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SIMを替えれば、日本とギリシャが見えてくる。

 ギリシャが、実質デフォルト状態なのだそうだ。
 ネットなどを見ていると、そのうち日本も、ギリシャのようになってもおかしくないという内容の記事を、よく見かける。
 アア、ソウカイ、ヨカッタネ。
 戦後ドイツでハイパーインフレが起きて、小さな子どもが、たくさんの札束を積み木のように積み上げて遊んでいる写真を、見たことがあるかい?
 近い将来、日本がギリシャのようになって、かりにハイパーインフレにでもなったとしよう。
 物価は急騰し、紙幣は紙屑同然になる。しかし、そうなると、今現在、日本が抱えている1000兆円とも言われる借金だって、あら不思議、紙屑同然になるんだぜ。
 まるで、打ち出の小槌のような話じゃないか。
 漏れ聞くところによると、先月の30日、ギリシャはIMFに15億ユーロ(約2100億円)を返済する事ができなかったのだとか。
 おいおい、ちょっと待ってくれよ。
 日本では、新国立競技場の総工費が、2520億円なんて言っているんだぞ。
 そんな金があるのなら、それをギリシャにそっくりそのままくれてやればどうなんだ。
 その上で、オリンピックの開会式は、何もない原っぱでやれば、世界中の賞賛を浴びるぞ。そういう粋な計らいを、国家単位でやってみろ。
 そして、あのおかしな髪型の審査委員長はなにをしているんだ。こんなごたごたを引き起こした、自身の責任を認めて、皆の前で謝罪をすることもできないのか。
 あまり、下らんことで、いらいらさせないでくれ。
 今、俺は、携帯電話をガラケーに替えたので、サブ機のネクサス6にデータ通信専用SIMを入れているところなんだ。
 手先が器用とは決して言えない俺にとって、この作業は、新国立競技場のキールアーチと同じぐらい、やっかいな仕事なんだよ。

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