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日傘の市民権

こんにちは。高校5年生です。

現実逃避という名のネットサーフィンを楽しんでいた昨日のことです。Twitterのまとめサイトを見ておりましたら、ある文言が目に飛び込んできました。

「日傘差してる女に限ってブス」

夏も冬もほぼ関係なく日傘を愛用している私は、「ほぅ、なかなか言ってくださるではないですか」と思いました。別に腹立たしくはありませんが、誰がどういうつもりで言っているんだろうということは気になりました。

一夜明け、大学へ来てみると日傘、日傘、日傘。よく晴れていることもあって、日傘が大人気でした。

授業終わり、一緒に友人と帰ろうとしました。1人なら気兼ねせず日傘を差しますが、2人で歩くときは日傘を差すのは気を使います。話しかけられても距離が空いていて聞き取りづらいですし、傘が当たらないように気を遣うため、差さないことが多いです。
しかし今回は友人も日傘を持っておりました。しかも私が様子を窺っている間に、パッと日傘を広げて歩き出すではないですか。友人は言いました。「男子なら分かるけどさー、こんな暑い日に女子で日傘差してない人、何でだろうって思うよね」。男女は関係ないと思ったものの、私は「そうだね」と頷きました。

それにしても、友人の発言には驚きました。何となく今まで、日傘は近くを歩く人にとって邪魔ですし、視界を遮るものですし、おまけに何となく「お前みたいなのが日傘使うなよ」みたいな視線を感じるような気がして、大学で日傘を差して歩くことに抵抗がありました。差さないとまぶしいので差すのですが、端っこをこそこそ歩いたり、人が多い場所では閉じたりして気を遣っておりました。友人の発言は「大学で日傘差すのは少数派じゃないんだ。差して良いんだ」と気づかせてくれました。日傘が知らないうちにこんなに市民権を得ていたなんて。

本日も堂々と日傘を差し、通学する高校5年生でした。

以上、「日傘の市民権」でした。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

また次の投稿でお会いしましょう!