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CATALOG
今回は少し脱線してカタログのお話を・・・
興味のある方は少ないと思いますが、よろしければ最後までお付き合いください。
私が収集しているカタログは1920~1940年代のスポーツウェアメーカーのものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716774924485-txjKabilqY.jpg?width=800)
有名なメーカーでいうと、
『SPALDING』
『Lowe&Campbell』
『WILSON』
などが有名です。
サイズも小さく薄いです。
カタログは日本ではあまりメジャーではないので買い付けてくる古着屋さんも少ないです。
ジャンルもヴィンテージ古着と言うよりも古書でしょうか?
ですのでeBayやアメリカ人ディーラーから購入することが多いです。
1冊、数千円で買える場合もあれば2~3万円のことも・・・
カタログはSpring&Summer(春夏)とFall&Winter(秋冬)があり、
スウェットはSSには掲載されてないことが多いためFWを集めています。
それでもeBayで購入し、いざ見てみるとFWなのにスウェット情報がほぼ得られないこともあります。
カタログにはそれでも収集をやめられないほどの魅力があるのです。
それではカタログを少し紹介していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716774975121-sYDz0pnf1A.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716774992221-YJidCQXnLO.jpg?width=800)
左ページには当時のオーダーシステムが分かりやすく掲載され、
右ページには両Vツートンやツートンの後付けパーカーも掲載された見所のある一冊です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716775050746-pr0DtQoeUZ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775047021-gnvyf1XFW0.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775049221-aG3BHSBUW1.jpg?width=800)
古着好きには有名なLowe&Campbell。
豊富なアニマルモチーフパッチ。
トビウオ、ドラゴン、見ないパッチです。
左下にはKrazy katまでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716775102323-W6JmlYe0F5.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775101536-nMEOjazTMG.jpg?width=800)
1918年Spalding。
前回掲載したカタログですね。
スウェット以外にもミリタリー物も掲載されて面白いカタログです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716775172636-NinJzbZiYe.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775170800-O90GYHCVGa.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775174239-aryp3I9gS7.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775178062-HpLkYYIYlm.jpg?width=800)
縁あり、10札以上揃えられたELLIOTT。
ELLIOTTはメーカーではなく工場を持たないスポーツ用品店のような位置付けだと思います。
そのため、掲載しているものは様々なメーカーから仕入れた物なのでしょう。
SPALDING
WILSON
GOLDSMITH
SAND KNIT
DUXBAK
REACH
CONVERSE
グッズなども含めると上記のようなメーカーも確認できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716775220846-GhOUCUau8Q.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775219877-WX7LQCX0hw.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775225294-SVjFMDFs4e.jpg?width=800)
GOLDSMITHも縁があり、いくつか集まってきています。
ここは自社工場を持っているメーカーです。
それを強調するかのようにイラストや写真で紹介しています。
工場の写真(Knitting Deptの項目)ではフランス製の古い丸編み機も確認できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716775259130-1JM2itumhe.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775259846-vN8y5YS0jT.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775258571-C1cBgnDK9V.jpg?width=800)
こちらもGOLDSMITH。
自社工場を持つ強みからか、色展開が非常に多いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716775299086-gQm1D8Bddp.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716775300321-fJzxt5UMP6.jpg?width=800)
こちらもGOLDSMITH。
裾リブのない両Vスウェット。
珍しいですね。
『~がカタログに掲載していて~』
とよく言っていますが、カタログの情報を鵜呑みにしてしまうのは注意が必要です。
1920~1940年代のスウェットは本当にバリエーションが多く様々な個体が存在しています。
それらは全メーカーの全年代のカタログを網羅したとしても把握することは難しく、説明がつかないほどの個体も存在すると思っています。
カタログに掲載していたとしても現物のヴィンテージを見たことがなければ実際には作っていなかった可能性もありますし、
またカタログに掲載していないから『作っていない』と断言することも非常に難しいです。
実際にどの年代のカタログにも掲載されていないのに現物が存在する場合も少なくありません。
カタログはあくまで参考資料。
現物のヴィンテージを見る際の年代判定やメーカー予測の参考になればと考えています。
そうは言っても新しく手に入れたカタログのページを捲るときのドキドキ感は病みつきになります。
見たことのないスウェットのイラストが出てきたら
『こんなスウェットが存在する可能性もあるのか~』
と思いますし、ずっと年代が気になっていたスウェットをカタログで見付けたときの興奮は通常の古着収集では味わえない感覚です。
みなさんも機会があれば手にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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