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小唄 短夜の(河水)を考える。


短夜の
〽︎短夜の いつか白みてほのぼのと
咲く朝顔も水浅黄
浅き契りの仇情
永代橋と寄り添いて
みそぎぞ夏は清洲橋
中洲の岸に寄る波も
思いは二つ三つ又の
新大橋に風薫る
両国橋の夕涼み
燈籠流しに灯の色も
流れて続く隅田川
昔を今に映す河水

せっかくなので
夏のゆかたざらいで唄いたい「短夜の」の歌詞を分解して考えたいと思い、メモしてみました。

「短夜の」メモ

(🟥:橋の名前)
東京の川が多いことを思い出すくらい一つの唄に橋の名前が入れられています。

(🟪:地名、河川名)
私がぱっと気付けた地名と河川名
地名は旧名称など見逃しているかも。
今思えばみつまた→三股も地名?

隅田川にかかる橋、隅田川周辺の地名が出ています。

https://www.suijobus.co.jp/wp/wp-content/themes/tokyocruise/pdf/boarding-info-map.pdf

(🟦:唄の引用?)
手元の本に短夜の解説なんか載ってないかしら?とめくったものの記載なし
だけど似た、糸口になりそうな唄の解説を発見👀
キーボード:めりやす唄、蜀山人、三股川、身はひとつ

メモしている時は思いませんでしたが、
「身はひとつ」というキーワードからは〽︎忘れられない身はひとつ、の「佃流し」を連想します。おや、あれは確か深川育ちでは?

(🟩:灯籠流しの意味)
隅田川の灯籠流し、起源は何か?
戦後の復興祈念、慰霊の意味があるようです。

「昔を今にうつす」仙台高尾の悲恋、戦争、復興、そんなことを紐付けてるのかな?とか考えましたが、
ふと、開曲が市丸ねえさんというところにもなにか意味があるのかしら?と思ってしまいました。

和歌などは別の歌をさらっと引用したりするし、小唄もそれは一緒だと思うので
まだまだ深ぼれそうです😌
楽しいなあ

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