編曲で脱初心者したい!!①

こんばんは。今回もアドベントカレンダー向けの記事です。さて早速今回のテーマですが、「ワンランク上の編曲を身につけて脱初心者しよう!」という感じです。

ある程度編曲やり慣れてる人にとっては当たり前の内容ばかりだとは思いますが、なかなか初心者のうちは思い至らないこともあるのはないでしょうか。というか自分は作曲初心者の頃は結構抜け落ちてた発想ばかりです。初心者のうちにやりがちな編曲として、個人的に「リズムを軽視しがち」と「複数のパートで足並みを揃えない」というのがある気がします。

なんか単調で面白味に欠けるな〜って思った時に初心者ほど「新しい楽器・パートを足す」って方向に行きがちなのではないでしょうか。ぼくの偏見ですかね?
ただ初心者は楽器についてもまだ知識が浅いのでパートを足そうにもレパートリーに乏しくすぐにネタ切れしてしまいがちですし、そもそもどういうパートを足せばいいのかわからないということも多そう。足したら足したでなんかごちゃっとしただけのような……

では「リズムを重視した」「足並みを揃えた」アレンジとはどういうものなのでしょうか。
これは「リズム隊が率先してリズムを変え」、「他のパートがそれに追随する」というものです。まあ難しく言っていますがぶっちゃけてしまえば「ブレイクを入れろ」「フィルインみたいなものを複数トラック使って作れ」って感じですね。

リズム隊、まあ要するにベースとドラムなんですが、いわゆるビートを刻み続けるのをどこかで止めて別のリズムを挟むんですね。それはもうはっきりと。スネア叩いたり、場合によってはクラッシュ叩いたり。ベースはスタッカートして、時にはスラップして。で、他のパートもそれに合わせるんですね。それだけです。よくある編曲でしょ?でもなぜか初心者のうちはこれを忘れがちなんですよね。
ドラムだけでダカダンやるフィルインはみんなやりますが、それを複数トラックでやるというのはこういうことです。

「リズムを重視したアレンジ」には他にもあります。
例えばピアノを入れるとき、ついつい「コードをジャーンと鳴らす」か「メロディックに歌わせる」、せいぜい「短いフレーズを繰り返してリフにする」ぐらいにしてしまうんですが、もっと効果音的に、パーカッシブに使う選択肢だってありますよね。リズム重視の単音アルペジオとかにしてもいいわけです。
こなれてくるとコードっぽい部分とメロディっぽい部分とリズムっぽい部分を頻繁に切り替えながら演奏されているピアノとかありますよ。そういうのを研究するといいかもしれません。

リズムとはちょっとはずれますが、オブリガートとして短いフレーズを挿入しても良いですよね。そのために新しいトラックを作ってもいいです。こういうのをめんどくさがらずやるのが結果的にクオリティに響いてくると思います。

どうですかね?別に特段珍しいことや難しいことは言ってないと思います。どれもよくあるありがちで単純なことですよね。でも編曲はこれらの積み重ねでできているとぼくは思っています。

具体的にどんな感じにやるかは次回に解説します。

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