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羽目を外してこなかったから。

こんにちは。高校5年生です。

ここ数日、時折ぼんやりと頭に浮かぶことがあります。それは、「子どもの頃は、ある程度はっちゃける姿を見せておいた方が良いなぁ」ということです。

なぜそう思うのかというと、私自身あまり派手に羽目を外すようなことをしてこなかったので、「そういうことをしない私」が普通の私になってしまっていて、気詰まりであるときがあるからです。

例えば、家に帰る時間。私は小学校、中学校に通っていた頃、「寄り道をせず真っ直ぐ家に帰りましょう」というルールを誰よりも忠実に守り、真っ直ぐ帰っておりました。高校時代も放課後に遊びに行くようなことはめったになく、寄り道することがあるとしたら、最寄り駅の中にあるドラッグストアで日焼け止めクリームを買ったり、文具店でノートやシャープペンシルの芯を購入したりするぐらいでした。ドラッグストアや文具店は改札に行く途中の通路にあるので、寄り道とも呼べないかもしれません。

大学生になってからも、授業が終わるとすぐ大学を出て真っ直ぐ帰路につきます。そのため毎週、平日の同じ曜日の帰宅時間は変わりません。私は比較的遅い時間に開講される授業は履修しないので、1番帰りが遅い日でも5時過ぎには家に着きます。帰ってきたらすぐにメイクを落とし、その後はどこにも出かけません。

それが普通の私になってしまったので、ごくたまに(年に数回レベルで)帰宅時間がいつもと違ったとき、「何で遅かったの?」と言われてしまいます。遅かったと言っても、5時過ぎに帰る予定の日に6時半に帰ってくるとか、その程度です。高校生の頃は「未成年だからな」と思っていたのですが、高校を卒業し、成人し、大学生になってなお6時半に帰って「遅かったね」と言われることに違和感を感じるようになりました。実家暮らしだから仕方ないのかなとは思いつつ、信用されていないような気がして悲しいのと、「世の22歳はもっと遅く帰ってきても何も言われないと思うけどなぁ」と少し羨ましくなる気持ちがあります。

ちなみに年に数回レベルで帰宅時間が遅くなるのは、図書館で本を読んでいたらついつい夢中になって時計を見るのを忘れていたり、終わらせたい作業が想定していた時間内に終わらず、あともうちょっとだからこのまま作業して終わらせたいとPC教室に残ったりしたせいです。前者の場合は気づいたときに連絡を入れ、後者の場合は帰るつもりだった時間に1度連絡を入れ、作業が終わって帰るときにもう1度連絡を入れております。連絡せずにどこに行ったか分からなくなるときはほぼありません。

子どもの頃は許される範囲でですが、いつもより遅く帰る日を作ったり、こまめに連絡せずにどこかに行ったりする経験もしておいた方が良いかもしれません。最初は怒られるでしょうが、そういう実績を持っておくと後々帰りが遅くても「前もあったし」と許されたり、いつ・どこにいるのかの連絡をまめにしなくても「あの子は大丈夫」という信頼を得られたりするのではないでしょうか。変な言い方ではありますが、親に“慣れてもらう”のです。実績がないと、私みたいになります(笑)。

かと言って、小学校・中学校時代の私がそういった実績を作れたかというと、難しい気がしますね。「17時に帰りなさい」と言われて、17時3分に慌てて家のドアの前に戻ったら、鍵がかけられている家でしたから。鍵がかけられてしまったときは夕食抜きで、どんなに泣いてもドアを叩いても開けてもらえませんでした。どんどん暗くなっていく玄関前で泣くのに疲れ、月を見ながら横たわった日のことを思い出します。夜のコンクリートは冷たかったなぁ。

以上、「羽目を外してこなかったから。」でした。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

次の投稿でまたお会いしましょう!