第18回書き出し祭り 自作振り返り会

第18回書き出し祭りに「2-4 ヶ族の花嫁と契約の呪鬼士」で参加しました、江東乃かりん(江東のかりん)です。

書き出し祭りとは何ぞや?は、他の記事にお任せします!
簡単に言うと、「物語の冒頭の魅力を競うお祭り」です。
気になったら検索してみてください。
ちなみに次回「第19回」の情報は↓こちら↓
https://twitter.com/kakidashi_fes/status/1659498849659129856

本作の書き出しを読んでくださいました皆様、票を入れたり感想を下さったり、そしてファンアート描いてくださったりしました皆様へ、お礼申し上げます…!
なにより、書き出し祭り事務局さま、素敵なお祭りを開催してくださり、ありがとうございます!

早速、振り返り(反省と分析)会はじめまーす。
わーぱちぱちぱち。

今回の書き出し内容

https://ncode.syosetu.com/n3137ie/5/

人外たちが、わちゃわちゃするお話です(説明雑過ぎ選手権)

「ヶ族の花嫁と契約の呪鬼士」予告画像

ついでに、カッコイイ(自画自賛)予告画像作ったから見てみて~!!

今回の目標

今回参加するにあたって目標を決めました。

・連載想定ケースで書いた場合の反応が知りたい
・誰かひとりでも良いから、推し(1位票)になりたい
(順位は問わない。刺さる人がいるかを知りたい)

結果

1位票:3
2位票:1
3位票:1
総計:12
いいね数:2
会場順位:13位
全体順位:50位(同率4作)

→「誰かひとりでも良いから、推し(1位票)になりたい」を達成!

おまけ:前回(16回)参加時の結果

1位票:なし
2位票:3
3位票:3
総計:9
会場順位:23位
全体順位:79位

タイトルについて

ヶ族の花嫁と契約の呪鬼士

募集開始日に応募しましたが、翌日に「タイトル名ほぼ読めないな?むしろ読めたらすごいな?」ということに気付きました。
やり直せるなら「呪鬼士」にルビ振りたかった(厳密に言うと括弧で括りたかった)ですが、時すでに遅し!
早くもタイトル公開前から、反省会が始まりましたw

読み方はヶ族かぞくの花嫁と契約の呪鬼士エスクワイアです。
「呪鬼士→じゅうきし(と読ませる)→従騎士→エスクワイア」です!

ルビを振っておけば、ハイファンラノベっぽい雰囲気がもうちょっと出せたかもしれません。
そしたらタイトル時点で気になってくださる方が少しは増えたかも…?…分からんけど。

タイトルだけの場合、読者の方がジャンルをどう把握されるのかは気になりました…。

タイあらについて

頂いた感想は、おおむねは好印象でしたので安心しました…!

特にあらすじで意味が明かされる「ヶ族」のネーミングについても、好評なようで、良かったです!

本文について

今回の目標設定と得られたこと

今回の反省する前に、まず前回の本文の構成について振り返りをします。

前回参加時は、連載4話分を4000文字に圧縮したため、かなり急展開になってしまいました。
その影響か、ほのぼのからシリアスへの急転落具合が際立ってしまったと思いました。
前回はタイトル回収がやりたかったため、それはそれで目的を達成していますし、そういう意味では満足しています。(タイあら詐欺してしまった件はさておき)
一方で、圧縮しすぎてしまったため、連載時の冒頭への反応を見たかった場合は、あまり適切な冒頭ではなかったのでしょう。

そこで、次に参加する際にまず考えるべきことは参加する目的は何か、を決めることだと思いました。

さて。今回のお話に戻ります。

上記の反省点を踏まえた上で、今回の目標を、連載したときの反応が知りたい、に設定。
今回はタイトルの後半の回収はしないことにしました。
するにしても、連載4,5話では済みません。ごふ…。
素直に、「連載するとしたら…」…というか、書きたいように冒頭を書き上げました。
それでも文字数は足りないので、圧縮できるところはしました。
ただ、なんか変なこだわりを発揮して、誤差の範囲とは言え一見して謎なところに傍点入れてしまいましたw

結果、めっちゃスロースタートな書き出しが出来上がりました。

本文では、
・将来何かが起きる予感(一方的な結婚式)
・世界観のある程度の説明(主人公たちの外見や性格など)
・主人公の目的(救出作戦)
を提示しました。

やろうとしていたこととしては上記が上手く果たせたかな、と思います。

一方で、
・物足りない(主人公が能力を発揮していない※言い訳したいw)
・ボーイがミーツしていない(仰る通りです。でも尺が足りない…)
と言う課題があることも、感想で明らかになりました。

ごもっとも!と声を大にして言いたいw
でも祭りでは文字数足りないのでしたー。

また、前回参加時は(意図はしていなかったのですが)タイあら詐欺な内容になってしまいましたが、今回はタイあらから得られる情報から内容が大きく乖離していないように出来たと思います。
ヨカッター!

今回得られた課題について

物足りなさについては、みっつ挙げられると思います。

ひとつ、主人公が能力を発揮していない点。
これについては、主人公がパルクール的な動きを見せた箇所が、彼の能力の片鱗として描いた部分…つもりでした(言い訳)
…でしたが、期待値を上げる要素としては、あまり高くなかったようです。
ただ、漫画原作としてならこのままでもアリかもしれないかな、と個人的には思いました。たぶん。
なお、ストーリー的にはこのあと潜入することで、戦闘シーンに入ります。
能力の見せ場があるとすると戦闘シーンになりますが、それを書くには冒頭を消すしかありません。
冒頭を消してしまうと、予感の部分が消失してしまうため、現状の本文になりました。

ふたつめ、ヒロインも能力を発揮していない点(まがお)
入れられるのであれば、歌うシーンを入れたかったです。
入れなかった理由としては、文字数の都合もありましたが、歌うということは…すなわち、冒頭がポエムになる…ということ。
冒頭ポエムはどうなの?…ということで、やめました。
ただ、この部分はもうちょっと幻想的に書ける場面ではあり、1行ポエくらいはしてもよかったのでは…と思うので、悔やまれます。
連載するときは、この辺をもうちょっと幻想的にする!(決意)

最後みっつめ、情報の出し惜しみをしたこと。
今後の期待値を上げていくための要素が、少なかったのではないかと思います。
細かいところでは、主人公の種族を断定しなかったところとか(描写はしている)、ク族のキャラの名前とか、ヒロインが歌う描写以外は喋らないこととか…。
そういった、結果的に期待値を下げてしまう要素が多かったのではないかなと思いました。

ボーイがミーツしていないについては、戦闘シーンの次にあたるため、書き出し祭りにおいては文字数が足りないので諦めてました。
ただボーイがミーツする予感を感じさせるために、冒頭の結婚式を入れる必要性はあると感じていたため、今回の構成にしました。

まとめると、良くも悪くも全体的におとなしい書き出しだった、と思います。

物足りなさについてはもう少しなんとか出来たのかもしれないな…と思いました。
…ただ文字数ほんとギリギリなんですよね。
つまり何かを削らなければならない。
どれを削って、物足りなさを失くすか、と言う点は、課題になってくると思います。

…ただ、連載するときは文字数制限ないので、ある程度は取捨選択しつつも出し惜しみはせずにやっていきたいと思います。

良かった点?

(※自分なりにかみ砕いています)
・王道なストーリーが予想出来る(王道好きな人が安心して読める?)
・人外好きに良き

要素として、届けるべき読者層に届きそうな書き出しにすることは出来たかな、と思いました。

悪かった・足りない点?

(※自分なりにかみ砕いています)
・なにも始まっていない/物足りない/期待値が高まらない/状況説明にとどまっている
・ボーイミーツガールものだが、ボーイがガールにミーツしていない

次へのドキドキワクワクといった期待感、つまり次ページをめくるための要素が薄かったかな、と思いました。

祭りにおいては、こうすればよかった?

・結婚式の部分をもう少し幻想的にすればよかった(盛り上がり対策)
・情報の出し惜しみをしてはいけない

もっと!結婚式を!儚く出来たはずだ!!!
(そうじゃない)

総括

自分は、書き出し祭りに作者参加してまだ2回目です。
書き出し祭りは作者の参加目的に応じて、書き出しの書く範囲は変わってくると思います。
票を取りたいか、連載時の手ごたえを感じたいか、などなど。

今回自分は、このまま連載した場合にどういった反応が得られるかを知ることが出来たことと、この物語を好きになってくれそうな読者さまがいるかどうかを知ることが出来ました。
また、足りない要素があることも得られました。

ただ書き出し祭りでは4000字ギリギリで書く必要があるため、足りない要素があるならば消さなければいけない要素があるということ。
どこを取捨選択していくかがお祭りでの課題になるかな、と思います。
反省についてはいずれ活かしたいと思います。

今回も参加させて頂くことが出来て、とても良かったです。
(読書感想文のような文章になってしまった…)

描いて頂いたイラスト

書き出し祭りでは、ファンアートを描いて頂くことが出来ます~!
イラスト描かれる方が、依頼の募集をしていたりしますよー。

というわけで(?)、今回描いて頂いた素敵なイラストを掲載させて頂きます!( *´艸`)<むふふ

exa さま
鵜鷺乃鈴芽 さま
遥彼方 さま
雅野キュウ さま

有難うございました!

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