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阪神スプリングジャンプ全頭見解


今週土曜日は阪神スプリングジャンプ。
1ヶ月後の中山グランドジャンプに向けて今年は登録馬10頭。ただメンバーを見るとまさに『少数精鋭』と言える。
昨年はオジュウチョウサンがレコード勝ち。シングンマイケル・トラストら相手にぶっちぎりで圧勝した。果たして今年は⁉︎

今年の登録馬10頭は以下のメンバー。 
キャプテンペリー
グランソード
サトノエメラルド
シンキングダンサー
スマートアペックス
ビッグスモーキー
ブライトクォーツ
プレシャスタイム
マイネルオフィール
メイショウダッサイ
この10頭を見解していきます。


キャプテンペリー
昨年夏に障害入り。2走前に未勝利勝ちを収め、昇級戦の前走も勝利し2連勝。ただ今回は距離延長、初の固定障害、加えてJG1と重賞で戦ってるメンバー相手にどこまでやれるかがポイントとなりそう。ここである程度やれたら次走以降楽しみになるが。
五十嵐騎手は阪神の障害重賞はまだ未勝利。


グランソード
一昨年11月に未勝利勝ち。その後長期休養を経て昨年秋に復帰。2走前の中京戦で勝ったスマートアペックスから0.6秒差④着と好走。前走は走り慣れてない小回りコースで行きっぷりも良くなく12着。広いコースで実績を残しており、敗因がハッキリしてる前走よりかは多少やれるのでは。
難波騎手は2015年にサンレイデュークで当レースを勝利。


サトノエメラルド
半兄はJG1を2勝したマルカラスカル。重賞実績は過去2回③④着でどちらも阪神ジャンプS。ただ昨年の阪神ジャンプSは中京開催。慣れない置き障害コースでの経験値の差が出てしまった。やはり本場でこその馬だし、休み明けでも巻き返せるチャンスはある。
高田騎手は阪神ジャンプSは勝っているが、当レースはまだ未勝利。出走となれば2011年から11年連続騎乗。


シンキングダンサー
オジュウチョウサンに次ぐ関東の古豪。重賞タイトルは一つだけだが、長く一線級のメンバー相手に好走し続けてる。当レースは2018年から続けて出走し、過去3年は⑤③④着。前走の中山大障害は外傷明け、去勢手術明けながらも直線は見せ場を作ってた。
1年3ヶ月ぶりに石神騎手とのコンビ。石神騎手は2017、2019、2020年にオジュウチョウサンとのコンビで当レース3勝をマーク。


スマートアペックス
昨年夏に障害入りし、オープン2連勝中の4歳馬。昇級後は④着が1回だけで他のレースは全て連対。明け4歳でこの実績を残すのだからかなり奥がありそう。前走は初の中山も難なくクリアし、7馬身差の圧勝。本物といってもいいし、斤量59キロもかなり魅力。距離さえクリアすれば楽しみは広がる。
中村騎手は2013年にシゲルジュウヤクで当レースを勝利。


ビッグスモーキー
植野騎手と初コンビを組んだ清秋ジャンプSを勝利し、オープン勝ち。阪神で行われた京都ジャンプSはオジュウチョウサンとハナ差④着で、タガノエスプレッソとブライトクォーツともほとんど差は無かった。前走の中山大障害は勝負所までは上位に食らいついてたし、内容は悪くなかった。立ち回り次第では上位の可能性も。
植野騎手は阪神スプリングジャンプは未勝利。


ブライトクォーツ
2019年中山大障害②着馬。昨年のJG1でも③④着と好走。昨年の京都ジャンプSも②着でオジュウチョウサンに先着。重賞タイトルこそ無いものの、能力は重賞級だろう。昨年の当レースは逃げの手に出て⑥着。本番は次でもここでは上位争い。
西谷誠騎手は阪神スプリングジャンプは過去に2勝(2008年エイシンニーザン、2016年サナシオン)


プレシャスタイム
出走となれば、2018年中山大障害以来となる重賞挑戦。長期休養から復帰後は、8戦して②着1回③着2回。前走は荒れた馬場が合わなかったか。距離が伸びるのは良さそうだが、流石にこのメンバーでは見劣るか。
鞍上は7戦ぶりに北沢騎手とコンビ。北沢騎手は2010年にトーワベガで当レースを勝利。


マイネルオフィール
一昨年の夏に障害入りし、2走前に1年の休養から復帰。復帰後は⑥④着と崩れてない。ただ今回は初の重賞。メンバーも頭数は少ないものの強者ぞろい。さすがに荷が重いか。
白浜騎手は2005年にナムラリュージュで、2006年にテイエムドラゴンで当レース勝利し、2勝をマーク。


メイショウダッサイ
昨年3度目の正直で中山大障害を制して最優秀障害馬に。未勝利を勝って以降、重賞、JG1を含めオープンでは全て③着以内。阪神コースは昇級戦で重賞に出走した2018年阪神ジャンプS以来だが、違う形態のコースでも結果を残しているし、道悪も不良馬場だった昨年の中山グランドジャンプで②着、重馬場の東京ハイジャンプを勝利しており週末の天気も大丈夫。唯一の不安は瞬発力勝負になった時。勝負所の反応が遅いのが弱点で、ヨーイドンの形だと不安。ただこれといった死角は見当たらないし、本番に向けて負けられない。
レース当日に誕生日を迎える森一馬騎手は阪神の障害重賞は未勝利。


以上です。皆様の参考になれたらなと思います。


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