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子育てヒント 外に出て遊ぶ② 忍者の道

外に気兼ねなく遊びに行けるようになり、元気キッズを抱えて日々奮闘しているママさん、パパさんは、少し安心している所でしょうか?

いあいあ、外に出ても良いなら良いで、
どこに行こうか、どんな遊びをさせてあげられるか、この元気キッズを満足させるために
日々苦労してますよ。💦

って聞こえてきそうです。
ほんと、そうですよね。
やっぱり子育てって、なんだかんだと大変です💦

そこで、私が子育て中に活用していたアイデアをご紹介させていただきます。

ただのお散歩や、いつもの買い物ルートが、忍者の道を歩くことで、ちょっとした冒険になります。

【忍者の道】

『忍者の道』とは何かと言うと、町を歩いている時に
車道と歩道や敷地を分ける縁石、花壇の縁、ガードレール、駐車場や家屋と歩道を区分けするブロック塀、階段等で手すりを埋め込む為の土台、隙間、公園の周りを囲むフェンスや囲い、
本来は人が歩く為に出来ている訳ではない場所があります。

また、段差は無いけれど、歩道と車道の区分けや横断歩道を意味する白線もありますね。

これらの場所を『忍者の道』と呼んでいます。

ヤンチャでおてんばだった私は
そんな危ない場所を巡るルートに一人で挑んでいましたが、今はそんな遊びをする子供は殆ど見かけなくなりました。
今思うと本当に危険で、うちの子供達がやっていたらと思うとゾッとします。

ですが、今回はあえて、この『忍者の道』遊びをご紹介させて頂きます。

毎日のお買い物、またはお散歩のルート上において
手を繋いでサポートしていれば安全な場所、低い縁石等がある時は、その忍者の道を歩いて良いと許可するイメージです。

その際に
・車が来ていない時
・他人の通行の邪魔にならない時であること
・子供の年齢に合わせて、危険ではない高さや場所であること、
・常に手を繋いでいても良いこと

が条件です。

また、子供が嫌がるならば、決して無理強いはしません。

この、『忍者の道』行けそうだけど、チャレンジしてみる?
と聞いてみて、本人がやりたいと思うならば
『ここなら、大丈夫だよ。忍者になってみようか😊』
という感じです。

ここは無理だなぁと思う場所や
高さや、ガラスが敷かれている危険な場所や
道理的に考えてダメな場所、
家の敷地内など、人が通るとその家の人が嫌がるであろう場所は
その理由を話して、
『だからダメなんだよ~』
と教えていきます。

そうすると、段々、行ってはいけない場所とその理由を理解するので、当たり前のことのようにしなくなります。

また、特に乗っても構わない場所は、喜んで上がるようになります。
子供にとって、いつものつまらないスーパーまでの長い道のりが、
頭と体を使って、忍者の道に挑むプチ冒険の道になるのです。

低い縁石を歩くときは、あまり危険はありません。
お花がそばにある縁石や、花壇の縁を歩くなら、お花を踏まないように
『お花、綺麗だね。踏んだら可哀想だから踏まないように気をつけて歩くのも忍者の試練よ。😊』

というように、まるでミッションのように伝えます。
とても頑張ってミッションを成功させてくれますよ。

また、バランス感覚が発達しますし、色々な筋肉を使って頭を使っています。

縁石もなく、忍者の道を歩くような場所がない道路の場合は
『あの看板まで、道に書かれている白線の上をはみ出さないように歩く』
というミッションを出しました。

この時は手を貸さずに、子供の力だけで課題のクリアを目指します。

目印になる場所は、他にも
・赤い屋根の家の前まで
・あの駐車場の入り口まで
・あの信号の手前まで
というように、必ずゴールを作ってあげます。

また、目線が足元に集中するため、子供より車道側を歩いて
安全に気をつけて見守ってくださいね。

忍者の道にチャレンジ中は
車がきたときは、一旦止まってやり過ごしてから、続きを再スタートをすると良いです。
『はーい、車が来たから、一旦ストーップ!!』
終わりではなく、一時停止であると理解するので
そんな号令をちゃんと聞いてくれて、安全な状態になってからミッションの成功を目指してくれたりしますよ😊

ママやパパのお買い物に嫌々付き合わされるのではなく、
子供も冒険気分でママやパパと歩くのですから
子供にとっても、歩く時間が楽しいものになります。

【チャレンジの失敗もある】

思ったより厳しいチャレンジになったり、時間がなくなってしまう事もあります。
そんな時は、何故中断しなければならないのか、その理由を子供に伝え、
また今度チャレンジしようね。
とミッションの失敗を次の成功に繋げるようにしてください。

また、子供が自分から飽きてやめてしまうこともあります。
でも、責める必要はありません。ただの遊びなので、それでもいいのです。

『失敗は成功の素』
『失敗はダメなことではない』

自信を失くさせるのではなく、次があるのだと思ってくれると
すごいですよね!😊

【遊びを通して安全と身を守る事を学ぶ】

注意点としては
『忍者の道』は低い場所でも気をつけてあげないと怪我をするかもしれません。
必ず側で見ていてあげてください。手を繋ぐなど安全対策を忘れないようにしてください。
車や周りの人に気をつけるということを
必ず『言葉』と『行動』(しぐさ)で伝え、大袈裟なくらい子供と一緒に確認してくださいね。
遊びながら学ぶと、とてもしっかり身に付きますよ😊

大きくなると自分一人でも忍者の道を通るようになるかもしれません。
でも、保護者が見守り、安全に注意すること、人の迷惑にならないように気をつけて通ること、何がどう危険なのかを伝えてきたので、身についているようでした。

中学生になった息子が他の子供達と遊んでいるのをたまたま見かけて、遠くから見ていたら、
自然と当たり前のように、周りを確認し、迷惑をかけない場所を選び、自分の身を守りながら遊ぶ動作をしていましたよ。

何も教えずに駄目だと言って危険から遠ざけるよりも、
町を歩く際に
あえて少しずつ、危なく無いことから遊びを通して、危険回避を学ばせることができると
私は思っています。


😻ここから降りるのは
ちょっと高くて怖いなぁ💦

サポートありがとうございます。これからも頑張ります。🐈✨