不登校の相談

昨日、不登校の相談がありました。
夏休み明け、と同じくらい、
5月のこの時期に不登校の相談があります。

不登校について、私が思っていること
結論から言えば、「学校を絶対視せずに、学校も教育の手段の一つ」
そう思えれば、不登校についての悩みも少し楽になるのでは、
と私は考えています。

私のところに相談に来て、何か月か通って、
「学校が全てではない。」と理解できると、
学校に通うようになる子が多くいます。

けれど、現状は、保護者も学校も子ども自身も学校を絶対のものとして考えているように思えます。そこには学校以外の選択肢が限られている、ということにも原因があるのだと思います。
この記事は、あんまり共感されないだろう、と思います。

私の教室は「来るもの拒まず、去る者追わず。」で営業しています。
塾なのだから、それが「当り前」と多くの人が理解してくれると思います。
100人子どもがいて、100人に合った教え方、100人が心地よく過ごせる環境を整えることは、最初からあきらめています。
私の教室に合わない子は来なくなりますし、塾が合わなければ、他の塾を探す。塾に通わない。そういう選択は当然にあります。

多くの人が、塾は絶対視せず、相対化できているのです。
けれど、学校はなかなか相対化できません。

合わない塾があるように、合わない学校がある。

良いも悪いもなく、こう考える方が自然だと思います。
自然に逆らって、すべての子を一律に扱わなければならないところに、学校の無理(理屈に合わない)があり、学校で生じる多くの問題はこの無理から生じていると私は常々感じています。

学校が頑張って頑張って、100人に合わせようとすればするほど、ますます、そこにはまらない、はまれない、違和感を覚え通えない、場合によってはそのストレスのはけ口としてのイジメなどが生じる気がしています。

これは全くの私案ですが、
公立学校は必修科目として
「読み書きそろばん」だけを3時間
あとは、全部選択科目。
自分の興味のある授業を子どもに選ばせる。
他の学校の先生の授業に出てもかまわない。
もちろん選択科目を受けなくてもかまわない。
午後からは習い事でもOK
親と相談して決める。

100人を満足させるを目指さない方が、満足度が上がる。

現実は無理なので、
各学校の空き教室に学校内フリースクールを作る
干渉されない、いつでも逃げれる、いつでも休める
避難所、シェルター、を子どもに用意することから始めたら良いと
私は考えます。


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