果てしない大空と大地に囲まれて
監査がめちゃ忙しいと上げてきましたが、少し合間ができた先週末、北海道ニセコに視察に行ってきました。
目的は、断熱性能の高い建物を町として推進しているのを学びに行くことです。結果は、行ってみて大正解でした!
例えば町役場自体が非常に断熱性能が高く、大きな建物を数台のエアコンで回しています。また、マンションでは、原則として各部屋にエアコンはなく全体を2台のエアコンで回していながら、電気代を押さえつつとても快適に過ごせる環境になっています。
こういう自分の建物の常識を変えてくれるものを見れて本当に勉強になりました!
日本だと建物の減価償却年数が(特に木造だと)比較的短く設定されていますが、ヨーロッパとかアメリカでは、最初に頑丈に作りつつリフォームして何世代にもわたって使うということが一般的です。(とくにアメリカでは人口が増えているということもあるのでしょうが)なので、子育てが終わった後に大きな家を売ればきちんとお金になって、それが現役時代の豊かさの差にもなってきます。
建物がストックとして積みあがっていく街であればもっと豊かになるのではないか。
ということで、その方向での政策を推進していきたいと思っています!また皆さんのご意見も下さい!
あと、副産物なのですが、ニセコの隣の俱知安(くっちゃん)町も見に行きました。ニセコや倶知安はスキー場が有名ですが、比較的慎重なニセコと違い、倶知安では開発がどんどん進んでいて、1泊300万円!(しかも7泊以上のみ予約可能!!)といった、誰が泊まるんですか、みたいなホテルや施設がどんどん出来ています。
これはやはりパウダースノーを求めてやってくる海外の人たちを見込んでのものですが、やはり「ここに来ないとできない」といったものがある強みを強烈に感じました。
福井でも如何にそういったものを作っていくか、勝負になると思いますし、恐竜博物館だけでなく(産業や教育などを含め)町としての魅力を如何に上げていくがとても重要だと思っています。引き続きその点での仕事にも取り組んでいきたいと思います!
あと、ニセコ町長とも議論する時間をいただきました。
最初の予定では15~20分くらいだったのが1時間以上も取っていただき、町長自らニセコの魅力やニセコの政治等々について熱く語っていただけました。
長い目で見て税金を有効に使っていくという姿勢や町のことは全て町民にオープンにしていくという姿勢に貫かれた熱さと、しかし穏やかなご人格がビシビシ伝わってきて、感動しました!