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キレイだったから

うす曇りの空に小さな亀裂が入り、そこに光が差し込んでいた。

キレイだなぁ
と思ってみていると

周りの雲の間に亀裂が入り
広がる度に
その隙間に日の光が
稲妻のように走り
そのまま輝きだした。

まるで金色に輝く龍が
その眼から光のビームを出して
広げた口から
輝く炎を吹き出した瞬間のように

それは、ちょっと不思議で
とてもキレイだったんだ。

その瞬間を見逃してしまうのが惜しくて
写真をとるのをやめて眺めていた。

最後はさらに大きくなって
ひときわ輝いて
本当に美しかったんだ。


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