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【エグゼ6マスターズクラス全国ベスト4】ファイナルファルザー

待望のアドコレがついに発売。世の中のエグゼ熱が再び燃え上がっているこの機に、今までずっと秘密にしてきた、私がエグゼ6の全国大会マスタークラスで使用し全国ベスト4となったカスタマイズを公開しようと思います。

特徴の1つは、16人の全国大会出場者のうち唯一のファルザー版だったこと。
現在でこそファルザー版の開拓も進み寧ろファルザー版が優勢な面もあるほどですが、当時はほとんどの人がグレイガ版を選択するグレイガ全盛期。そんな中ファルザー版の強さを知らしめた1つのターニングポイントとなる構築です。

フォルダのコンセプトは、「ファルザー版の全ての力を結集し、その力を余すこと無く発揮するファルザー版の最終構築」。グレイガ版全盛期の中でも自分が気付いているファルザー版の強さを凝縮し、打倒グレイガとエグゼ6の集大成を目指した構築です。

以降、チップフォルダ、改造カード、ナビカス、戦い方及び弱点についての解説を記してあります。
ずっと秘密にしていた戦法であるため、本情報は有料記事という形での公開とさせていただきます。ご了承下さい。
(2024.4.29更新) EVO Japan2024 サイドトーナメント優勝を記念して無料公開としました。記事を購入くださった方、ありがとうございました!


チップフォルダ

チップフォルダ。コードGとWが軸

要求はアンインストールがあるコードがあることのみ。今回はアンインストールを最も当てやすいチップの1つであるノイズストームを採用し、コードGが決定。ノイズストームはそのままドリームオーラ対策にもなります。得意のエアホイールを1枚入れるかはかなり悩んだのですが、無いほうがフォルダの回転率が良くなるため見送ることとしました。ガンデルソルEXはとどめ性能がかなり高く、東京大会優勝時にもとどめに活躍してくれたチップなので今回も採用することにしました。

まだフォルダに余裕があるためもう1つコードを検討し、コードWを選択しました。サモンブラック3、ダブルビーストなど高威力なチップが揃っていること、穴で相手を分断したりサモンブラック3の起点にできるマグナムがあることが決め手となりました。守りを固めれるバリア200も採用しました。

*については、まず当時あまり知られていなかったダストクロス+フルカスタムのコンボのためにフルカスタムをレギュラー設定。これによりアンインストールを早期に狙って引いていきます。
基本のエリアスチール5枚、インビジブル3枚。守りもしっかりカワリミ3枚としました。これらのチップは状況に応じてクロスビーストのチャージにも使用します。

デスマッチは、アンインストールを当てた後に相手の動きを封じてクロスビーストの攻撃を当てるために使用します。ヘビーゲージは自分がヘビーゲージ下の戦いのほうが得意であること、及び苦手なクイックゲージ対策のために1枚採用しました。アタック+30はノイズストームやファルザー、メテオナックルとの相性が良いため、付与してダメージアップを狙います。

ギガクラスチップ2枚はメテオナックルとファルザーを選択。メテオナックルは相手へのダメージに加えて当時の主流戦法だったスラッシュクロスの対策、ヒット後に穴パネルで相手が動けなくなるためクロスビーストで追撃できるなど、非常に相性が良いギガチップです。ファルザーはファルザー版で最も大きなダメージが狙えるギガチップとして採用しています。

メガクラス枠が2枠余ってしまいましたが、スタンダードチップも非常に重要な理由で採用しているため入れ替える枠がないこと、対してメガチップに特別欲しいものもないのとコードを揃えるため、無理にメガクラス枠を埋めることはしていません。

改造カード

改造カード。大会ではトトポールを選択。

クロスや獣化を軸に戦う戦法であるため、ロックマンの素の能力を最大限引き上げることができる構成を目指しました。
まずプラネットマンのステータスガードはぜひ欲しいところ。GBA版ではチャージショットの追加効果が100%になるバグを使用することができ、ステータスガードがないとチャージ凍結などに当たった際にほぼ何もできずやられてしまうリスクがあったため、それを避ける意味でもステータスガードを付けることに迷いはありませんでした。

次にチップリカバリー。トトポールとカカジーの2択となります。チップリカバリーのトトポールか、ためうちドールサンダーのカカジーかですが、この戦法はノーマルロックマンのままでいることはあまりないため、チップリカバリーの回復量を優先してトトポールを選択しました。

残った枠には、フォルダを大きく強化できるナンバーズ、ナビカスに組み込みにくいエアシューズを少ない容量で付けれるサテラを入れて決定となりました。

ナビカス

ナビカス。端のほとんどをプラスパーツで埋めています

スーパーアーマー、カスタム1、アンダーシャツ
アタックMAX、チャージMAX、HP+300、HP+400、HP+500

必要な能力を中央9マスに押し込み、残りで体力やバスターを強化しています。バグストッパーは無しですが致命的なバグを避けています。
バスターからうちバグのレベルは2。1/8の確率で暴発が発生するので、バスターでカワリミを剥がしたい場合にこれを当てに行きます。
色を増やして無敵狙いのステータスバグを発生させに行く手もありますが、盲目や混乱で初動の立ち回りが不便になることを嫌い、発生させていません(ステータスバグの盲目や混乱はステータスガードで防ぐことができません)。

解説

ファルザー版の全ての力を集結=クロス・獣化の力を最大限に引き出す

このフォルダのコンセプトは、「ファルザー版の全ての力を集結させた最終構築」。これは、ファルザー版のクロス・獣化の力を最大限に引き出すことを意味しています。
ファルザー版のクロスビーストの攻撃は、範囲が狭く当てにくい代わりに高威力のものが揃っています。特に改造カードのボディ選択はヒートかエレキのどちらかにするのが主流であり、アクアビースト・トマホークビーストはそれらの弱点を突くこともできます。これを利用しない手はありません。
そこでこれらのクロスビーストの攻撃を当てるために、アンインストールを当ててエアシューズを破壊し相手の足場を奪うという方法を選びました。

クロスビーストだけでなく、それぞれのクロスの役割も考えておきます。ダストクロスは最初のフルカスタムから入りアンインストールを探すこと。テングクロスは相手のバリアを除去したり間合いのコントロール、アクアクロスはためうちでの離れての撃ち合い、トマホーククロスは接近してのためうち、グランドクロスは獣化用となります。

シュウセイバスターとの違い

当時はまだシュウセイバスターを世に出していませんでしたが、候補としては検討していました。
バグシュウセイなしのこの構成の1つの利点はノイズストームが使いやすいこと。このフォルダはアンインストールに特化した構築であるため、アンインストールを当てることの重要性がシュウセイバスター以上に大きいです。
またシュウセイバスターはステータスガードとの両立が困難であるため、ステータスガードを付けることができるのもこの構成のメリットです。
他にはフォルダのスペースにバグシュウセイやバスターアップが不要な分余裕ができるため、攻撃チップやサポートチップをより多く採用することができるというメリットもあります。

まずはダストクロスになり、アンインストールを探す

まずは開幕ダストフルカスタム。今でこそ主流の戦法ですが、グレイガ版全盛期だった当時はあまり知られてもいなく警戒もされていませんでした。ファーストバリアはないので、無駄なチップは選ばずすぐにカスタム画面に入ります。

アンインストールを絶対に当てろ!

アンインストールはこのフォルダの生命線であり、絶対に当てたい攻撃。エリア奪取、キラーマンやジャッジマンのマヒ・エレメントマンの凍結、テングクロスによるスイコミ、バスターからうちでのカワリミ剥がしなど、あらゆる手を尽くして当てにいきます。

相手の足場を奪い、クロスビーストで攻撃!

アンインストールを当てたらこちらのもの。デスマッチ、マグナム、メテオナックルのどれかで足場を奪い、そのままクロスビーストの攻撃を当てに行きます。テングビースト・グランドビーストであれば1枚で380~390ダメージ、アクアビースト・トマホークビーストは弱点を突けば1枚で600ダメージ。これを数発当てるだけで相手は虫の息。弱った相手にフェザーショット、ガンデルソルEX、ダブルビースト、ファルザーなどでとどめを刺します。

弱点

対ファルザーに不安あり

この戦法は当時のグレイガ全盛期にグレイガキラーとして考案したものであり、アンインストールを当てたあとに相手の足回りが復活しないことを前提としています。そのため、相手のファルザー版がテングクロスや獣化、サイトバッチでエアシューズを復活させるとクロスビーストの攻撃が通らなくなり、苦戦を強いられます。一応フォルダのチップもそれなりに攻撃力があるため、攻撃チップをしっかり当てていけば勝利も見えてきます。

アンインストールを外すと厳しい

クロスビーストの攻撃を当てれるかどうかはアンインストールにかかっているため、これを外してしまうとかなり苦しい戦いになります。実際、準決勝で敗れた試合は相手のカワリミマジックでアンインストールを防がれたことが大きく響きました。
ただ先述のようにこの構築はフォルダ自体の攻撃力も高めであるため、諦めずに攻撃チップをしっかり当てていけば勝利は見えてきます。

終わりに

ということで「ファイナルファルザー」の紹介でした。今主流のシュウセイバスターと比べるとアンイン依存度が高かったり撃ち合い性能で劣るなどいくらか弱みもありますが、ステータスガードを無理なく搭載できること、ノイズストームを強く使えること、瞬間火力がより高いこと、獣化を無理なく使えること、フォルダパワーが高くできるなど利点もしっかりあると思います。

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