たいしょうせい

たいしょうせいがない。って話。

正直、たいしょうせいって言葉の理解は甘い。社会人になったのち、知った言葉である。漢字変換もちょっと迷った。対象なのか対称なのか。
「たいしょうせいがない」と指摘される。文脈的には、相手との関係性、相手の状況を省みずに、いる状態、説明していることを指摘されている。

私はこの、相手の状況を省みずに説明してしまうことが多い。社内で指摘を受ける前にも、大学のゼミでも言われた。
何かの説明を求められたときに、「前提」として新たに学んだことをちゃんと説明せずに、その先のことだけを言ってしまう。

多分、学んだ先のことからさらに考えていくのが面白いと思っているのである。

なんとなく、ミステリーに対して苦手意識を持っている。ミステリー構造が嫌というよりは、「ミステリーだ」と思って読み始めたくないとか思っている。そこにあるものを前提にしたうえで、どうにかしていくような話が好きなのかもしれない。好きと言うか、そういう読み方をしたい。

本の好みと、伝えることの下手さはなんとなく一貫性があるように思う。前提を疑わなさというか、そこをやや手間に思ってしまっているのかもしれない。

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