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騒音測定器の比較

安物の騒音測定器で測定した経験、メーカー騒音測定に立ち会った経験、若い頃に設備異音の有無等点検した経験などから、騒音測定機能を有する安物の騒音測定器、スマホ、耳について述べさせていただきます。

・安物の騒音測定器
安物の騒音測定器であってもメーカー・自治体が使うような高価な業務用騒音測定器ほどではないにせよ、同程度の精度で騒音測定が可能です。狙い目は中国で製造した日本メーカー品で口コミでの評判が悪くない型式となります。
安物の測定器なので、定点測定は必須、1回の測定値だけで納得せず、数回測定し、最大値については極端に大きな数値は除外、最小値については極端に小さな数値は除外して評価するようにしています。仮に5回測定した場合、上と下それぞれ1つ分を異常数値とみなし、データ対象としないやり方があります。
メーカー測定でも、突変データと判断した際、二度同条件での測定やり直すケースがありました。

・スマホ
スマホのアプリで騒音測定機能を有するものがあり、安物の騒音測定器の数値と測定値を比較しました。測定対象がガスヒートポンプの場合ですが、スマホの方が最大値で10db多め、最小値で10db少な目の測定値となったため、スマホはガスヒートポンプの騒音測定には向いていないと思われます。スマホのマイクの集音性能に何らかの問題があるのかもしれません。

・耳
騒音測定器がなくても耳で凡その騒音値を推定することが可能です。毎日騒音を聴いていれば、騒音測定器なくても、凡その騒音値がわかるようになります。
私の場合ですと、あまり耳がいいわけではありませんが、ガスヒートポンプ限定となりますが、70db以上、65±3db、60±3db、50db以下、の4パターンくらいなら区別はつきます。1月に来札されたメーカー技術部の方は、住民宅玄関前で各1分ほど、耳で騒音の程度を確かめていました。その人の場合は、3db刻みかそれ以上の精度で聴き分けられるのではないかと思います。
気をつけて音を聴く習慣があれば、騒音値の凡その判定は難しくないと思います。

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