《陰騭録》袁了凡は寿命を延した

袁了凡は自分の寿命を延ばし、新しい運命を作りました。

《陰騭録》立命の編

私は「治心篇」という空白のノートを用意し、毎日の善行と悪行をすべて記録しました。

朝になると、家族はそれを使用人に渡して机の上に置かせました。夜になると、私は趙閱道を模倣して中庭にテーブルを設置し、一日の行動を天に伝えるために香を燃やしました。

あなたの母親は私があまり善行を行っていないことに気付き、不満そうに言いました：「以前はあなたの善行を手伝っていました、3,000に達しました。今は10,000を行う誓願を立てましたが、官庁で行う善行がありません。いつ完了するのですか？」

ある夜、私は神秘的な存在を夢で見、善行を完了するのは難しいと説明しました。

その神秘的な存在は言いました：
「一般の人々の糧食費を軽減するだけで、10,000の善行を完了します。」

おそらく宝坻の田地税に関連していました。以前税金は1畝あたり2.37文でしたが、私はそれを1.46文に減らしました。

私はこれについて疑念を抱いていましたが、ちょうどその時、幻余禅師が五台山から私のところに来たので、私は夢の話しをして、夢からのメッセージを信じてもいいかと尋ねました。

幻余禅師は言いました:
「あなたの善行の気持ちは誠実で本物です。一つの行為は10,000の善行として数えられます。さらに、県での税金軽減は何万人もの人々に利益をもたらします。」

そして私は給与を寄付し、幻余禅師にそれを五台山に持ち帰り、僧侶たちにお布施しました。

幻余禅師たちにも一万の善行の完成に回向をしていただきました。

孔先生は私の53歳での災難を予測しましたが、私は寿命を延ばすことを求めず、その年は何事もなく過ごしました。

私は今69歳です。「天命は信じがたい、運命は変わりやすい」という言葉は嘘ではありません。

自分自身に禍福を招くという考えは聖人の知恵であり、禍福は運命で決まるという考えは一般の人々の見解です。