Quillアニメーションをunityで再現する方法(旧手法)

Quillのアップデートにより、今までのものが
過去の手法として封印されそうなので忘備録。

OculusのアプリでQuillという3Dお絵描きアプリがあります。
アップデートによりアニメーションも作成できるようになりました。
ですがエキスポートの方法がAlembicという形式しかなく
超巨大ファイルとなるうえに、
そのままではunityでの再生もままならなかったため、
なんとかまともに動かせる手法を見つけました。
が、Quillのアップデートにより古い手法となるので
方法をおおまかに公開します。

まずQuill側でアニメーション部分と、非アニメーション部分を分けて
非アニメーション部分をFBXで出力します。(当時はアニメーションがFBXで出力されていなかった)

次にアニメーション部分をレイヤーごとにAlembic出力します。

そのレイヤーごとに出力したAmenbicをBlenderにインポートして
まずはリダクションします。
ポリゴン数を、破綻しないレベルで落としてください。

この次が肝で、アニメーションフレームごとにFBXで出力してください。
ここは手作業が非常にめんどくさいので
blenderで拡張スクリプト作りましたが、Quillが対応したので水泡です。

あとは出力した連番FBXをunityにインポートして
スクリプトでon/off制御してください。
PC上ならまともに、Android上でもシーンロードにさえ耐えれば動きます。
但しFBXファイルが大量に入っているのでパッケージは重くなります。

またAlembicローダーも存在しますが、ファイルストリーミング再生なので
動作確認程度で使いましょう。


っていう旧手法の紹介でした。
Quillのアップデートで
1.FBX出力でもアニメーションと各フレームのオブジェクトが内包
2.リダクション機能
が実装されたので以上の手法は必要なくなりました。
ただ、ナンバリングが連番じゃなかったりと不明点が残っているので
急ぐ方はこの面倒な手法を試してもいいかもしれません。

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