2021年障害リーディング順位（6月26日終了時点）

上半期の障害戦が全て終了し、リーディングの順位を書きたいと思います。

今年は冬の小倉開催が2か月続き、昨年のベスト3の森騎手・石神騎手・平沢騎手の3名がなかなか勝ちきれなかったり、春の福島開催が地震の影響で中止になり障害戦が本場に変更したりとイレギュラーな事がありました。
レースではメイショウダッサイがJG1を勝利、京都ハイジャンプではラストライドの三津谷騎手がマーニとのコンビで最初で最後の重賞制覇を果たしたりとドラマチックなレースもありましたね。
夏競馬はどんなレースになるのか楽しみです。
では東京ジャンプステークス終了時点での順位表はこちら。
①森一馬
②高田潤
③平沢健治
④白浜雄造
⑤西谷誠
⑥植野貴也
⑦中村将之
⑧石神深一
⑨上野翔
⑩小坂忠士

①位　森一馬（7勝.❷着9回.❸着2回）※重賞2勝
昨年のこの時期は5勝どまりだったが、昨年以上のペースで単独トップ。今年の初勝利に時間はかかったが、そこから徐々に勝ち星を重ねていきメイショウダッサイとのコンビで重賞連勝。3月にはご結婚、平地のレースで通算100勝を達成するなど絵に描いたような順調っぷり。
6月は勝ち鞍こそ無かったが、昨年も夏場から徐々に右肩上がりになっていったのでこの先も怪我なく頑張ってほしい。

②位　高田潤（6勝.❷着3回.❸着3回）
高田騎手は昨年の初勝利まで時間はかかったものの、順調に勝ち星を重ね既に昨年以上の勝ち星をマーク。得意の小倉開催で勝ち星を量産し、ヒロシゲセブンで牛若丸ジャンプsを勝利、ダイシンクローバーで未勝利・オープン（東京）を連勝。今週末からの小倉開催でも大暴れしてくれそうだ。

③位　平沢健治（6勝.❷着2回.❸着8回）
昨年3位の平沢騎手も森騎手同様に初勝利まで時間は要した。さらに4月に落馬負傷で戦線離脱してしまうが、マイネルレオーネとのコンビでオープンを連勝、6月は通算100勝を達成するなどの活躍っぷりをみせている。"神"の異名で知られる平沢騎手、夏場はどんな騎乗を見せてくれるのか。

④位　白浜雄造（5勝.❷着4回.❸着3回）
白浜騎手の初勝利はボナパルトで勝利した春麗ジャンプs。その後は春の阪神開催で2勝、5月で2勝と着実に勝ち星を重ね、既に昨年の勝利数を超えている。白浜騎手の騎乗馬は先行する馬が多いイメージなので、この先も注目。

⑤位　西谷誠（5勝.❷着3回.❸着2回）
今年、息子の西谷凜騎手がデビューを果たした父・誠騎手。高田騎手同様、冬の小倉開催で勝ち星を重ね既に昨年の勝利数を上回るペース。エイシンクリックのコンビで未勝利・オープンで連勝し、未勝利の常連のディードを勝利に導いた。4月から約3ヶ月勝ち鞍は無いものの、今週から始まる得意の小倉での活躍に注目。

⑥位　植野貴也（5勝.❷着2回.❸着5回）
植野騎手も冬の小倉開催で勝ち星を量産し、高田騎手と並ぶ3勝をマーク。4月にも2勝をあげ、ペース的には昨年と同じ。人気馬で勝ち星もあげてるが、人気ない馬で馬券圏内に来ることも。シゲルの勝負服だったり、内枠の馬に植野騎手の名前があると不気味な存在。この夏も波乱を呼んでくれそうだ。

⑦位　中村将之（4勝.❷着3回.❸着5回）※重賞1勝
先週の東京ジャンプSで約7年振りに重賞制覇を果たした中村騎手。今年最初の障害戦（中山新春ジャンプS）と上半期最後の障害戦もスマートアペックスとのコンビで勝利し、さらに冬の小倉開催では初障害馬を馬券圏内に導いた。昨年春は一時トップに立った中村騎手、夏も注目だ。

⑧位　石神深一（4勝.❷着3回.❸着1回）
昨年2位の石神騎手の初勝利はマイティウェイで勝った3月後半の未勝利戦。落馬の影響もあり、なかなか勝ちきれないレースが続いたが、手術復帰後の先月はいきなり土日2鞍勝利。昨年夏は落馬負傷で戦線離脱してしまったが、今年はその分暴れてくれるに違いない。

⑨位　上野翔（4勝.❷着2回.❸着4回）
現時点で昨年の勝利数に到達してる上野翔騎手は、西谷、高田、植野騎手同様に冬の小倉で大活躍。なんといっても最低人気のアキリザーブを勝利に導いたのは記憶に新しい。この勝利を含め冬の小倉開催で3勝をあげた。人気薄の馬で来るイメージが強く、春の障害戦でもたびたび波乱を演出した。現在は負傷で休業中だが、復帰後の活躍が楽しみだ。

10位　小坂忠士（3勝.❷着4回.❸着4回）
上半期はメイショウウチデとのコンビで活躍した小坂騎手。東京ジャンプSでも③着と好走した。さらに先月はチェーロを未勝利勝ちに導き、2頭ともこの先楽しみな馬ばかりだ。勝利数も昨年を上回り3勝をあげ、久々のベスト10入りを果たした。

以上です。この夏のリーディング争いも熱くなりそうですが、まずは怪我なく無事にレースを終えるのが一番です‼︎