CoC「沼男は誰だ?」 2021/10/19、20、21、22

KP:こや
PL:フウカさん、千波さん、UGEさん、えんぴつさん(Ho順)

お疲れ様でした!4日間で無事に全工程終了いたしました。
今回はむつーさんの改変版を7版準拠にして回させていただきました。
7版準拠にしたことで、幸運やプッシュ、ボーナスダイスなどのリソースをPLさんたちから能動的に使用宣言したいと言ってくれることは嬉しい事ですね。ダイスで一喜一憂しつつも、使えることはないか必死にみなさんが考えながら、遊んでくださっていたなぁと感じました。

ですが、ぶっちゃけた話をすると、めちゃめちゃ……お部屋の準備が大変でした!!!!!
たくさん用意したシーン、BGM、立ち絵……スチル……。
正直、世のCoCを好んで回すKPさんの手間というか、卓準備のすごさに頭が下がります。
私のなんちゃって準備でしたが、みなさんが楽しんでくださったようで何よりです!!!

CoCはやはり情報量が多いので、ある程度のことを振り返れるようにテキストで流しておいて良かったです。こういうちょっとしたことですが、KPする上で大事だなぁとしみじみと実感しました。

事前にみなさんにHoだけでなく、普段どんな生活をしているのか、探索者同士の横の繋がりをわいわいと決めてくださっていたので、KPをしていてもすごく楽しかったです。
特に、Ho3と4が身内というのがね……後半ですごく刺さってきましたね!

*以下ネタバレあり*

夜の幸運チェックをちゃんとくぐり抜けていく探索者……偉い!流石……!
このままなら、ロスト1(このシナリオではEDによってロスト1は確定なので)でいけるかなぁと思ったのですが、まさかの黒板さん!!!!
本当に、一番あり得ない選択肢が、女神のいたずらによって選ばれてしまったなぁと……。もう泣くしかないんですが、しょうがない。しょうがないですね。
出来損ないのショゴスが1匹逃げただけで、人間という種はあっという間に放逐されてしまうのだなぁと思うと……。いろいろ、エグいですね。
PLとPCでも抱く嫌悪感や希望、未来予測とかが違ってくると思うのですごく、すごくみなさん迷うし、考えるし、悩むと思うんですよね。
自分はまだ人間なのだろうか?それともスワンプマンなのか?この、確証がない感じが苦しいですよね!
そのうえで、世界の裏側、真実を知ってしまった探索者たちの選択肢がみんな違ったのが、私はすごく、すごく感動しました。
みなさん本当に藍美さんに好感度高く接してくださったので、嬉しかったです。
藍美さんの行ったことに対して、PCのみんなが黙って言葉を濁してくれていたことに、みんな優しいなぁって思いました。本当に、優しいみなさんと一緒に過ごすことができたのでよかったです。
最初は恐怖という首輪に繋がれた関係だったと思うのですが、彼女の背景を知って彼女のために何かしたいと変わっていく気持ち。そして、それぞれの思う考えのために強い意志を持ってシナリオへ突き進んでくれたなっと思いました。

Ho1:黒板 葉羅宇(PL:フウカさん)
愛妻家にして子持ち。子供たちのために遊園地を建築していた、ハイスペック男子。
だったのに……。
藍美さんに対して、すごく優しく接してくださって……。私は胸キュンでした。
藍美さんの在り方に対してすごく肯定的でしたね。Hoとしても、妻子持ちとしてもどうしても藍美さんと一緒にいるシーンが多くなるのですが、彼女に頼りっぱなしということもなく、揺らぐ彼女のことをしっかり支えてあげる、そんなたくましい姿もすごく好印象でした。
「自分の在り方が分からなくて迷う人に、魅力を感じる人なんていない」というのは、もう恋に落ちてしまう台詞ですね……!かっこよ!黒板さん本当にイケメンでした!!!
スワンプマンという存在については、妻子持ちという観点からすごく揺らいでくださったなぁって思います。世界の裏側を知った黒板さんが、自分がスワンプマンとなったとき果たして、愛する家族の元に帰るのか……。
問いの出ない答えに、すごく悩みながら藍美さんに対しては肯定的に、スワンプマンに対しては悩み続けるポジションとしてあり続けましたね。すごく揺らいでくれたと思います。
モチベーションに「自分の子供に会いたい」っていう大きなものがあり、だからこそ最後までゆらぎながらも苦しみながらもそのモチベーションをずっと貫いたのが格好よかったです。だからこそ、黒板さんがスワンプマン化するということがKPは予想外すぎて真っ白になってしまいました……。ひぇ。
子供たちに最後に会えなかったの、本当にごめんね……!
それでも、泥のように消えていく中でも、それに対して後悔したり、取り乱すこともなく静かに受け入れていくのが、彼らしいなぁって思いました。ありがとうございました。

Ho2:日向 春跳(PL:千波さん)
巻き込まれた一般人枠って感じがすごくしました。千波さんはこのシナリオの特殊ギミックを知っていたので、ちょっと大変なポジションだったかもしれません……。
そう、春跳くんはオープニングですでにスワンプマンとなっているのです。
それを、千波さんは知っているからこそ、キャラクターとしては知らない、もし……そうだったらというのをすごく考えてくれたと思います。
内藤との接触により、冷静さを欠いてしまう若菜ちゃんに、「落ち着いて」って言ってあげるところ、良いですね!何だかんだ春跳くんはみんなのブレーキだったなぁと思いました。
弟君がスワンプマンだったらどうする?という木田さんの質問に「変わらず家族として愛し続ける」と宣言し、その思いを貫き続けたのがすごいなぁと思います。黒板さんと同じく、あくまでキャラクターの主軸は弟君というところが最後まで揺らがなかったのは格好よかったですね。
最後に始さんとのやりとりが熱くて……!
始さんが手を汚すところを見られないと部屋から出て行って、始さんと一緒に戻る途中で泥になって消えていくのが……。驚く始さんに、ただ……それに笑みだけ返すのが、もうしんどかったです。はぁ……。春跳君は確かにここに存在していましたよ!!!!!本当にありがとうございました!!!!!

Ho3:木田 始(PL:UGEさん)
「血の池事件」へのモチベーションがすごく高くて。事件のことになると夢中になるところが、ジャーナリストっぽくて、個性の発露の仕方が上手いなぁと思いました。
リンメイとのシーン、ひやひやするし、予想外のことが起きるし、本当に混乱するしかなかったと思うんですけど、表面上は上手く取り繕っていましたね。
意外と小心者なのかなって思ってしまいました。ここで見せる弱い一面が、後半での大きなギャップになっていく感じがして私はすごく好きですね。
こういう、人間味の強い人が最後に、全人類の未来を背負って最終局面に立つって言うのはいつだって燃えますね!!!
前半で、モチベーションが迷子になっているかなぁと思ったのですが、後半すごく持ち直しましたね!すごく格好よかったです!
藍美さんを肯定しつつも、スワンプマンに対しては否定派でしたね。(藍美さんが増殖しない、力をコントロール出来るスワンプマンだから、というところがひとつのネックだったのかなって思います)
そして、藍美さんに、鐘有藍美のコピーとしての人生ではなく、藍美さんとして人生を全うして生きていけばいいんだよと教えてくれたのが、本当に胸が締め付けられるくらいに嬉しかったです。
若菜ちゃんと意見が対立してしまうけれど、すごく納得ができる始さんの魂の訴え……!本当に響きました!あくまで、殺された被害者側に立って、成り代わったスワンプマンは別のものって割り切った考え。
人類の危機的状況に立ち上がるのは実は彼のような凡人とも言えるヒトなのかもしれないなぁとひしひしと思いました。最後に親族の若菜ちゃんを思い浮かべながら、とどめを刺すのが、もう切なくて、格好よくて……!すごく、人らしい反応にあぁ、UGEさんすごいなぁってしみじみ思いました。
そして、その代償が病院送り……ということが、もう切ない……。切ない最後でした。ありがとうございました!!!!

Ho4:小部 若菜(PL:えんぴつさん)
「僕」と自分のことを呼ぶ、小柄な女の子……。見た目も中身もすごく可愛い。
血の池事件や藍美さんの事について、モチベーション高くPCたちの精神的支柱だったと思います。
藍美さんが潰された場面で、思わず「私」って言ってしまうところがね……。実はキャラ付けってところにこう、胸がときめきました。可愛い!
着眼点が鋭くて、素晴らしいんですよね。NPCにも強気に、果敢に攻めていく姿が本当に将来有望な探偵だなぁとKPはニコニコしていました。
味音痴なところがちょいちょい表出されていて、本当に可愛かったです。控えめに言っても好きですね。
SAN値ががりがりと削れていきながら、失敗すると動揺したりするところがえんぴつさんのうまいところだなぁって思います。
スワンプマンに対しては、肯定派でありそのうえで、依頼人の藍美さんのために探偵としての職務を全うする。
スワンプマンであるという意識を持っている藍美さんに対して、「藍美さんは藍美さんだよ」と受け止めて受け入れてくれたのが本当に、嬉しくて胸が熱くなりました。
馬久留さんに受け入れてもらえなかったら、藍美さんはうち(探偵事務所)で働きなよって誘ってくれるの、本当に、本当に嬉しかったです。
始さんとの信頼関係MAXなやりとりがすごく好きでした。でも、考え方が正反対なのがまた良いですよね……!
馬久留さんとの最後のやりとりで、すごく怒っていたのに、彼が藍美さんを認めたときに、すごく嬉しそうに祝福して、藍美さんを馬久留さんのところまで必死に連れて行ってくれるの、優しくて泣きたい気持ちいっぱいでした。最後まで藍美さんの味方でいてくれて、本当にありがとうございました。
それと、黒板さんの最後を看取って、最後に彼の存在を受け止めて遺言を受け取っていただいて、ありがとうございました……!!!はぁ、しっかり者の若菜ちゃん……本当に素敵で格好よかったです!!!!

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