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命盤解読は視察、観察、洞察で・・・

渋沢栄一翁は、「論語講義」でつぎのようなことをおっしゃっています。

「視、観、察の三つを以て 人を識別せねばならぬ。」

現代風に書くと「人の本質を見抜くには、視て、観て、察する」ということでしょうか。

さて、人様の紫微斗数の命盤を拝見する場合、この渋沢翁のおっしゃっていることはそのまま鑑定姿勢として堅持しなければならないと思います。

一枚の紙に書かれた(印刷された)命盤は、各人の魂の設計図であります。
生命のカルテといってもいいと思います。
慎重の上にも慎重に取り扱わなければなりません。
お医者様が診断結果をくだすときもこのような姿勢をお持ちではと思いますが、占い師、鑑定師も同様の分析力が必要かと思います。

とくに最後の「察する」ですが、洞察力という言葉があります。
物事の本質を見抜く力のことです。
この力は経験が豊富でないと一朝一夕には身に付かないと思いますが、この洞察力の高低が真に占い師、鑑定師の優劣に表れるように思います。

きょうもお読みいただき、有り難うございました。
田中宏明

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