見出し画像

背夫の命

八字(四柱推命)で背夫の命というのがあります。
文字通り夫に背く(そむく)命のことで、だいたい甚だしく身強の命式の女命です。
先日鑑定に来られた女性のお客様もそのような方です。
日干丙で猛烈に火が強い。
夫の星である水の官殺は喜神用神ではありますが、財神のないこの女性の場合は、まともに夫の星と取っ組み合いすることになります。

元来身強の女性はお仕事ができる人が多いです。
実際この方も複数の仕事をこなされる才女でもあり、男性と同等かそれ以上の成果をあげる資質をお持ちです。
こういう女性には、養子タイプの柔弱な男性のほうが合うのですが、結婚相手のご主人様もそこそこ日干は強い方なので、どうしても反発心がご主人様のほうに出てしまいがちです。

一番いいのは別居されることなのですが、それも難しければ寝室を分けることです。
人は寝ているときにいろいろな「気」を吸収し、心身の疲労を回復するようになっているといわれます。
失礼ながら奥様の霊的なエネルギーが、夫の心身にとってマイナスの気となっているのであれば、寝所を別にするのが賢明です。

本来、はなはだ身強の女性は結婚する前にお相手の命式をみて、合婚法にかなった伴侶をみつけることが何より大切かと思います。
火が猛烈に強い命の人には、金水と土(水を含んだ丑や辰)が非常に強い命式の人を選ぶのがコツです。
そうすれば夫婦離婚の危機は避けられると思います。

夫婦相性やいかなる人と結婚するのがいいかという合婚法は、八字のほうが欽天四化派の紫微斗数より優れているのが実際です。

きょうもお読みいただき、有り難うございました。
田中宏明

老師・田中ツーショット


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?