奴らは素性を隠し,ここらの土地でなにやら調べているらしい.それに加え,ギース村はアブソーバーの被害が出た最初の村だ.アブソーバーのことは授業で話したから覚えているな?もう8年も前の話だが,もどっているともわからん.十分注意するように.あと2日とも頼む」

4.8 シーン11:(任意)侯爵の告白
夕食だ.野山と彼の友人の姿はない.娘は昨晩のように,配膳の手伝いをしている.

侯爵「どうぞ,座ってくれ.今日も料理長が腕を振るってくれるんだ.残念ながら,野山氏とご友人は気分がすぐれないらしい.部屋でやすんでいるよ」

(野山の部屋にいく:誰もいない)

侯爵「そうだ.君たちの調査の方は順調かい?」

(PCが1ヶ月前の出来事を話す)

侯爵「ああ…….そうだな,いってしまおう.リリ,お部屋で遊んできなさい」

リリ「はい,パパ」彼女は暗い声で頷いた.

さらに侯爵は使用人を部屋から出すと語り始める.

侯爵「どこから語ろうか.まずは,3年前のことかな.流れ星が綺麗な夜だった.突然,屋敷に地響きが走った.黄色山に流れ星が落ちたらしい.実際に見に行ったのだが,奇妙な魔力を帯びていたよ.引き込まれそうだった.」

侯爵「それから時は経ち,1か月前,リリは死んだ.間違いない.山に散歩に行った時だった.ちょっと目を離したすきにどっかへ行ってしまってな.必死に探したのだが,見つけたのは,崖の下だったよ.転落したみたいだった.」「それから,葬式をして….数日たち,また山にむかったんだ.そこで,あの妙な魔力の岩があった.そこで,私はある研究所の一節を思い出した.ゲネシスの岩,願いを叶えてくれる岩.そこには,死んだ人間の蘇生など,まったく書かれていなかったが,私はもう,試すしかなかった.リリが帰ってくるようにと.すると,不思議なことがおこった.リリが目の前にいたんだよ.本当だ.それが彼女だ.従者や村人に見せたら,皆,喜んでくれた.それで,リリと幸せに生活するうちに,だんだんあの葬式は幻覚か妄想だったと思い始めてね.村人たちも一緒だったみたいで,誰も僕の前では1か月前のできごとを話す人はいなくなったんだ.そのまま終わればよかったのに,私は…調べてしまった.リリが本物かどうか.リリのマナを解析したんだ.そうしてわかったのさ,リリは…人間であったが,人間ではなかった.分類するならホムンクルスかな.この結果は,誰にも言わず,私の心の中にしまっておいたよ.そうすれば,リリと幸せな暮らしを送れるからね」「これが,僕と,リリの真実さ.彼女がホムンクルスだったという事実は,誰に言ってくれても構わないよ.どうせ,いつかはバラすときがくるからね」

(妻のことを聞く)侯爵「彼女は,リリが生まれてすぐに病死してしまったよ.彼女を蘇生しようということを思いつかなかったのは私にとってなんと幸運だったのか」

(野山の部屋にいく:誰もいない):従者「お2人とも,散歩に出かけられましたよ」

4.1 シーン11:侯爵の夕食(侯爵の告白がない場合)
「侯爵の告白」がない場合はこっち.

侯爵「どうぞ,座ってくれ.今日も料理長が腕を振るってくれるんだ.残念ながら,野山氏とご友人は気分がすぐれないらしい.」

侯爵「そうだ.君たちの調査の方は順調かい?」

君たちは夕食を食べ,次の日の調査に備えて寝た.

(野山の部屋にいく:誰もいない):従者「お2人とも,お散歩に出かけられましたよ」

4.1 シーンX:探偵さん(いろんなシーンが終ってからやる)
自室に帰る途中,マコがPC1にいたずらっぽく言う.マコ「ねえ,PC1.バルコニーに行ってみない?きっと綺麗なお星様が見れると思うんだ」

君たちは屋敷のバルコニーに行く.バルコニー辺りは照明が少なく,星が綺麗に見える.

マコ「うわー.綺麗だねー」

マコ「そいえばさ,3年前,PC1がわたしを拾ってくれたときのこと,覚えてる?」「雨が冷たくてさ,記憶もなくて,誰に助けてもらえばいいのかもわかんなくて,すっごい不安でさ.でも,PC1がやさしく声を掛けてくれたときね,すごく安心したの」「それからは今でも頼りっぱなし.だからさ,私,これからも一杯勉強してPC1が頼ってくれる人になるからさ.もうちょっとだけ,頼っていい?」「じゃ,そろそろお部屋に戻ろっか!」

(PC1が名探偵なら事件の事を話す)マコ「ねえ,今回の事件.どう思う?この村では人が一杯死んじゃっててさ…これも魔界の魔力とやらの仕業なのかな?」マコ「それともアマリリス?この辺りに潜伏してるみたいだし.」(ひととおり事件を整理出来たら)マコ「これを整理して真相をバババってあてちゃうのが,君だよね.名探偵さん」

4.2 シーン12:侯爵家の朝食・欠食
朝,君たちは食堂に向かう.野山と,その友人もいない.彼らは,昨晩部屋で休息をとった後,散歩に出ていたはずだ.

(岩に一人で行かせていた場合)ハーリィもいない.

侯爵「うーむ.いきなり帰ったということもあるまい.散歩ついでに,探しにいこうではないか.酔い倒れて凍えているかもしれんしな」侯爵はリリを連れ,村に散歩に行った.

(PCたちは,誰をどこに向かわせるか決めること.1人で山にいかないでください)

4.3 シーン13:散歩ついでに血文字
マコ「あ!あたし,屋敷を探してもいい?」(ハーリィがおり,PCが心配だといった場合)ハーリィ「お!じゃあ俺もいくよ!」(ハーリィがいない場合)マコ「屋敷を探してもいい?ハーリィは本が好きだから,書庫にいるのかも.終わったら,村の方にいくよ」.

・村に向かう→侯爵と娘が歩いているのが見つかる.(PC2のイベントを起こしても良い.)

・侯爵邸を探す→何も見つからない

・山→(小屋を見つけていない場合はリベラルで判定)

例の小屋のドアを開けると,それは壁にもたれかかるようにしてあった.

鉄の匂い,赤黒い血,えぐられるように作られた穴,重そうな鞄と,白衣にびっしり血がついている.野山探留が小屋の壁にもたれかかるように死んでいる.どう見てももう助からないだろう.

(これ以上探しても見つからない)

山を下りる際,ここに来たPCとキャラクターは,間宮マコを目にする.

ピンク髪,オッドアイ,間違いなく彼女だろう.

彼女は,君たちに気付くと,ニタア…と笑みを浮かべて逃げていった.

向かった先は,屋敷の方である.

4.4 シーンX:PC2がひとりで行動していると起きる
(ここのシーンの意味:ジェックスを犯人候補から外す)

PC2が一人で探索をしていると,ふと,長身長髪の男が物陰に入っていくのが見えた.(建物の影,林,など)

追っていくと,それは案の定ジェックスだ.わざと姿を見せ,君を誘いこんだらしい.

「おっと待ちな.こっちに戦う気はねえよ.それより,ちょっと取引してくんねえか」

「簡単だ.こっちの質問に答えてくれたら,お前の質問にも答えてやる.追ってんだろ?何の事件だか事故だが知らねえが」

「質問は簡単だ,お前たちの主力部隊3人は(PCたちの事を言っている),昨日の夜何してた?呑気に寝てただけなら構わねえんだけどな」「なーるほどな.じゃ,次はお前の番だ」

(質問に正直に答える)

(取引に載らなかったら)「じゃあ,俺が勝手に質問するだけだ.お前さんたち,昨日の夜は呑気に寝られたか?」

「じゃ,取引終了だ.じゃあな.」

4.5 シーン14:情報収集パート2
(想定項目)

・野山の死体→死体の状況から見て,殺されたのは間違いない.しかも,傷口の状況から見て,犯人は彼の死をクリーチャーにやられたものと錯覚させようとしたらしい.さらに,小屋にはマナクリスタルの生成儀式をした痕跡がある.これは完全に,アブソーバーの手口だと君たちは分かる.おそらく,これまでも事故に見せかけて大量の魔術師を殺していたのだろう.

・間宮マコの調査→住民帳を探ると,「間宮マコ」の名前が出てきた.ギース村近郊の農場で,8年前のものだ.そこには,「当主:間宮マサ,死亡,推定死因:クリーチャーによる魔法行使」「妻:間宮イノ,死亡,推定死因:同上」「娘:間宮マコ,行方不明」「補足:間宮マサ,イノの死因について.部屋が必要以上に荒らされた形跡がないことから,強盗殺人等の可能性有」と書いてある.その他には,「間宮マコ」の記録はない.

・(ハーリィの行方)→昨晩,山へ行った以降,降りたところを目撃されていない.

・間宮マコのホムンクルス調査→間宮マコをホムンクルスの調査に書けたところ,彼女はリリと同じ状態.つまり,ホムンクルスであった.

(屋敷でやってるなら)情報収集が終ると,何かを主張するように,窓ガラスが割れる音がした.

4.1 追加の情報収集
・従者に話を聞く:間宮マコによく似た女が現れ,間宮マコをさらい,黄色山の方に逃げていった.

・黄色山あたりの隠れ家:例の小屋,廃墟となった農場,廃墟となった金鉱山があることがわかる.さらに,金鉱山の周りで,不審な人物が頻繁に出入りしていたことがわかる.

5 クルドサック
・クリーチャーの群れ

獣道を歩いていると,クリーチャーが現れた!対処しなければ.

フォース,ブリンガ,ステルス,ララバイ,エクスプロードなど,攻撃系,隠密系,鎮静化系,またはオペレイト系のどれか.

全員失敗:HP8とTP4が減る.

・探索

古びれた金鉱山はどこにあるのだろうか?時間は限られている.素早く見つけなければならない.

テレポートなどの移動系,スコープ,オペレイト系.

全員失敗:全員は衰弱1と狼狽1を受ける.

・感知の罠

金鉱の中に入ると,そこには魔力の細い糸が張り巡らされているのがわかった.君たちには,これが魔力で作られた罠で,侵入者の存在を知らせるものであることがわかる.解除しなければ,君たちの存在が奴にばれてしまう.

ミュート

全員失敗:クライマックス戦闘が,相手の召喚したユグドラシルが設置された状態で始まる.

6 クライマックス
(岩の前に行くとクライマックス.)

岩の前には,間宮マコが立っていた.しかし,表情やいでたちが違う.岩のから少し離れたところに,いつもの間宮マコがいる.(捕まってればハーリィも)(2人とも,)マナクリスタルの儀式で魔力を吸われているらしい.

(ハーリィがいれば)ア「それにしてもこの男はしぶといねえ.弱そうな顔はしてるが,なかなか魔力が尽きない」

アブソーバー「初めまして,あたしが間宮マコだよ.」

アブソーバー「あたし? アブソーバーとも呼ばれているね」

アブソーバー「ふふふ…君たちを殺したときにどんなに大きなマナクリスタルができるか考えると,わくわくするよ!」

(クライマックス戦闘)

7 アブソーバーの独白
7.1 マコの誕生
あれは,3年前かしら,流れ星が綺麗な夜だったわ.まん丸お月様が出ていてね,ここから空を見つめていたの.そうしたら,山の上から大きな振動を感じたわ.まるで,何かが落ちたような.で,行ってみると,大きな岩があったの.変な魔力を感じたわ.ま,でも,あたし,何事にも動じないからさ,その岩に腰かけて,なんなら,岩のヒンヤリした温度を楽しみながら,そこから見える村の全容をじっとみてたわ.それで,あたしがあそこで普通に暮らしてたらどうなってたか考えてたの.両親にちゃんと愛されて,魔法も正しい目的でつかって….でも,できないのは分かってたわ.

で,そんなことをしてたら,腰かけてる石から妙な魔力を感じてさ,で,次の瞬間,いたの(縛られてる方のマコを指さし)!こいつが! こいつに私の記憶はなかったみたいだけどさ.しばらく連れ歩いてたんだけど,めんどくさくなって捨てたわ.死んだかと思ってた.そしたら,昨日! ひょっこりこの村に顔を出して!ビックリしたわぁ.

7.2 両親の虐待
あたし,魔力の才能は神からもらったんだけどさ,両親を選ぶ才能はもらえなかったみたい.私をずっと働かした上で,暴力まで! 我慢できなくなって,ぶっ殺してやったわ! で,怖くなって逃げたってわけ.ずっと使ってた魔導書を片手にね.もうやぶれちゃったけど.

7.3 マナクリスタルを作る理由
村じゃ知んないけど,山じゃ力が全てなのよ.追手は来る,クリーチャーは来る,食料を分捕る….ぜーんぶ力が無いとできないわ! だから,あたしは持ってた魔導書に載ってた儀式で,マナクリスタルを作ってきたの.あんたらみたいな追手が来ても力で何とかするためにね!

8 エンディング
・捕まってた人は助かった.

・ゲネシスの岩は好きにしていい.

・しばらく,ジェックスは活動していなかったが,しばらくしてまた現れた.

8.1 PC3
アスタロトに報告orハーリィ―と試験

8.2 PC2
活動を再開したジェックスと戦う

8.3 PC1
新聞部に報告orマコと会話(真実を伝えたかどうかで結果が変わる)

(伝えた場合)マ「そいつ…わたしじゃないんだよね.私じゃないのはわかってるけど,なんか…」「私って…なんて罪が重い人間なんだろうって.これから,どれだけの悲しみを背負っていかなきゃいけないんだろうって……」

(伝えない)マ「お手柄だったね.PC1!」「そいえば,アブソーバーって捕まったんでしょ? どんな奴だった? あたし,地下書庫で急に襲われて,目が覚めたら帰りの汽車だったからさ」「そんな奴にも,悲しい過去があったりするのかな?」「あたし,あの村にいると…なんだか懐かしい気持ちになるんだ.で,本気で自分の記憶に向き合っていこうと思うの」「だからさ,協力,してくれない?わたし,頼れるのPC1くらいしかいないからさ」


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