アニマアニムスキャンペーン「Master of Ritual」 第二部「Unleashed Darkness」感想

GM:こんさん
PL:七夕ドグラさん、こや(PC番号順)

2020年から2021年に駆けて全6話のキャンペーンシナリオを遊びました!
シナリオはこちら
こんさんの人の心がないと評判のシナリオです!情緒かき乱されたい人におすすめです。

こんさんのシナリオ2部を遊ばせていただく機会に恵まれて、本当に、本当に恵まれすぎているなと、しみじみ思います。来年の運まで全部使っている気がします!ありがとうございます!

*以下、シナリオ・キャンペーンの重要なネタバレを含みます*

■第1話『Unleashed Desire(アンリーシュド・デザイア)』2020/10/16
第1部を遊んできたからこそ、穂乃果ちゃんや誠二くんとしんどいことになるんだなぁと思ったら、本当にしんどいことになりました。
こんさんがおっしゃっていたとおり、情報収集の前後で2人への印象が本当に変わりますね。
穂乃果ちゃんが可愛そうで辛い。可愛い女の子なのに、健気に生きている女の子なのに……!誠二くんのせいで。本当に誠二くんに対してはPLとしてとっても怒り心頭でした。許しちゃいけないタイプの悪党ですね!わかりやすい悪いやつ!!

闇落ちしてしまうヒロインにPLは絶望の眼差しを向けるしか無い。あー、辛い……!!ヒロイン、強く生きてほしいけど……まぁ無理ですね。わかる。そして、その展開は超好きです。たまらないしんどさ!ありがとうございます!

穂乃果ちゃんとは今後もお付き合いがあるそうなので、彼女がどんな闇を生んでいくのか、もがき、苦しみながらPLは今後の展開を楽しんでいきたいと思います!

今回のデュオが離れ離れになった兄弟という設定なので、キャンペーンを通して兄弟という繋がりを思い出して、ちょっとずつお互いが歩み寄れるような関係になっていけたらいいなぁと思っています。

PC①:久慈原海(PL:七夕ドグラさん)
穂乃果ちゃんへ声をかける動機や書状の開封の仕方、待ち合わせの時間より早く来て、1円単位で割り勘するところなど、神経質なところがキャラクターの個性や見せ方としてすごく尖っていました。
OPでの穂乃果ちゃんとのやり取りが、とても静かな中でしっとりとした雰囲気があり、きれいな一枚の絵だなぁとしみじみ感じました。
魂願者になってから、穂乃果といきなり距離が離れてしまうのも切なくて。あからさまに態度が変わってしまうところなど、人付き合いのほうは不器用で、自分が傷つかないように距離を取るタイプなんだなぁとしみじみ感じました。

玲司との仲の悪いロールもすごく楽しくて。ツンケンに対してチクチクで返してもらう、新しい楽しさでした!
ロールプレイもたくさん拾っていただきましたし、腕時計のフックなど引っ掛けていただいて、本当にロールプレイがしやすくてたくさん助けていただきました。ありがとうございました。

PC②:嵯峨 玲司(PL:こや)

誠二くんとのやりとりがすごく楽しかったです。陰キャに干渉する陽キャ。すごく、楽しすぎますね。ガンガン干渉してくれるので、ロールプレイもすごくやりやすかったです。どんどん、いいやつになっていくのに、こんなにいいやつなのに、抱えている闇が深すぎる。
玲司くんに見せている面と穂乃果ちゃんに見せている面が違いすぎるのが、もう……しんどい。二面性すごい!

海くんとのやり取りが、単語で短くサクサク進んでいく感じ。
まだ、お互いに煽って、釘を差し合う関係、利害の一致で動いている感じがするのが好きです。
今後の関係の変化を楽しみにしています!!

■第2話『Angels of Carnage』感想  2020/10/26
2部の2話目ですね!おつかれさまでした!!
前回出てきたヒロインの穂乃果ちゃんが続投していることで、内心は穏やかではないPLでした。わさわさ、どきどきしますね。海くんはクールに対応していてすごいなぁと思います。
デートまで行ってしまって、大丈夫かな……そわそわしてしまう!
穂乃果ちゃんが今後どんなふうになっていくのか、どんなふうにPCたちと関わっていくのか、その面白さも2部の目玉なのかなぁと思っています!すごくワクワクする!

アニマアニムスのNPCってそのシナリオでバイバイすることが多いので、キャンペーンとして長く関わってくれるNPCというのは本当に面白いですね。
また、今回のボスNPCである藜くんもキャラクターが濃くて。上っ面が厚くて、内面は真っ黒。
丁寧な喋り方なのに、黒糖ミルクを飲んでいるのかと思うと微笑ましいです。油断しちゃう。

魔宴も毎回、コンさんがこだわって考えているんだろうな~とひしひしと感じました。5対5の闘宴!すごく盛り上がって面白かったです。モブたちの名前も面白かった!
NPCの強さも演出されていて、ヒヤヒヤする場面もあり。穂乃果ちゃんの秘めたる強さがあー、もう怖くて怖くて!もう、続きが気になってしまいます!!

PC①:久慈原海(PL:七夕ドグラさん)
粛々と建築される村にドキドキします。
(監督者として)穂乃果ちゃんとデートに行ったり、一緒にタピオカ飲んで、割り勘にしたり。
ぐいぐいくる穂乃果ちゃんに対して、一定の境界をきちんと築いていて、ガードの固い男の子でした!
穂乃果ちゃんと海くんのピリピリしつつも、どこか気を許してしまう場面にドキドキします!本当に!
穂乃果ちゃんの暗い感情に対しても冷静に対応していたので本当に、大人だなとひしひし感じました。敵わない、もう敗北宣言です!かっこいい!
合流、情報収集のシーンでのやり取りも、話の切り出し方など冷静で落ち着いていて、感情の割り切りも上手くて。
また、腕時計の伏線と、転んだときの対応などたくさんロールプレイを拾っていただいて本当にありがとうございました。

PC②:嵯峨 玲司(PL:こや)
話しやすいなーと気を許した瞬間、藜くんの仄暗い過去が見えて、やっぱりろくな人間じゃなかったー。
もう、陰キャの陰を深めに来ているのかなって気持ちでした。どうしてくれるんですか、陰キャが陰の方向に進化したら。もう、ありがとうございます。楽しい。
闘宴で対面した瞬間のヤバさが……!絶対、楽しんでいるんだろうなぁと思っていたら、やっぱり楽しんでいたー。相容れない性格をしていたー。

海くんとの一線のあるやり取り。しかし、ちょっとずつ、何かに気が付き始めている玲司が受け止められるのか、ちょっと不安ですね。どうなっちゃうんだろう。
個人的に、仲良くないロールが楽しくてしょうがないんです!意地の張ってる玲司が楽しくてしょうがないです。本当に付き合っていただいてありがとうございます!

次は第3話、折り返し地点ですね!あー、楽しみです!また、よろしくおねがいします!

■第3話『Black miasma invitation』感想 2020/12/28
時蓮くんの過去が辛い。
デュオを失い、闘宴のために家族を殺され、家族を取り戻すために戦う時蓮くん。だからといって、いろいろな人を奪魂者にしてしまうのは、だめですけどね。えげつない。本人も分かっていてやっているところがあるのが、あー、苦しい。
対照的に照美さんがこれまで出会ってきた魂願者の中では非常にまともな人物だったため、こんな形での闘宴になってしまったのが辛い!一人になっても魔宴を勝ち残るって言える彼女が強くてかっこよかっただけに、本当に辛かったですね。「パートナーを大事にしなよ」と言われたことも、思わぬ形で失ってしまった彼女からの言葉だと思うと、とても重い言葉だなとしみじみ感じました。

PC①:久慈原海(PL:七夕ドグラさん)
穂乃果ちゃんの自称デートに付き合ってあげるところ。本来ならジュブナイル的なドキドキ、ワクワクな展開を期待していたのに、フラグを片っ端からへし折っていくというか、越えられない壁があるという感じが、攻略難易度の高い相手だなぁとしみじみ思いました。まだ、仲良しポイントが溜まっていないんだ!って気持ちで見ていました。
玲司に対してもデレない姿勢、隙のない姿勢、スタンスがかっこよくて、そこがまた可愛げがなくて、すごく悔しい気持ちでいっぱいです!もだもだしました。
最後に魂の譲渡という約束を取り付けてくるところとかも、本当にズルい!絶対になんとかしたいって気持ちになりました!

PC②:嵯峨 玲司(PL:こや)
海くんといろいろフラグを立てた回になりました!これを次の回で回収するのかと思うと今からとってもしんどくて、楽しみです!
確実に二人の間で積み上がっている信頼や感情が浮き彫りになってきて、ただのデュオとしての関係性から少しずつ築き上げてきたものがそこにあると実感しました。
海くんをどうにかしたいというモチベーションになっているので、どうにかしたい気持ちでもだもだしています!しんどい!楽しい!あー、どうなっちゃうんだろうとワクワクが止まりません!!

■第4話「Time of Liberation」感想 2021/1/10
お疲れさまでした。アニマアニムスキャンペーン第4話。
気になる前回の引きからの、今回のシナリオ。すごいドキドキと「どうなるんだろう」というワクワクでいっぱいでした。
OPから、知らない女性に黒い指輪貰っちゃうし。時蓮くんの重たい過去をPCたちが知ってしまうし。
魔宴さえ無ければ、いや、魔宴があればって変わってしまう時蓮くん!あー、切ない!闇落ちしてしまう彼が切なくて苦しい!

情報項目が3つあったり、協力者を募ったり、黒の指輪にデータがあったり。
戦闘も、前哨戦があって、一度魂を回復して本戦という2本立て!
今までにないアニマアニムスのギミックだなぁとすごく楽しませていただきました!
アニマアニムスの軽さの中で、重くしすぎないちょうどいいバランスでたっぷり遊べた満足感がすごいです!緊張感がすごく丁度良かったです!!
こんさんのアニマアニムスやシナリオへの愛をいつもいつも感じさせていただいてます!ありがとうございます!!

いよいよ次は穂乃果ちゃんとの決着。デュオ以外で長い付き合いのあるNPCですから、思いもひとしおです!あー、どうなっちゃうんだろう!楽しみです!!

PC1:久慈原 海(PL:七夕ドグラさん)
時蓮くんとのやり取りが本当に大人で。お互いの信頼関係がにじみ出るRPがすごくかっこよかったです!
友人だから、多くを言わなくてもお互いにわかっている。そういうのがにじみ出ていて、「あー、そこまで信頼されてるのって、羨ましいなぁ」としみじみ感じました!

そして、ちゃんとフォローを入れてくれる!なんていい男なんでしょう!素直じゃなくて本当にごめんなさい!PLはすごく感謝しています!!!
お互いの関係がわかったところで、ここまでで築き上げてきた信頼が揺らぎはじめている、この不安定な感じ。これが次回以降どうなっていくのかが本当にドキドキで、すごく楽しみです。

PC2:嵯峨 玲司(PL:こや)
OPで黒い指輪をもらって本当にどうなっちゃうんだろうって、シナリオ中ずっとドキドキでした!外れてよかった!!効果を忘れてしまったのが「あー、やってしまった!!」って気持ちでした!使いたかったー!!!絶対、しんどいことするチャンスだったのにー!!悔しい!!!

海くんのことを心配しつつ、あくまでそれは自分が勝ち残るため、そういう面を前面に押し出してきたわけですが、海くんの願いやお互いの関係性が明確になったところでいよいよ彼と向き合わなければならないときが来ましたね。あー、本当にどきどきとわくわくでいっぱいです!次回もよろしくお願いします!!

■第5話「The Truth Revealed」感想 2021/2/26
お疲れさまでした。アニマアニムスキャンペーン第5話。ついに来た5話!
穂乃果ちゃんとの決戦でした。海くんとの会話が、もうヒロイン全開だ!可愛い!とニコニコして見ていました。こんさんの女の子は可愛いです!柔らかい穂乃果ちゃんと海くんとのやり取りが、もうしんどい。闘宴の前に仲良しポイント上げるのはもうしんどかったです。

また、イザベラさんも穂乃果ちゃんとは系統の違う、無邪気な女性で謎の魅力を放っていたので、ぞくぞくしました。そして彼女はなんと気の多い魔宴の主催者!まさかの正体にびっくりしました!一部との関係がわかってきた感じですね。彼女の目的も分かって、魔宴というものの実態や自分たちが彼女にとってコマのひとつでしか無いことを知り、この人と海くんを引き合わせたくないな、としみじみ思いました!

いや~、これは最終回のEDがどういうものになっていくのか、今からドキドキしています!
シナリオの最後に、こんさんのシナリオの考え方とか、背景とかを丁寧に教えてくださって、物語の真相を覗けば覗くほど、最終回が本当に怖いですね!怖いー!
こんさん、毎回毎回素敵な卓を本当にありがとうございました。

PC1:久慈原 海(PL:七夕ドグラさん)
2回目となる穂乃果ちゃんとの闘宴。黒の書状をもらって「2回目ですね……」と言う呟きが、高校生なのに、もう重い!
穂乃果ちゃんとのやり取りも、腹のさぐりあいから、優しいやり取り……1話でできなかった見送りシーンも、積んでいるなぁとしみじみ思いました。
穂乃果ちゃんに対しても遠慮しないで全力で戦う姿勢を見せてくれる。本当に海くん男だなぁって思いました~。かっこいい!

前回の最後に海くんと本当の兄弟であることが判明し、少し距離感ができた関係だったので、海くんへちょっと試すような言動をしたのですが、全く反応が変わらなかったうえで、「関係はこれまでと同じ。かわらない」と言ってもらったことが嬉しかったですし、「デュオで相棒」という言葉に「遠慮はいらない」って返していただけたのが本当に、あぁ、積み重ねてきた関係があってこその言葉の重みだなって感じました。

ついに海くんも喪失が発生し、かつての家族とのつながりが薄くなってきていることがもうしんどいですね!次で、玲司ともサヨナラなので、かつての家族ーと泣きながら画面の前で大号泣してしまいました。

PC2:嵯峨 玲司(PL:こや)
OPでイザベラさんと再会をして、この魔宴の真実を知り、彼女の目的を知りそれでも、一度願いを持って参加した以上、この魔宴を勝ち抜く決意をさらに固めました。まさか、主催者から直接黒の書状をもらう日が来るとは思ってもいませんでしたね。びっくりしました。

海くんとの軽口の応酬もとっても楽しかったです。闘宴前のリングキスも前回までと少し替えて、握手をする形に提案したのを受け取っていただけたのが本当に嬉しかったです!1話からずっと温めていた伏線だったので、キャンペーンで回収できたのが本当に嬉しかったです!

■最終回「Unleashed Darkness」感想 2021/3/26
お疲れさまでした。アニマアニムスキャンペーン第6話、ついに最終回でした!ありがとうございました!
キャンペーンの1話で黒の指輪という謎のアイテムが、4話でPCのもとに転がり込んできて、5話で魔宴の真実を知る……。キャンペーン中に見え隠れする謎が少しずつ明かされていく……そういう楽しみもある2部キャンペーンでした。1部から遊んでいたので、本当に楽しかったですね!

こんさんのイザベラさん、本当に底が見えなくて怖かったです。謎めいた主催者。でも、願いを叶えてくれたので、いい人(?)彼女の願いを叶えるために、玲司は本当のコマとして次の魔宴に参加するのかと思うと、辛さで胸がいっぱいです(笑)
たくさんシナリオで自由時間を取っていただけたので、海くんとのこれまでの思い出や、自分の中に抱えるものを話す最後のシーンができたと思います。
半年間、3人で一緒に積み上げて、2部も最後までこんさんに見守っていただけて、感謝でいっぱいです。ありがとうございました!

PC1:久慈原 海(PL:七夕ドグラさん)
お互いの生い立ちや現在に至るまでの家庭環境の話をしたり、魔宴というきっかけがなかったらお互いの存在について知らないまま生きていっていたのかもしれないって思うと、感謝する側面もあり最終闘宴である事実が重く感じたり……。
その後のシーンでも、一緒に子供の頃の思い出を振り返りながら、最後の思い出を作り。しっとりとした空気感の掛け合いをしていただけて、雰囲気やモチベーションを崩すことなく最終闘宴まで至ることができたのは、ドグラさんがRPを拾ってくださったり、投げかけてくださったからだと思います。丁寧に思い出づくりに付き合ってくださって、本当にありがとうございました。
海くん、きっと優しい顔をしていたんだろうなって思うと切なくて、苦しくなっちゃいます。

最後の玲司の願いを聞いて、予想外のことで驚かせてしまったかもしれませんが、玲司は海くんと過ごしてきた5話までの積み重ねで変わっていったんだろうなぁと思います。
1話時点から、堅物で少し融通の効かなかったところがあったのに、キャンペーンを通して少しずつ揺れ動く部分が見えてきて。ちょっとずつ柔らかくなっていった印象をいだきました。
正直、1話時点からの距離感からは考えられないくらい、お互いにかけがえのない存在になれたことにすごく感謝しています。ありがとうございました。

PC2:嵯峨 玲司(PL:こや)
最終回が来るのが本当にしんどかったです。辛い辛い。泣きそうになりながら卓に行きました。アニアニの最終闘宴は2回目ですが、大切なデュオとの別れは何度やっても慣れないだろうし、だから大切なんだろうなって思います。だからこそ、大切な時間を一緒に積み上げてこれてよかったなって思います。

義理の妹と弟(海くん)とを天秤にかけて、1話からの積み重ねの結果、海くんに傾いてしまいました。本当に驚かせてしまったなぁと思いつつも、やっぱり、一緒に辛いのを乗り越えてきたデュオだから手を離せなかったですね。最終闘宴での海くんからの「兄さん」呼びがもう、辛くてしんどくて。あーもう好きでした!呻きました。

2部を遊ぶ前段階で、離れ離れになった兄弟設定を快く受け入れていただいて、ありがとうございました。ちょっとずつ距離感が縮まっていく関係を積み上げながら、一度千切れそうになった絆を再度結び直して、より強固なものになった二人の関係を作り上げていけたことに感謝しかありません。本当にありがとうございました!

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