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人生で初めてスマホを手放した日

こんにちは。高校5年生です。


来る4月末、スマートフォンを新しいものに変えました。


旧スマートフォンは私が人生で初めて持った携帯電話でした。高校1年生の4月に買ってもらい、現在大学3年生になるまでの丸5年、365日お世話になりました。たまに家に忘れて登校した日もありましたが、ほぼ毎日持ち歩いては授業、部活、親や友達、親戚などとの連絡、ラジオを聴いたりYouTubeを観たりと、生活の中心になってくれました。


新しい機種が自宅に届いた日から、初めてのデータ移行が始まりました。インターネットで調べながらGoogleアカウントを移し、メールの履歴データを引き継ぎました。今まで、開けば見慣れた画面が出てくるはずのアプリ。中身が全て移され空っぽになった後、「ようこそ」と表示されるのが何だかむなしかったです。ずっと仲良くしてきた人に、急によそよそしい態度を取られたみたいでした。


そして旧スマートフォンを携帯会社にお返しする期日が近づいてきました。全てのデータが移され、アカウントが削除されたことを確認した後、とうとう私は禁断の「データ初期化」を押しました。

『再起動します……』と表示された画面。次に明るくなったとき、出たのは「ようこそ」「始める」の文字。そうなると分かっていたのに、「もうこの携帯は私のスマホじゃなくなったんだ」と突き付けられた気がして、切なかったです。


こうして私はスマホを変えました。携帯電話を変えただけで手放すのを悲しんだり、名残惜しくなったりするのは大袈裟に見えるかもしれません。

しかしながら私にとっては初めて持った携帯電話でしたし、高校3年間、そして大学生活の半分以上を共に歩んだ相棒だったので、たくさん思うことがありました。


充電中に操作するのはスマホにとって良くないと分かっていながら、触ってごめんね。


扱い方が雑で、机の上に置いたり握っていたりするときに落として傷つけてごめんなさい。


色んな人、モノ、世界に出会わせてくれて、繋げてくれてありがとう。


最後に携帯電話を手放すとき、心の中で謝罪と感謝を込めて一礼をしました。つい数十分前のことです。


この文を書いている今、私の左手には新しいスマホが握られています。2台目のスマートフォン。今日からはこのスマホが正真正銘、私のスマホです。1台目への反省と学習を生かし、このスマートフォンを大事に使っていきたいと思います。


以上、「人生で初めてスマホを手放した日」でした。

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。


また次の投稿でお会いしましょう!