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無理して苦労するのをやめよう

世の中の常識をそのまま飲み込んで自分の価値観として生きるのは危険で、時には俗の常識に流されて本当の自分を見失ってしまう場合もあります。特に苦労話を疑いましょう。

よく年上の方から若者に「若いうちに苦労買ってもしろ」と言ってますが、あれは罠だと思います。言ってる本人はただ常識を言うつもりで言ったかもしれないが、若者には無意識の中で前へ進む壁を作ってしまう可能性が高い。

世の中に苦労される人への評価が高い。例えば、中国語の中でもよくある《吃得苦中苦 方为人上人》人以上に苦労してこそ、人の上に立つことが出来る、《苦尽甘来》苦しみが無くなったら喜びが来るなどのことわざがあります。逆に楽して上手くいってる人をあまり良い評価を与えなくて、ただ運が良いやつだと一言片付けてしまいます。

このせいなのが、自分は小さい時から苦労するのが苦手で、嫌々から始めたことがほぼ嫌な結果になったのと、思い付きでワクワク感の元で上手くできたことが多かったので、自分ただ運食いの無価値な人間だと自己嫌悪がひどかった。大人になってもその体験と感覚はしばらく続きました。

自分的には苦労すればするほど苦しくなって、結果も悪くなる一方なのに、苦労してからこそ価値ありという考え方に違和感を感じても関わらず自分の生きる価値を疑ってしまいます。

例えば、私はネットショップを運営した時に、自分の勘によっていいなあと感じる商品の実物を見なくてもどんどんネットで仕入れて日本に輸入しても普通に品質とデザインに問題なく売れて行きました。しばらくすると、ある日一部の輸入販売者が商品選びに海外の工場に足を運んでいくのを見て、心が現地に行くのが嫌だなと感じながらも頭がこれはチャンスだと判断して、面倒でもわざわざ一週間の時間を取って、飛行機切符、滞在ホテルを予約して、商品メーカーと連絡して、東京から海外の工場に行ったこと二回もありましたが、結果として大失敗でした。時間とお金のコストもちろん膨らみましたが、二回苦労して手に入った商品全く売れずに全滅でした。

商品だけではなく、生活の中でも自分はやらなければいけないという変な責任感が先行し、実行するのが嫌だなぁと感じても無理してやったこともほぼ嫌な結果になりました。

人間は失敗から学べる生き物なので、さすが何回も似てる過ちを繰り返したら気付きます。今はもう苦労しそうと感じたら、すぐ立ち止まって、心にワクワク感があるかどうかを感じてみることにしてます。

その時にもししなければいけないなど責任感は心から湧いてくるワクワク感より強かったらやめることにします。ワクワク感が強かったら進みます。これは今の自分の物事を進めるかどうかの判断基準にしてます。

無理して苦労するのは効率悪いし、結果もイマイチなので、無理して苦労するのはやめよう!




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