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知らない作品をWiki情報のみでMBTIタイプ判定【烈火の炎】

 今回は読者の方から判定のリクエストがあったため、それにお応えする形で記事を作成した。
 さらに今回は読んだことも見たこともない「烈火の炎」という作品について、タイトルにある通りWikipediaにある情報のみを頼りにしてタイプ判定に挑んでいく所存だ。
 Wikiのあらすじによると、当時のサンデーには珍しい「能力バトル」漫画とのこと。というわけで早速判定に移りたい。

花菱 烈火 (主人公) [ENFJ]

・「熱くなりやすく冷静さにやや欠ける」→ TJ型は除外できそうである

・女の子には気遣いが細かく、また紳士的な一面もあり、女の子に人気があるが、本人にはあまり自覚がない
→ 上条当麻的な思わせぶりENFJキャラを想像させる。
 明確な下心ではなく一般に好ましいとされる振る舞いを心掛ける外向感情型のタイプで、尚且つ博愛主義的な人物像も思わせるためENFJを予想。

・「当初は柳のことを自分の主君と認め「姫」と呼ぶが、物語が進むにつれて彼女に対する恋心が芽生えていく」
→ 真面目なしっかり者のキャラを思わせるが、何かの決定打になるわけでもない。
 まあENFJを否定する材料にはならなさそうなのでとりあえず良しとしたい。

 -まとめ-
 いわゆる少年漫画の王道主人公にありがちな腕白坊主感が見られず優等生的なキャラクターが想像される。MBTI的に言えばEP型というよりかはJ型的なキャラクター像といったところ。
 主人公なのにかなりあっさりとしたタイプ判定になってしまった。むしろ後述の6キャラクターの方が比較的濃い (?) タイプ判定になっているように思う。

佐古下 柳 (ヒロイン) [INTP / INTJ]

・「超天然ボケのお嬢様」「幼い頃から孤立しがち」「石島を絵本作成のため監禁する」
→人との距離の取り方があまり上手くはないタイプ。FJ型を除外できそう。

・「子供の頃に周囲から孤立していたため、「友達」という存在をとても大事にするが—」
→ 人付き合いが苦手でありながらも心の奥底ではそれを求めている内向思考型 (I●TP) ?

・「絵本作り」→ 空想好きな人物? ISTPよりもINTPに軍配が上がる。

 -まとめ-
 お嬢様育ちで浮世離れしているが、求めているものは友達という実に素朴な感情の持ち主。浮世離れしているが高飛車であったり金持ちを鼻にかけるようなタイプではなさそうで、であればE型のイケイケなタイプ達は除外できるだろう。
 まあ主人公と対極的なタイプという点をある種のパターンとして捉えればINTPの線も悪くはないか。
 一方、コミュ障的な部分を匂わせながらも、絵本作成に同級生を利用するなど実務的な気質 (Te) も窺わせており、INTJの線も捨てきれない所ではある。友達を大事にしたいという点も第三Fiの発達と言えなくもない。

霧沢 風子 (幼馴染) [ESFP]

・「正義感が強く男勝りで腕白な性格だが、女の子らしい一面も持っておりー」→ESFP女性の典型像の一つ

・「裏武闘殺陣では、水鏡と並んでアイドル並の人気を得ていたー」「その性格から一部の周囲に反感を買うことが多く、小学生の頃は自殺を考えるほどに酷いイジメを受けていた。その経験から友達を誰も信じられなくなり、中学時代に不良となった」
→ アイドル的なキャラクター、その事で周囲から妬まれがちであること、それでいて不良になるというやんちゃさも持ち合わせている
→ これらの特徴もESFP的な人物像を思わせる

 -まとめ-
 このキャラについてはわりと自信を持ってESFPと言える。それ程ESFP的な特徴が羅列されていると感じた。

石島 土門 (喧嘩仲間) [ENFP]

・「思い込みの強い男」「ギャグではもっぱらイジられ役」「女性の裸を見てしまうと理性を失い、自らの欲望に従って暴走」
→ ESFP以外のFP型を思わせる

・「風子のことが好きで、幾度と無くアタックしてはことごとくかわされていたが、ラストでは風子の尻に敷かれながら―」
→ 積極性と尻に敷かれるある種の柔軟性を併せ持つ → ENFP?

 -まとめ-
 恐らく主人公周りによくいる気のいい三枚目のキャラではなかろうか。自由奔放で、もはや無軌道な感じさえするためISFPは除外できそう。
 INFPも捨てきれないが主人公の隣でやんちゃを働いてそうなイメージがあるためENFPとした。

水鏡 凍季也 (先輩) [INTJ]

・「クールだがかなりの毒舌家でもあり、仲間(柳を含む)のどんな些細なボケにも容赦無いツッコミを入れる。特に土門をよくイジっているがー」
→ ESTJ・ENTJ・INTJ・ISTP辺りか

・「当初は仲間意識の強い烈火らとは少し距離を置いた立ち位置であったが、闘いを経て仲間の大事さに気付くようになる」
「当初の目的である復讐は果たせなかったものの、これまでの出会いや戦いを通して心身ともに成長したことから自ら納得できる結論に落ち着いたよう」
→ 目的意識の強いTJ型。ISTPは除外できそう

 -まとめ-
 ほか、美形だが不愛想なため学校での人気は地味という特徴もあり、ISTPの線もありそうだがINTJにした。なんとなく貴族的な人物なんじゃないかとも想像したため、ISTPよりはINTJに軍配が上がった。
 決め手は「復讐」を目的にしていた点。個人的に、復讐キャラといえばINTJという偏見を持っている。
 「相手に分からせるその一瞬のために (Se)、長期に渡り、大抵は計画的に (Ni)、時に情や倫理に負けそうになりながらも (Fi)、実力行使に及ぶ (Te) 」といった具合に、そもそも復讐の概念がINTJとマッチしているように思っているのだがさすがに偏見が行き過ぎているだろうか。

紅麗 (異母兄) [ESTJ / (ENTJ)]

・「烈火の誕生により「呪いの児」の烙印を押され、母親と共に村八分に遭う――成人した今もなお正気を失うほどに深く恨み憎んでいる」→J型?

・「常に仮面をつけていたのは感情を表に出さないためで、人を殺す時はいつも面をつけていた。――敵と認識した者には情け容赦は一切無く、」
「根は情の深い優しい性格で、第二の母である月乃、想い合っていた紅、心から自分を慕って付き従っていた雷覇、音遠、磁生らの部下達や小金井、友のように接したジョーカーなどにはその一面を覗かせていた」
→ Fiユーザー的。但し優先しているのはあくまでもTeであるためTJ型か

・「毒を吐きつつも庇ったような素振りを見せる等、烈火のことを心の中では認めていたらしく」
→T型

 -まとめ-
 主人公の異母兄とのことだが、事実上、善・正義側の主人公に対する実力主義のライバルキャラ的な立ち位置にあると認識。
 強さや結果に対する貪欲さが前面に出ているように感じられるため内向知覚型というよりも外向思考型 (E●TJ) のイメージが強い。
 補助機能を思わせる記述は見い出せなかったが、主人公との因縁が深そうな一方、大きな事を成し遂げるような野心はあまり感じなかったことからENTJよりもESTJが妥当な線じゃないかと予想した。

永井 木蓮 (悪人) [ESTP / ENTP]

・「強烈なエゴイストかつサディストで、女性を殺傷して悲鳴で音楽を作るのが趣味という森光蘭に次いで極悪非道の人物」
「烈火に柳の悲鳴を聴かせて刺激したため、わずか1秒で炎に体を焼かれてしまい――烈火に対して深い恨みを抱く」
→ 行動に筋、目的、計画性といったものが感じられない点からP型のどれか

・「最後は自分に致命傷を負わされながらも寄り添おうとした命を腕に抱え、不気味な笑いを残しながら建物の崩壊と共にその一生を終えた」
→ 人間同士の交流というか、感情のやり取りには欠けていそうな人物を思わせるためT型のタイプじゃなかろうか

 -まとめ-
 全体を通して、何らかの強い信念や一貫した目的があったわけではなく、闘争それ自体を楽しむ戦闘狂、とりわけEP型にありがちなトリックスター的なキャラクターを想像した。
 加えて、内面というか人間的な部分はあまり掘り下げられていなさそうで、そういった部分よりもひたすら剛直に闘争を求め、そして楽しむ (愉しむ) ような部分が前面に押し出されたキャラクターであると思われ、であるならばE●FPよりE●TPが妥当な線だろう。

~ 所感 ~

 読んだことのない作品のキャラ判定に今更ながら何の意味があるのかとも思ったが、漫画・アニメの知識が10年以上前で止まっているテレビドラマ派の自分としてはある意味理に適った (?) 判定方法かもしれない。
 まあ真面目に考えるならば、想像力と概念を頼りにタイプ判定に臨むことはMBTI理論を再度見つめなおす良いきっかけにはなるのかもしれない。
 閲覧者の方のリクエストから始まった今回の記事だったが、思いのほか楽しかったようにも思う。またやってみたいなとも思った。
 それこそ ●●かいせん だの ××ファミリー だの漫画やアニメの話題には事欠かない現代なのでやろうと思えば幾らでもやれそうである。

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