低周波音による被害の特徴
被害世帯数、人数等は確定していますが、低周波音被害がどういうものかお分かりにならない方が多いようなので、当町内会被害世帯聞き取り調査結果をまとめてみました。
発生機器はガスヒートポンプ室外機、燃料はLPガス。被害世帯はいずれも戸建て。
騒音被害(定義) 1月11日更新
https://note.com/kousansha/n/n681e4f83b347
低周波音被害にはこんな特徴があります。
・室内で聴こえる音は、室外機近くで聴こえる通常機器騒音とは明らかに異なる、言葉で表すと「ブーン」というような音(通常騒音は、重負荷期は1000ccクラスの3気筒エンジン音高回転域の音)
・低周波音は建具、家具が揺れるほどではなかった
・ブーンという音は、室内だけで聴こえ、窓を開けると聴こえなくなる
・室内でブーンという音が聴こえやすい場所は、サッシ周辺
・ブーンという音は室外機重負荷期である11月中旬(根雪前)から4月中旬(雪解け後)に発生。室外機運転期間中聴こえるが、室外機が停止すると聴こえなくなる
・雪が降る日、舗装道路が根雪にとなると、ブーンという音は若干和らぐ
・被害世帯の中で、全室で聴こえた家、特定の部屋で聴こえた家がある
・被害世帯は、室外機が見える家に集中しているが、窓から直接室外機が見えない部屋でブーンという音が聴こえたケースがある
・室外機が発する音波の直撃を受けた世帯と反射波の影響を受けた世帯が存在
身体的影響については、下記参照。個体差があると思われます。
精神的苦痛も騒音被害(低周波音による)に含まれるのか
https://note.com/kousansha/n/n08c998b8bd86
被害を受けた世帯の中に、①過去にエコキュートによる低周波音被害を受けた経験がある世帯、②業務上ガスヒートポンプの施工に係わっている方など、低周波音が如何なるものか熟知している世帯が含まれています。
上記低周波音は、令和5年2月にメーカーのご厚意により室外機に、制振材、防音材、消音器等取り付けていただいた結果、とりあえず聴きとれるかとれないかくらいのレベルに改善しております。
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