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#USG20th ROCK BAND is fun を武道館でお祝いしました


UNISON SQUARE GARDENの20周年記念武道館公演の初日、ROCK BAND is funを現地で観てきました。
ついにこの日が来てしまった、という感覚です。そしてあっという間に終わってしまった。一番好きなバンドの一番格好いい記念日を生きてお祝いできて、本当に本当に幸福な気持ちで胸がいっぱいになりました。
帰り道に歩きながらひとり聴いた曲、ライブで踊り狂った曲、ユニゾンの曲と共に歩んできた自分の人生も肯定されたような、ずっと追いかけてきてよかったと、生きてきてよかったと感じるライブでした。人生だよこんなの…

思い出せる範囲で、ライブ見ながら感じたことをつらつらと書き残します。

SUB MACHINE, BEST MACHINEを聴きながら会場入り。丁度全部聴き終わったところで、開演となりました。ラッキ〜

入場したら色ついて開演前からグッときた

00.絵の具〜入場
会場が真っ暗になり、いつもの入場SEが流れる。何度も何度もライブ会場で聴いた曲と共に今日も3人が入場、割れんばかりの拍手が降り注ぐ。拍手が鳴り止んだところで丁度サビに差しかかる。「1人だけじゃ行けないトコへ行こう」というフレーズを3人と1万2千人でジッと聴いている光景でもう、うわ〜〜〜〜んっとなってました。特別な日はフルで聴くの、良いですよね。
そしてセッション。キーと音色とフレーズから、未完成デイジーか…!?と思ったのですが、いや、違う……これは………!!

01. Catch up, latency
Catch up, latencyだ〜〜〜!!!!!うわ〜〜〜!!!!!!全然予想してなかった曲だったのでドヒャってました。「敬具結んでくれ」そして「記念日と称してしまえ」で「せやな!!!!!!!!!!」と大納得。うわーって声出したの覚えてる。

02.サンポサキマイライフ
UNISON SQUARE GARDENへようこそ、からイントロイン。あなた周年で毎回お会いしますね!!ガッツポーズでちゃいました。オレンジ基調の照明がかっけぇかったな。

03.Dizzy Trickster
間髪入れず3曲目、第1ターン目の曲繋ぎエグすぎる!!!!!!!!!!思考する前にイントロの音で殴られる感覚、これこれ〜!これがUNISON SQUARE GARDENのライブだ〜!って感じです。この曲まじでソリッドでカッコ良すぎるな。白基調の照明(かっこいい)でしたが、「あなたの血が僕に流れてるんだ」というところで一瞬赤い照明になり、今日の演出もしかしてヤバいですか?と気づく。ヤバかったです。

04.fake town baby
オタクは曲の繋ぎでずっとでかい声を出しています。本当にすごいことが起きている。赤と青の照明ってこの世で一番かっこいいのかも。この間髪入れず曲を繋ぐことで生まれる、えっもしかしてこの曲って最高ですか??というマジックがUNISON SQUARE GARDENのライブの真骨頂の一つだと思うので、それを初っ端からバシバシ感じられて大変嬉しい。

ここで小休憩。怒涛すぎるて。
長いとかじゃなくて、密度が濃すぎる。

05.恋する惑星
第2パートはじまりはじまり。この曲のイントロって暴力的無条件爆跳ね多幸感がありますね。気づいたらピョンピョンしてました。田淵さんが嬉しそうにあっちこっちに移動していてよかった。39歳であんなステップ踏めるの本当にすごいな。

06.Hatch I need
ここの繋ぎましで痺れた……恋する惑星終わったと思ったらえ〜〜〜なにそのベースの変な音、なにごと!?どうするの!?と思ったらイントロのアレの音でした。ベースのリフ来た瞬間わーあなたですか!!!!ありがとう!!!!という気持ちになった。緑の照明怪しくてかっこいい。Aメロギター弾かずに歌ってる斎藤さんかっこいい。これ次の曲どう繋ぐの!?どう繋ぐの!?!?と思ってたら

07.マーメイドスキャンダラス
あらーー!!!!!!アルバムの流れそのままやってくれるのね!!!!!!!嬉しすぎる!!!!!!!!サブスクの時代に単曲リリースではなくCDを、アルバムを大事にしてきたUNISON SQUARE GARDENが、ファンを信用してぶち込んできた流れですね。こんなん武道館で聴けると思わんやんねぇ。ありがたいねぇ。

08.Invisible Sensation
Invisible Sensationだ!!!!!!!曲の繋ぎヤッッッッッッッバ
以前のツアーの感想でも書いたのですが、私この曲が本当に本当に大好きなんです。武道館という大切な場所に連れてきてくれてありがとう……
「才能」がキーワードのひとつとなる本公演で、この曲はたしかに必要なピースだと終わってみて感じました。近年の言葉をめちゃくちゃ大切にしている田淵さんの哲学を感じるセトリですね…

09.オリオンをなぞる
からの!セッション!絶対これオリオンだ!と思ったら案の定オリオンだった!やったーーー!!!!武道館でオリオン聴けるんですか!?!?!?!?!?武道館にこれてよかったね、オリオンくん…
今まで聴いてきたオリオンで今日のが一番好きかもしれん。ミラーボールが縦に回ってたのが、MVのオマージュっぽくて非常によかったです。みんなニコニコしてて幸せ空間でした。

10.もう君に会えない
第3パート開幕。この曲を武道館で聴けるとは。生きてまた会えたこと、お祝いできたことの尊さを感じる。斎藤さんの歌声が優しい。
今日すごい照明好きだな〜とこのタイミングで思いました。この曲では客席が真っ暗なのと対照的にステージ上も淡く照らされていて、背景がボケてる(被写界深度が深い)ような印象を受けました。そこに天井から光が真っ直ぐステージに降り注いで、お迎えに来てるみたいだな〜とぼんやり。

11.スカースデイル
しっとりとした雰囲気から、S.B.styleの斎藤さんの歌い上げでスタート。いつもよりじっくり聴けました。
今度は照明が天井に向かっても照らしていて、なんとなーーーく月面、もしくは木漏れ日みたいだなと思ってました。とにかく優しい印象で、演出良かった。
そしてアウトロが長い!次何につながるんだ!?

12.オトノバ中間試験
イントロなった瞬間、うわ!!!!!!!!って声でた。最高すぎワロタ〜〜この曲だーいすき、好きすぎてボカロでカバーしたことがあります。サビでモードが変わってキャッチーなサビがくる系の完成系のひとつですな。2Bのテンポ落ちるとこ、本当によく揃うな。というか慣れてたけど、これ全部たった3人で鳴らしてる音なの凄すぎませんか???曲作る時音詰め込みすぎるの良くないかもと反省してきた。

13.世界はファンシー
えっ世界はファンシーもやってくれるの!?!?!?今回パトベジの曲が多めだね!!!!!!早口だね!!!!!!!!Aメロギター弾かずに歌ってる斎藤さんかっこいい2
15周年以降の曲で、確かにこの子は絶対に必要ですね。
なんか本当にオタクの夢みたいなセトリが続いています。

14.フルカラープログラム
オタクの夢みたいなセトリが続いています!!!!!!!!なんだこれ!!!!!!!!!後ろの照明七色になるの綺麗すぎワロタ
前半戦の締めとして、文句なしの曲です。

MC①
しっかり喋る斎藤さんの面白MCを久々に見れて、CITSツアーを思い出した。少年は中年になる。斎藤さんMCうめ〜

15.いつかの少年
意外な選曲!しかし「間違ってないはず」というこの日の公演で重要なフレーズが入ってる曲なので、今思うと納得。モチーフやフレーズが大切に何度も繰り返されることで、全体としてのメッセージ性や強度が増していくの、バンド人生を賭けた伏線回収といった感じで本当にすごい。今すごいものを目の当たりにしています。
サビの「また無駄になってる 無駄になってる」のメロがほんまに好きすぎるな。

16.101回目のプロローグ
この2曲の繋ぎ、ずっと用意されてたんかな〜〜とかなり嬉しくなりました。エピローグ→プロローグの繋ぎとか、間違ってないはず繋がりとか。
「本当のことを話すのは今日くらいしかありえないだろ」→はい(泣)
世界は七色になる、で照明が7色になったの粋すぎた。

MC②
鈴木貴雄の激アツMC。本当に凡人の自分には想像もできないような苦悩と葛藤があったと思うのですが、それを経て「このバンドがかっこいいのは自分のおかげ」と自信を持って話している姿に、「そうですよ!!!!!!!!!!!!!!」と思いました。TAKAO SUZUKIがライブで担っている部分は相当デカいと常々感じています。我々は薪として生きていきましょう。斎藤さん指ハートしてて笑った。
田淵さんMC、うむ、あなた方には才能がある。互いに敬意を表し合うMCでとても良かったです。

17.kaleido proud fiesta
第4パート開幕、このパートが本当にヤバすぎる。MCで小休憩を挟んだのもわかる。
音楽性も人間性も最初からバラバラだった、それでも20年続いたというMCのあとに「これが運命だったんだ」と歌い上げるの凄すぎる。20周年のお祝いの曲としてもってこいすぎソングですわね。

18.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
2Aがthrowcurveの連れてってになってませんか!?!?!?うろ覚えなのでちょっと自信ないんですが…そんなことあるんだってびっくりした。
Catch up, latencyはもうやったし、曲の繋ぎどうるんでしょうかと思ったらジョークにされてしまいました。

19.Phantom Joke
この曲ほんまどうなっとんねん。3人で出せる音の限界すぎる、怖い。マジでめちゃくちゃかっこよかった、スリーピースでこれやってるのって改めて信じられん凄すぎと思いました。

20.ドラムソロ〜セッション
150のMPを消費するソロがやってきました。ドラムだけで歌うようなフレージングが沢山あって凄すぎ、ビートの種類多すぎ、聴かせどころ多すぎ。魂すぎる。2人が見守ってるのよかったですね。セッションも毎回カッコよくてすごいぜ……

21.天国と地獄
この辺から記憶がないです。天国と地獄のライブイントロって本当に最高なんですよね。流れた瞬間頭おかしくなっちゃう。「天国と地獄をかぞえろ」ってめちゃくちゃ良いフレーズだな〜と改めて感じてました。当たり前に摂取してたけどえげつなくないか?という再確認が多いライブです。

22.君の瞳に恋してない
繋ぎ天才!!!!照明綺麗!!!!この曲の持つパワーを再認識。田淵さんがずっと笑顔で楽しそう。幸せ空間でした………

23.カオスが極まる
さっきまで幸せ空間でしたよね???一気に空気変えて揺さぶりかけてくるセトリ。ずっと繋ぎが良すぎる。というか、セトリがほんまにすごい…
カオスのSE流れるとマジで訳がわからなくなってしまいます。視界がグニャ〜っとしてくる。同期系で畳み掛けるように強い曲が来ているので、この流れはもしや…

24.シュガーソングとビターステップ
やはりきました。ありがとうシュガーソング。おめでとうビターステップ。全員が聴きたい最高のタイミングでやってくれました。ほんまこのセトリ………

MC③
もう有名な曲やったからおしまい、という照れ隠しをしながら田淵さんのMC。
渾身の曲を作っても、世界は変わらなかった。ついてきて欲しいなんて思ってなかったけど、絶望して前を向けなくなった時に振り返ると我々(薪)がいた。ファンとある程度の距離感をもって20年歩んできたUNISON SQUARE GARDENというバンドの、田淵智也という男の本当の気持ちが語られた。こちらこそ、20年間諦めないでくれてありがとう…………

25.春が来てぼくら
実質の本編が、はじまります。
先のMCを踏まえて、曲の聴こえ方がまた変わってしまった。あぁ〜これは、このバンドの、この人の人生の曲なんだと受け取ってしまいました。世界を変えてしまうかもしれないという予感と、そうならなかった現実が詰め込まれた怨念のような曲。

新しいページに絵の具を落とす
それぞれの理由を胸にぼくらは
間違ってないはずの未来へ向かう

そして、この曲の始まり方が過去のライブでやった斎藤さんの弾き語りから始まるアレンジでした。他の曲もそうですが、これまでの一番良かったライブアレンジのベスト盤って感じがして、ライブを何より大切にしてきたロックバンドの集大成が今日なんだと思い知らされました。

26.シャンデリア・ワルツ
そんなことを思っていた矢先、聴き覚えのあるフレーズが。イントロが流れた瞬間、マジで膝から崩れ落ちてしまいました。やってくれたな。9年前の武道館で演奏されたアレンジの、シャンデリア・ワルツ。当時現地で観て完全に心を持っていかれたアレンジが、この流れで、この瞬間に聴けたことと、自分のこれまでの9年間を重ねてしまい、めちゃくちゃ泣いてしまいました。曲聴いて泣くことってほとんどないんだけどな〜〜〜この曲が自分にとって特別なんだなと改めて実感しました。シャンデリア・ワルツって本当に良い曲すぎる。分からず屋には見えない魔法を、信じ続けてきて本当に良かった。自分の好きなものを信じて良いんだよ。

27.センチメンタルピリオド
そしてライブイントロで始まるこの曲。1stシングルが、20周年ライブの締めとしてこんなにも輝くって本当にすごいことです。生きて今日を迎えられたこと、武道館で記念日をお祝いできたことを、多分僕はこれからずーーーっと何回も思い返して嬉しくなるんだと思います。
ずっとバンドを続けることも、ずっとファンでいることも難しいと思うし、その両方が成り立つって本当に奇跡のような状態ですね。こうやって7月24日を心の底から祝福できたのは本当に本当に幸せだと思いました。

いつも通りの、しかし特別な、最高のライブでした。絶対に円盤買うぞ。

3日間楽しんでご満悦の様子です


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