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住職の週報22 2023/1/12

大晦日の23時半から除夜会、0時から元旦会をお勤めして、午後には、温暖な浜松市北区三ヶ日町に行ってきました。冬季の三ヶ日の気温は福井とそれほど変わりませんが、太陽が照っているのが大きな違いになります。

さて新年になっても、相変わらずの異常気象は続いています。福井でも11日、12日と2日続きの快晴でしたが、朝晩は零下、昼間は13度と、体調管理に苦労します。

12日朝のNHKラジオから、人の冬眠の可能性についての話題が飛び込んできました。クマなどが冬眠することは良く知られていますが、マウスの実験では、脳の視床下部にあるQニューロン(神経細胞)を刺激すると体温が22、23度ほどに低下し、代謝も低下していることが判明しました。

ここに、ヒトでも同様に冬眠状態を出現させて、医療分野や宇宙分野で応用できる可能性が出てきました。寝たきりの状態で過ごすと、筋肉が衰え歩行困難になりますが、冬眠状態では筋肉は正常のままとのことです。7万年~1万年前の最終氷期には、ヒトも含めた哺乳類は冬眠状態を獲得・利用して活動していた模様です。

人間は極限状態に陥ると、それに対応した凄い能力を発揮します。卑近な例では、火事場の馬鹿力。特殊ではありますが、比叡山の千日回峰行では、ほとんど飲まず食わずの状態で過酷な修行を行えます。霞を食って生きていたといわれる仙人もでしょうか?興味は尽きません。

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