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【注目】航空大学校の入試の流れと注意すべき13のポイント

今回は「航大入試の全体の流れと実体験をもとにした注意すべきポイント」についてご紹介します。

この記事を書いた人:スカイ
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令和6年度に実施された試験のスケジュールをもとに、全体の入試の流れを解説します。

大まかな流れを把握するためにご活用ください。

<こんな人におすすめ>
・航空大学校の受験を検討している方
・航大入試の流れを知りたい方
・試験の概要について理解を深めたい方

こういった方には価値提供できると思います。

ではさっそく、いきましょう。


5月中旬:募集要項公開

このとき、試験の内容や試験日がわかります。

受験する年度によって公開される
タイミングが若干異なります。
→ 4月中旬に募集要項が公開された年もあり

<入試の基礎情報>
航空大学校の募集定員は108名。

航大入試は大きく分けて3つの試験があります。
① 1次試験(学力試験)
② 2次試験(航空身体検査)
③ 3次試験(面接と操縦適性検査)

試験会場は各試験によって異なるため注意が必要です。
1次試験:6つの会場から選択可
(札幌 / 仙台 / 東京 / 大阪 / 福岡 / 宮崎)

2次試験:羽田空港

3次試験:航空大学校(本校の宮崎)

【ポイント1】
航大入試は1次試験から3次試験まであるため長期戦。

【ポイント2】
1次試験前日に宿泊予定の方は、募集要項が公開された際にホテルの予約を取っておくのがおすすめ。→ 早割で安く宿泊できるため

【ポイント3】
1次試験の受験者数は近年、1000人ほど。

7月末:1次試験実施

1次試験は学力試験が行われます。

科目は英語と総合の2つ

英語は読解問題や和訳、リスニングについて
行われます。

一方で総合はさまざまな知識を求められる科目です。

具体的には…

・操縦士として必要な判断・処理能力
(空間認識、資料の読取など)
・時事問題
・社会常識
・気象
・数学
・物理

といった総合力が試されます。

また1次試験は例年、日曜日に実施されます。

令和6年度の試験では以下の日程で行われました。

ーーーーーーーーーーーー
2024年7月30日
英語:10:00 ~ 11:30
総合:13:00 ~ 15:00
ーーーーーーーーーーーー

【ポイント4】
英語はリーディングとリスニングのみ。
英会話の試験はありません。

【ポイント5】
総合はPart1と Part2に分かれており、Part1が操縦士として必要な判断・処理能力をチェックする試験。Part2は時事問題、社会常識、気象、数学、物理の知識を問う試験。

【ポイント6】
Part1の操縦士として必要な判断・処理能力に関する問題は、毎年問題用紙が回収されてしまうため、過去問が存在しません。→ 対策しづらいのが特徴

【ポイント7】
1次試験の服装はスーツではなく私服でOK。半袖で短パンといったラフな格好で受験してる人が多い印象を受けました。→ 1次試験を5回受験して感じたこと

8月中旬:1次試験 合格者発表

いよいよ1次試験の合格者が発表されるときです。

令和6年度の1次試験の合格者は300人でした。

受験する年度によって1次試験の合格者数が
異なる場合もあります。
→ 合格枠が350人だった年もあり

【ポイント8】
1次試験に合格したひとは2次試験の身体検査Aを
受験できる資格が得られます。

9月下旬:2次試験 身体検査A実施

身体検査Aでは身体と心理適性検査が実施されます。

身体検査では視力、呼吸器系、聴力、血液などに関する検査が行われます。

一方で心理適性検査ではクレペリン検査、MMPI、ロールシャッハが行われます。

【ポイント9】
2次試験は航空身体検査になります。身体検査Aと身体検査Bと呼ばれる試験が実施されます。2回検査があるため注意が必要です。

【ポイント10】
2次試験は羽田空港で実施されるため、全員羽田に行く必要があります。遠方のひとは早めにホテルや航空券の予約が必要です。

10月下旬:身体検査A 再試験対象者発表

身体検査Aを終えてから約1ヶ月後のタイミングで
身体検査Aの再試験対象者が発表されます。

該当者は再検査をおこなう必要があります。

【ポイント11】
例年、血液検査に関する項目で
再検査対象になるひとが圧倒的No.1。

11月中旬:身体検査B 対象者発表

このとき身体検査Aを通過し
身体検査Bを受験できる対象者が発表されます。

令和6年度の試験では168名が身体検査Aを通過。

【ポイント12】
身体検査Aを通過すると身体検査Bに進める

12月上旬:2次試験 身体検査B実施

身体検査Bは脳波の検査が実施されます。
会場は羽田空港です。

12月下旬:2次試験 合格者発表

ここでようやく2次試験の合格者が発表されます。

身体検査Aの受験日からおよそ3ヶ月経過した
タイミングです。

令和6年度の試験では164名が2次試験に
合格されています。

1月下旬〜2月上旬:3次試験実施

最後は3次試験。
3次試験では面接と操縦適性検査が行われます。
会場は宮崎にある航空大学校です。

2月下旬:入学試験 合格者発表

いよいよ最終合格者が発表されます。最終合格者は108名。1次試験が実施日からおよそ7ヶ月が経過したタイミングでの発表です。

【ポイント13】
受験者数は近年、約1000人のため航空大学校の倍率はおよそ10倍。


ということで、航空大学校の入試は
このような流れとなります。

なんとなくイメージできたでしょうか。

少しでもお役に立てたら幸いです。

今回は「航大入試の全体の流れと実体験をもとにした注意すべきポイント」についてご紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます!



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